冬支度

我が家ではこれをしないと冬が来ないってことがある。
それはソテツのこも囲い。

我が家のソテツは、跡取り娘の私が生まれてからずっと我が家の庭にある。
庭作りの道楽のあった父親のため、そのソテツは三回、庭での居場所を移動した。
今、そのソテツは玄関脇に存在感大きく鎮座している。
大きく育ち、二階の屋根より高くなってしまった。
こも囲いは足場も悪く、脚立もてっぺんまで上がらないと出来ない大仕事だ。
私は家のことはなんでも自分でやってさまうタイプだが、これだけはダンナに頼む。
ダンナが唯一私に必要とされる仕事だ。

我が家のソテツ、今年還暦の私が幼かった頃の私の背丈よりずっと高かったから、樹齢は百年近いと思う。
今ソテツはこちら辺でも見かけるが、百年前は珍しかったと思う。
だから、多少環境に慣れてきたとはいえ、品種改良されていない南国の我が家のソテツは弱い。
以前囲い方が悪かったか？寒すぎたか？枯れてしまったことがある。
屋根の下にあるものだから、大雪になると屋根からの雪ずりの直撃をうけたりもするし。

とにかく、我が家の大きなソテツをこも囲いをしないと、我が家は安心して冬を迎えられないのだ。
百歳くらいのソテツ、頑張ってるのだから頑張って守ってあげないと。
ポコポコ、子ソテツも育ってる。　

来週にはぐっと寒くなるらしい。
さて、仕事だ。