癒されるカフェとは
初めて訪れる場所って、ちょっとドキドキソワソワする。そしてちょっとだけ怖い。どんなところだろうとわくわくもするけれど、やっぱり不安が大きい。
新しいことを始めるときに不安になるのと同じかな。
私は先日のカフェゼミでの飯田さんのカフェ研究のお話に興味を持ち、西国分寺駅にある『クルミドコーヒー』に行ってきた。
外観を見てまず思ったことはジブリっぽくて、隠れ家のようだった。お店の入り口に木々が生えている。
店内には自然の光が入ってきて、一階から三階まで天井が筒抜けで、解放感がある。観葉植物が置いてあったり、外の景色からも緑が視界に入ってきて、落ち着く雰囲気だ。机や階段、棚などが木製だからそういった空間を作り出しているんだろう。くるみ割り人形もいくつか置いてあって可愛い。本が並んでいたり、壁にもいろんな飾りがあってすごくワクワクした。
天井が低く暗めな席が地下と三階にあって、秘密基地っぽいくて良いなと思った。
私が座った席は二階の二人席だ。机が低く、椅子も小さくて可愛い席だった。こんな小さくて座り心地悪いんじゃない?と思ったが、机と椅子のちょっと窮屈な感じが私だけの空間という感じがしてとても良かった。
机の上にはクルミが置いてあったり、お砂糖がミニバケツの中に入っていたり、メニューが手書きだったり、、、お店のあたたかさをすごく感じた。
クルミドコーヒーと季節限定のいちごのクルミドケーキを頼んだ。待っている間、『おひとつどうぞ』と書かれてあるクルミをとって、木製のくるみ割り機を使って割って食べた。割ったとき、静かな店内でパキッと大きめな音がしてびっくりした。そして意外と割れにくい。中からクルミを取り出すのもちょっと苦戦した。でもクルミを割って食べる経験は初めてで楽しかった。
コーヒーとケーキがきた。クルミドケーキがお花の模様になっていてすごく可愛い。机の上が可愛いだらけになった。思わず写真をとった。さらに店員さんが伝票の代わりにキツネの置物を置いた。伝票だとお店感があるが、キツネの置物なので誰かのお家に招いてもらっている感じがした。
ケーキを食べるとふわっと優しい味で気持ちも癒された。コーヒーとケーキの相性も抜群だった。
帰るときには穏やかな気持ちになっていた。その日はバイトがあったので、私も誰かに癒しを提供できるように頑張ろう!といつも以上に思い、バイト先へ向かった。
ただ店員さんと少ししか話せなかったので、次に行くときは自分から話しかけて、クルミドコーヒーについていろいろ聞いてみたい。