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ケース面接Boot Camp DAY6 ガソリンスタンドの売上向上施策
ガソリンスタンド1店舗の売上/日を推定せよ
ミクロ系と呼ばれる、ある店舗における1日あたりの売上を推定するケースです。収益ドライバーを構造化することは比較的容易ですが、誰が利用するのかという視点を持って適切なドライバーを検討する必要があります。
売上推定をする以上、その売上を向上させていくことがケースでも、実際のプロジェクトでも求められますので、推定結果から何が言えるのか(So What)、どこに課題が存在しそうか、を意識しながら計算していくとスムーズです。
前提条件を確認する
ガソリンスタンドの売上は何で構成されているのかを考えることが重要です。ガソリンスタンド=自動車のガソリンと解釈して因数分解していくとモレが発生しますので、いったん俯瞰すると良いでしょう。
例えば、ガソリン代金に加えて、洗車やタイヤ点検/交換サービス、灯油販売もあるでしょうし、併設しているカフェや自動販売機の収益もあるでしょう。
そのため、「売上を構成する要素は色々あると思いますが、メインのガソリン代金を推定のスコープとします」と断りを入れることが重要です。
フェルミ推定はあくまで「推定」なので、全ての要素を計算することは逆にナンセンスといえます。8割くらいのざっくりとした数字感を迅速に把握したいことが目的なので、スコープはむしろ区切るべきです。
また、ここは面接官次第ですが、収容できるキャパシティ(台数)やセルフなのかフルサービスなのか、営業時間はどれくらいか、といった前提もコミュニケーションを通して確認することが必要なケースもあります。
ざっくりと自分で前提を置いて良い場合も多いですが、一旦確認することが良いでしょう。
売上を構造化する
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推定スコープをガソリン代に絞ると、極めてシンプルな収益ドライバーだとわかります。
単価に関しては、細かすぎるかと思いますが、一旦分岐させています。
ポイントは回転数/hの4マスです。
時間当たりの回転数は営業時間を通して一定であることは通常なく、立地にもよりますが混雑時間帯と閑散時間帯が存在することが想定できます。
また、休日と平日では交通量も異なる可能性が高いためこちらも分けて考えることが必要です。
ここの場合分けの作業がこのフェルミ推定のノックアウト要件であり、回転数を一定としてしまうと評価が非常に下がると思います。
では数字を入れていきます。
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