シシトウ
冷蔵庫の野菜室を占領してたシシトウを取り出す。
なんとかせねばと、洗いなおして、
ざるにあげたシシトウをにらみ、考える。
今年は早くから暑かったから、
とんでもなく辛いシシトウがある。
全部辛いわけではないのだが、
数少ないシシトウの激辛に、見事当たってしまうのだ。
これがなければ、美味しく料理出来るのだけど、
辛いのが苦手な私は、怖くて食べられない。
シシトウはストレスで辛くなると聞く。
野菜にストレスがあるのか??って疑問に思うけど、
あるかもしれないと思う。
もしかしたら、虫に食べられたら、苦み成分出してたりして。
我が家のシシトウはたぶん、
私が想像するに、砂地の畑の暑さと水不足だと思う。
なぜかって、お盆過ぎて暑さが落ち着き、
雨が多くなると、全く辛くなくなるのだ。
辛い辛いシシトウに腹を立てず、
引っこ抜くことなく、我慢して世話してれば、
また美味しいシシトウにありつけるのである。
まだまだ夏序の口のシシトウ。
まだまた盛りでないシシトウなので、
これからもジャンジャン収穫出来るはずなのである。
今から保存食用に加工してよいものかと、
今から手間かけて、
メンドクサイことする必要あるか??と考え込む。
ざるの中、いっぱいのシシトウ睨みつけて、かんがえる。
・・・・・・・
止めた!
一番手っ取り早く、片づける方法にする。
明日、ちょっとした集まりがある。
知らない人ばっかだけど、
欲しい人に差し上げることにした。
場違いなとこではあるが、気にせず、
「ど~ぞ、ど~ぞ」って言ってみよう。
おばさんだもの、大丈夫・・・。
裏がなければ、物を貰うのは嬉しいもの。
ってことにして、そうしよう~。
そうすることにした。