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ヘアードライヤーとアイロンは使わない_太陽に合わせて暮らす(5/8)
Photo by Daniil Onischenko on Unsplash
05:ヘアードライヤーとアイロンは使わない
マガジン「暮らしの実験」
自ら実験台になり、日々の生活と環境をクリエイティブな視点で工夫し、改善し、その顛末を記録します。時にミニマリスト、時にマキシマリスト、そして往々にしてエキセントリックで、稀にエクストリームな暮らしの小さな実験の数々。常識を疑い、生活の基本を体験的に理解することで、現代社会を機知と共にサヴァイブし静かな野生を呼び覚まします。あるいはマンネリ化する日常からの逸脱、漂流。ウェルビーイングの先の地平へ。時々有料記事。ぜひ御贔屓に。
アイロンは、アイロンがけが不要の素材の服を選ぶことで、日常困ることはほぼない。基本的にシャツは麻か、麻混のものを選ぶ。洗濯してパンパンと伸ばして干しておけば、ナチュラルな皺は素材の特性、チャームポイントである。最近は綿と化繊の混合でアイロン不要と書かれた服も多くあるから、これはそんなに特別のことではないかなと思う。
アイロンに比べると、ヘアードライヤーを使わないのは少しトリッキーかもしれない。大きな電力を消費するドライヤーは使わずに、マイクロファイバーのヘアバンドを使って髪を乾かす。吸水能力が高いそのヘアバンドをシャワー後に頭に巻き、10分~30分(いつもヘアバンドしたまま何かし始めて、外すのを忘れて出かけに慌てたりするけど)後に、ブラシを入れてあとは自然乾燥させる。僕は男性にしては髪が長めで、引っ越し前はドライヤーを使っていたけど、結局は完全に乾くまでドライヤーを使っていたわけではなく、髪の表面と地肌が何となく乾いたかな程度であとは放っておいたので、結果的に、少し時間が経てばスタイルはそれほど変わらない(気がする。)
トリッキーと言ったのは、これはひょっとしたら自分の髪質に依るところが大きいかもしれないと思うからである。くせ毛で柔らかく、自然にカールする。そのせいで、ちゃんと髪をセットする必要がない(しても良いのかもしれないけど整髪料などが嫌いなので何もしない)いつもボサボサだが、もう子供のころからなのでアイデンティティの一部である。でも子供の頃はこのくせ毛が大嫌いだった、というのはまた別の話である。