『潜水服は蝶の夢を見る』 2020.7.23
映画館で観て以来、2度目かな観たの。
こういう題材を日本映画が取り上げるとただただ「死」に話が集約していってそのままラストで泣き疲れてぐったりという。笑
昔は、救いようがない悲惨なドラマにヒーヒーくらい付いていって心身ぼろぼろになるのが「良い映画体験」と思いこんでいたけれど、(『息もできない』、『そこのみにて光輝く』←こういう作品)個人的にはそんなに好きじゃないんだと思います。もちろん作品として一度は観たいけれど。
この作品は主人公目線のカメラワークも良かったし、ドラマに関係なく差し挟まれる映像も素敵だった。
彼の人生のシーンが詩になって流れていく様な。「切なさ」って口にした途端色褪せてしまう様な。儚さが美しかったです。
この映画観た時も(次の瞬間に何が起こるかなんて誰も分からないんだから、自分の時間を大切にしていかなきゃ。)って心に誓ったのになあ。人間てすぐに忘れてしまってダメですね。
でもこの映画観た時よりは居心地が良い場所にいられていると思う。ありがたいことです。
映画時間🌔