室井慎次 敗れざる者
ご来訪頂きありがとうございます。
旧Twitterの方で140文字感想を投稿しているので、こちらでは伸び伸びとネタバレしないように書いていきたいです。
noteだからこその表現で書くと、良い意味で渋いストーリーでした。
多分2024年時点だと、“渋い”=“つまらない”で捉えられますかね?
そうじゃないんです。
表面をさらっただけでは味わえない、奥底に味わいがあるストーリーなんです。
“大人が楽しめる”の表現とも違うんですよね。
大人の方がより理解しやすいとは思いますが、踊るシリーズ特有のエンタメ感は健在です。
ただ、青島さんが“動”なら、室井さんは“静”でしょう。
派手さはありませんが、しっかりと魅せてくれます。
今作ではまだ“静”のストーリーでしたが、次作に向けて登場人物の設定はとても気になりました。
キャラクターの作り込みがしっかりされているんですよね。
正直、過去の踊るシリーズと無理にリンクさせようとしてないか?と思う部分もあったのですが、キャラクターに関してはただ過去と結び付けているだけでなく、深みが増していました。
新たな登場人物も一人一人が気になる展開で、飽きずに最後まで楽しめました。
本当、室井さんなんかは言葉も少ないのに、空白の期間までしっかりと重みを感じられて感慨深かったです。
ただ単に踊るシリーズを引っ張り出してきたのではなく、本当にその登場人物の成熟を感じられる素敵な時間でした。
ストーリー的には次作に大きな動きが待っていそうなので、また観に行きたいです。
ジョーカーも観てきたので、また後で。
ではまた。
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