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「迅速さ=詰めの甘さ」となったデモ(パレード)

長々と語るのも面倒臭い、という気分になったので手短に書こうと思う。

2023年6月18日、渋谷で行われた ガルパレ(ガールズパレード) というパレードに参加してきた。

パレード開催までに至る流れは

  • ①,2023年6月上旬、埼玉県の県営プールで開催予定だった、グラビアアイドル等の集まる水着撮影会が急遽、県からの要請で中止となった。

  • ②,この中止に対し、「表現の自由の侵害だ」と表現規制反対派(を自称する人達)が騒ぎ始め。

  • ③,その流れの中で、あおちゃんぺという良く解らないグラビアアイドルか何かっぽい人が、中止に反対するデモの開催を発表し、「①」の出来事から約10日後の2023年6月18日にデモが開催された

という流れ。

迅速にデモの開催のために動いた事は一定の評価が出来る所ではあるが、今回のデモは、「迅速さ=詰めの甘さ」という結果になったと言わざるを得ないデモだったと参加してみて思った。

先ず、このデモ開催の発表の際に、デモの名称が「ガールズパレード」、略称が「ガルパレ」とされた
目的は、「水着撮影会を中止されて仕事を奪われた事に抗議する女性のパレード」

参加した感想だが、「デモの目的」と「デモの名称」に寄る、デモの詳細詰めを行わず、開催する事が目的になってしまった結果、本来の目的から大きく外れたデモ(パレード)になっていたという印象を受けた。

詳細な事は、下記のnote主で書いている人が居るので、そちらをご覧頂きたいが。

20230618 あおちゃんぺさん主催渋谷パレード #ガルパレ

当日、集合場所に開催直前の時点で女性が10人前後居るか居ないかに対して、グラビアアイドルを無料で写真撮影できると思ったのだろう、カメラを持った男性が200~300人ぐらいという人数比だった。

これでは「水着撮影会を中止されて仕事を奪われた事に抗議する女性のデモ(パレード)」ではなく「水着写真を自由に撮る権利が欲しいカメコのデモ(パレード)」だ
実際Twitter等では、今回の結果を見て、そう述べている意見が少なからず有る。
何故「ガルパレ」という略称だったか、正式名称が「ガールズパレード」である事を主催者自身開催当日に覚えていたのだろうか、と甚だ疑問にも思える。

女性が主役となるパレードのはずが、この時点で男性が主役のパレードとなっていた。

まあ、詳細を詰めずに行えばそうなっても仕方ない所は有る。
呼びかけ人がグラビアアイドルか何かで、同業者の女性に参加して欲しいと広めていたのも悪手だった。
そりゃあ、グラビアアイドルが集まると事前に知っていて、しかも撮影会ではなくデモ(パレード)と聞いたら、「グラビアアイドルを無料で写真撮影できる」と思う、所謂カメコが集まるのも自然な流れだろう。

二度目を開催するなら、迅速さよりも、しっかりとした開催のためのルール決めをしてから開催した方が良い、参加者としてそう感じたデモ(パレード)だった。

これは、ある筋からの情報だが、コスプレイベント等で女性をナンパ(&オフパコ)しているナンパ師が、今回のデモ(パレード)に混ざって参加していたという話だ。

私なら、二回目を開催するなら

  • 開催場所を都内ではなく埼玉県にする

  • デモ(パレード)参加者の写真撮影、動画撮影に対してある程度制限を設ける(写真撮影・動画撮影はアフターパーティでのみ可とする等)

  • デモ(パレード)の先頭に、どういう目的でデモ(パレード)を行っているのかを宣伝するための街宣車を用意する

  • デモ(パレード)参加者はコスプレ(それも手抜きな物ではなく、ガチなコスプレ)をしてのデモ(パレード)参加を必須とする

ぐらいは考える。

「表現の自由というのは確かに大事な物ではあるが、それが守られるのは表現の自由を主張する側に自制心やモラルが明確に働いていると判断される時だけで良い」と私は思う。

今回のデモ(パレード)に参加していた男性陣(主にカメコ)に関して言えば、自制心やモラルが明確に働いていると判断されるかと言うと、一部に正直怪しいと思えるカメコ達が居たというのが私の感想だ。

今回のデモ(パレード)の動画等を見て、元々オタク側に好意的な人等は、埼玉県の水着撮影の中止に関して反対の意見に賛成するだろうが。
中立的な人の中には、「埼玉県の水着撮影中止の判断は正解だった」と思う人も、少なからず出て来るだろうと思う。

私もオタクに好意的ではあるが、オタクに好意的である私ですら、今回のデモ(パレード)を踏まえて言うならば、こういう人達が参加する様な撮影会なのであれば「埼玉県の水着撮影会中止の判断は正解だった」と思わざるを得なくなった

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