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気象一般過去問問5より 「放射と気温」とは 12/31➁
第58回気象予報士一般試験問5
放射における雲や水蒸気などの効果について述べた次の文(a)〜(c)の正誤の組み合わせとして正しいものを、下記の①〜⑤の中から1つ選べ。
(a)地球大気の上端に入射した太陽放射エネルギーは、雲、エーロゾル、大気による散乱と反射、及び地表面での反射により、 約3割が宇宙空間に戻る。
(b)気温の高度分布が同じであれば、大気中に水蒸気が多く存在するほど、大気から地表面に到達する長波放射は少ない。
(c)全天を覆う雲がある場合、それが上層雲でも、下層雲でも地表の放射冷却は同程度に抑えられる。
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日射と赤外放射とは
![](https://assets.st-note.com/img/1672437736421-eN1xxfAIFE.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1672438196703-fveCi1xOEx.png)
試験ではこのくらいのおおざっぱな数字しか出ません。
そしてアルベドという言葉はよく出ますし覚える必要があります。
アルベドとは放射を受けたときの反射率
地球は太陽から100の放射を受け30はね返してます。
地球のアルベドは0.3と言います。
(a)はそのまま
正
(b)
水蒸気は熱を一番多くため込みますから、水蒸気を多く含む大気ほど長波放射が多いはずです。
誤
(c)
放射冷却というのは雲がない晴れた夜、地上の暖かい空気が空へ逃げて地上が冷える現象です。
低い雲が多いほど地上がカバーされて保温されますから
誤
解答は
➁