夏のミシン 2
また雨である。
よく降るなぁ、降り過ぎだろ?って感じ。
同じ県の西部の市には警報が出たらしい。
空を見上げて願う。
そろそろいいよ、止めておくれ。
植物達ももう十分だよ。
私は待ちに待った雨の日だからミシンを踏む。
暑い夏に向けて買い込んだ涼感の布地達。
安かったからって買いすぎだろ、どうするのさ?
自己嫌悪に落ち入りつつ、
やるしかないのだ。
折角だから、楽しみながら。
そろそろ実は飽きてきている。
だってもう6枚も縫っている。
少しうんざりしつつ、
やっぱ私はこういう時間が好きなのだと認めつつ頑張る。
色違いの布、同じようなデザインで作る。
暑い夏だから洗い替えにと。
それでも何回着替えるんだ?って自分で突っ込みながら。
今日も雨。
でも気温も少し低く過ごしやすい。
お陰で作業もはかどり、
息子のTシャツ2枚と私のノースリーシャツを作った。それから昨日、私のハーフパンツ3枚も作った。
毎度のことながら、
そんなに作ってどうするのさ?とは思う。
売れば?とも考えるが、
人様の物は作ってても私は楽しくない。
お金を頂くとなれば、丁寧に手抜きが出来ないからしんどいと思うのである。
この我が問題は奥が深い。
まだまだ悩み何処満載である。
夜はいつも靴下を編んでいる。
去年の暮れ、手編み靴下を初挑戦してからずっと、
ネットドラマや映画を見ながら、
ひたすら編んでいる。
今はコットンや麻混の糸で、夏用靴下を編んでいる。
サンダルに合わせるとかわいいからと、
今年は1年中編み物をやってることになる。
もう夜の習慣になってしまったようである。
手編み靴下はすぐ編めるからいい。
いくつあってもいい靴下だし、
少しのサイズ調整でいけるから、
こっちは誰かにあげてもいいかなって考える。
まだまだ人様に差し上げれる代物にはなってないけど、
そのうちそのうちである。