「チューイングガム」山田詠美 引用 24601 2020年11月5日 15:34 愛情って、体の知識を貯えて行くことなんだ。五感の記憶を増やして行くことなんだ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 20, 2011 私の話は、止まりそうもなくて、しかも、話せば話す程、話し足りなくなるような気がして、自分をどうにも出来なくなってしまった。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 20, 2011 ココ、おまえってのは、そういう女だよ。どうせ、自分のものに出来ないっていうあきらめと、もしかしたら、おれのこと愛してくれるんじゃないかっていう期待をいつも男に与えて、落ち着かせてくれない女なんだよ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 美人じゃないけど、性格は悪くなかった。すごく従順で、便利だった。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 不必要に性的魅力を誇示することもなく、親愛の情をしめすような調子で、結ばれることの快楽と言ったら、ぼくは、生まれて初めて、目的ではなく、経過であるべきだという性の掟を知ったような気持ちだったね。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 傷ついた分だけ、傷ついてきた。傷つけまいと努力する。そのことが、自分を傷つける。傷つきたくないと思う。すると、傷つけた相手を思い、またもや、自分が傷ついてしまう。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 真剣何自分を信じたくなくて、あれこれ悩むと、おれみたいに失敗するぞ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 馬鹿だな。男と女は別なんだ。女は、勉強して行く賢い生き物だけど、男は勘を磨いて行く生き物なんだよ。選択を正しくやってのけるか、そうでないかの問題だ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 https://twitter.com/feelthewind52/status/84045520779227136愛情を深めて行くっことは、心の中の寂しさを増やして行くということと同じことだ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 23, 2011 かけがえのないという言葉は、きっと、こういう時に使うのだと納得して、微笑むことすら出来る。そして、寂しい。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 24, 2011 ぼくは、きみといると、安心して、さまざまなことを味わえる気がする。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 24, 2011 愛されているだけで幸せだった幼い頃のように、私は季節を迎え入れることができる。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 私は、甘えるように、あなたの胸の中に柔らかく倒れ込んで、守られることのせつなさと、守ってあげたいと思うことの力強さを同時に味わっていた。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 私は、それまでは、愛の深さは孤独のそれに比例するような、そんな愛し方しか知らなかったのだもの。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 純粋ってのは、馬鹿げたことに感情を使わないってことだよ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 感情の中で一番、尊いものは喜びだ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 ぼくは思うのだが、ぼくたちは、いつも知り尽くすという危険性を抱えていたのだ。 山田詠美 「チューインガム」— 24601 (@feelthewind52) June 27, 2011 ダウンロード copy #小説 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート