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最期の春

義母が亡くなった。
義母が頑張って選んだ誰もが忘れない日、3月11日。
震災の日。
大丈夫、忘れないよ義母さん。

クリスマスの夜に訳あって我が家に来たときは、
歩行はおぼつかなかったがそれ以外は普通だったのになぁ~って、
しみじみ思う。
92歳だった義母だからしようがないとも思う。

お互い遠慮なく言いたいこと言って、
あっけらかんと過ごせたことはよかったって思う。

もう少し生きてくれると思ってた。
けれどやっぱりしようがないと思う。
私は思い残すこともない。
今回、しばらく交流のなかったダンナの実家と繋がった。

もうじき彼岸がやってくる。
義母のことが一段落して私は彼岸の準備に忙しい。
墓の草取りやじゃが芋の植え付け準備。

私は最近年金受給申請をした。
私たちの老後をちゃんと考えねばならぬ時期がきたと、
切に感じる。
終活の始まりである。

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