【暇な大学生の学び】3 文章の書き方

上手な文章が書けるようになりたい。そう思ったのは、二人の物書きとの出会いがあったからだ。星野源さんと岸田奈美さん。彼・彼女の文章は読んでいて楽しい。柔らかい書きぶりで語られる物語の光景がVRばりに眼前に広がる。

例えば、星野源さん「いのちの車窓から」で描かれている、ハマ・オカモトとのエピソードの中の一節。「ちぎれるバターブレッド」についての談議。

「『恐らく、その商品名の元には、別のヒット商品[さけるチーズ]と[ちぎりパン]の存在があると思う』
そう話すと、彼は初雪の存在に気づいた瞬間のように、そっと顔を上げた。」

はいここ。「初雪の存在に気づいた瞬間のように」。この一文で振る舞いを目に見えさせる、言葉の面白さ。もう映像見えるもん。上から俯瞰して撮ってる、メルティーキッスのcmみたいな構図。そこに映るのがガッキーかハマオカモトかだけの違い。
そんな、映像を見せる文章が書けるようになりたい。

岸田奈美さんのエッセイも非常に面白い。腹を抱えて笑えるし、そしてジーンとさせる。文章で人を楽しませるってこういうことかと19歳になって気づかせてくれた女神。

そんな岸田さんのとあるnoteを今日読んでいた。
その中では、岸田さんが文章の書き方についてコピーライターの方と話していた。

とにかく面白いし勉強になる。松居一代の家事テクニックくらい為になった。

そこでの学びは

①一文あたりの文字数を60〜80文字にするとシュッとする
②映像が頭に浮かぶよう描写する
③存在しない想像より存在する事実の方が面白い


②は前述した源さんのテクニックこそそうだし、奈美さんの文章も文章の解像度がめちゃ高い。「赤べこ」しかり、最新の引越ししかり。

③についても、源さんは常々、生活を楽しむことを大切にしているように感じる。
その辺については、「そして生活はつづく」を読んでいただくとより分かりやすいし、星野源さんの人としての魅力が100倍伝わってくるんです!

今日の学びを生かして、明日は日々の生活にもっと視線を向けて何気ないことも掬い上げていこうかな。

星野源様、岸田奈美様

いつも楽しませていただきありがとうございます。
お身体ご自愛ください。






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