スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム
ご来訪頂きありがとうございます。
今回もネタバレしないよう、でも感想はちゃんと書き残しておきたいです。
シリーズ3部作、全て映画館で鑑賞しました。
1作目なんかは予告からとても楽しみで…。
ポルカドットスティングレイさんの「ヒミツ」をバックに流しながらの予告はとてもワクワクするものでした。
映画のイメージと結構マッチしていた主題歌だったので、2作目3作目もポルカドットスティングレイさんの曲で観てみたかったです。
主題歌も印象に残るほど、1作目の印象が焼き付いていたんです。
ただ、2作目は1作目の話を引き継がなきゃいけないし、3作目は1作2作目の話から外れられないから大変ですよね。
話の流れをしっかり引き継いだ点では、とても満足感のある完結編でした。
3作目を単体として観ると、1作目のようなスリルからは物足りなく感じてしまったし、2作目のようなクレイジーさはやや薄くなっている気がしました。
それは、犯罪の狂気性にスポットが当たった過去作と違い、今作は人間性を大事にしているからある意味では妥当な流れかもしれません。
むしろ、人間性をしっかり描いているからか、先の展開が読みやすくなってました。
登場人物のその性格なら、次はどういう行動に出るのか。
明示してくれていたような気がします。
先が読みやすくなっていたのは、こんな理由もあるんじゃないかと考えています。
それは韓国語を多用していた事。
韓国も舞台になっていたので必然と言えば必然。
でも、韓国である必要性は描かれてなかったか、もし見落としていたらすみません。
人間性はあんなに明示されていたのに、韓国が舞台である事は読み取る力が必要だったのかも。
登場人物が韓国語で話して、それを字幕で表示。
きっとこだわりの演出だったのでしょうが、個人的にはそこでスピード感が薄れたり、言葉に乗っかる感情がワンテンポ遅れたりして、没入しづらくなっていたのかなと。
登場人物は韓国語を話せるから問題ないのですが、一度もスマホ翻訳が出てこなかったのはビックリです。
スマホの話なのに。
もしくは莫大な資金力のある闇組織に関して言うなら、ヘッドセット翻訳機みたいなのを使って、同時通訳にしても良かったのかなと。
映画なので、ちょっと先の技術を取り入れて、翻訳した言葉も自分の声で感情を乗せて発せられるとかがあっても良かったのかなと。
ハッキングと言うかなり高度な技術を扱っているのに、日本人は習得した韓国語で喋り、一部の韓国人はカタコトの日本語で喋る、そこは結構アナログです。
韓国を舞台にしたからそうなってしまうのであって、例えば某相棒のようにサルウィン国みたいな架空国でも良かったのでは。
それなら話し言葉は日本語であっても、映画だからこそ違和感なく受け入れられます。
闇組織とかテロとか出てくるなら尚更架空の国で良かったのでは。
きっと何かしらの意図があったんだと思います。
最終章として話をまとめるのはとても大変です。
広げた風呂敷を畳むには様々な所に意識を向けないといけません。
みんなのヒーロー、ブンブンジャーがあんな形で出ていたのも、最終章っぽいイベントだったのかもしれません。
ではまた。
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