人生で言うとは思ってなかったセリフ
名古屋によくいく私。
はじめはそれまでいたタテと横しかなかった京都市営地下鉄と違って、何倍も複雑な名古屋市営地下鉄に翻弄されいた。
今はそんなことは全くない。
ありがとうスマホ。ありがとうYahoo!乗換…。
とまあそんなわけで、名古屋駅をメイエキと略すことに違和感を覚えなくなって早数年の先日のこと。
突然知らないマダムから声をかけられた。
「時計塔ってどこですか?」
名古屋に時計塔!?
しかしその程度の表記ゆれでは動じない。
はは〜ん、アレのことね!と得意げになった私はその調子のまま口を開いた。
「お探しの時計は、金の時計ですか?銀の時計ですか?」
ここに泉の精、爆誕
人々の雑踏うるさい名駅コンクリートジャングルが一瞬で、森の奥にある泉のほとりになってしまったのだ。
マダムは普通の時計を落とした旅人ということになる。
正直者のあなたには両方の時計をあげましょうってか!
私の心の中のはしゃぎっぷりを知らないマダムは「あ、金の方です」と答えてきたので「じゃあ、そこで曲がれば良いですよー」と平然を装って返したわけである。
めでたしめでたし。
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