都内で中古マンションを買うまでの話
ファッションの記事ばかり投稿してるのに、今回急にマンションについて話します。備忘録です。家を探し始めてからやっと契約〜残金決済まで終わったので、これまでの記録を時系列順に文字起こしておこうと思います。これからマンション買おうとしてる人の参考になれば(ならないか)
「マンション買っても良いかも」検討しはじめた時期
きっかけは、子供が生まれたこと
ギリギリ東京といえる城東地区3DK9.3万でなんとか過ごしていたがそろそろ限界を感じる。
「やっぱりLDKがないとね〜」などと言いながら早速賃貸を見るが同じエリアでも希望条件だと16~18万前後(3LDK/駅距離10分前後/~築30年)
「これを機に住みたかったエリアに移っても良いかもねー」と言いながらエリア変更してみると、18~22万とか。3LDKってけっこう高いな。
2人リモートで仕事をしつつ、子供2人目を今後あるかもしれない、というのは夫婦で合致していたので、3LDKは欲しい。
築年妥協するか、駅徒歩妥協するか、設備妥協するかで調べるけど、なかなか出ない(そもそも3LDKの数が少ない)。
これを機に「購入」も検討してみるかとなる(その分選択肢が増える)
購入か賃貸か比較期
購入賃貸論争に関わる本をとにかく読む
結論からいうと「価値観による」と思った
何かあったらクイックに動きたいとか、家に関する諸々にお金(リスク)をとりたくない人は賃貸
ある程度リスクを負った上で、資産性とか、現物として残るとか、安心感とか、そういう部分に価値を感じる人は購入
夫婦で話した結果、お金を預金してくだけではしょうがない。投資にしても非課税枠の中で動かす程度なのでまだ余る。じゃあ家に使うんだとしても、賃貸のようにリスクを負わず払った結果何も残らないより、多少のリスクは踏まえた上で現物が残るのは「アリ」
直近の物価上昇や為替による変動をもろに受ける「円」資産を一部「不動産(現物)」に変えておく、という考えとしても
資産性はあれば良いけど、実際に住む場所なのでそれだけじゃない。街自体やそこに住んでる人の民度、お店の感じとかトータルで好きかどうかを重視
エリアは「清澄白河」「木場」「森下」のあたり
ここは夫婦で最初から一致
子供がいるので、お互いの実家のちょうど中間がこのあたり
森下は以前住んでいた時にお互い気に入っていた
個人的が元気で、新規参入も多い
とはいえチェーンが無いわけではない
タワマンとか、大型ショッピングモールとか、利便性を重視した結果どこかで見たような画一さがある街には興味がなかった
お店で何か食べたり、テイクアウトが好き
お酒というより、コーヒーや紅茶
利便性を求めて東京にはいたいけど、大きい公園など自然環境が欲しい(子供にとっても)
治安重視
内見開始
6月くらいから。1軒目は「試しに見てみようか」くらいの気持ち
おじさんがややDIYをしながらの物件A(N不動産の旧分譲/木場公園至近/清澄徒歩14分くらい/3LDK/68平米/6400万/築25年で水回り含めリフォームが必要な状況(汚いわけではない)/南向きだが4階で抜け感が微妙/コインパーキングがあるので今後の眺望も不明
見終わって1月経ったころ「売却を急いでいる」とのことで5980万まで値下げ。「どうしますか?」営業担当に言われ戸惑っている間に他で決まる。今思えば最初に見たくなかった物件。
子供が川崎病に
8月、子供が突然の川崎病発症
入院1週間(夫婦で付き添い交代)
病気による急な入院ということで、夫婦ともにけっこう緊急事態な感じ
ちょうど見ていた物件B(7400万/3LDK/築18年/66m2/木場駅清澄白河駅徒歩13分/南向き/9階/リフォーム歴無し/木場公園至近)に惹かれていた矢先で、一気に購買意欲ダウン
子供も含め、どちらか働けなくなる、などリスクを踏まえて、もう少し抑えたほうが良いかも、という判断に
ここで担当者を変える
1軒目の時もそうだったが、やや押しの強い営業さんと意図的に疎遠に(向こうが悪いわけではなく、このタイミングで複数提案をもらおうかという流れ)
代わりに大手仲介の別の人とコンタクト(同僚の紹介)
この人が全く押しがない人で、自身も不動産購入をしている経験から、リスクやウィークポイント含めて対応してくれた(紹介ということであまり変なことをすると紹介した人のメンツに関わるという側面もあるかも)
「正直不動産全部読みました」と伝えたのも良かったかも
決着
10月、ここに書いてない物件も含め6軒ほど見てきた
ここで「新年度保育園転園の締切」が出てくる(江東区は11/23頃までに書類提出)
上記までに、賃貸なら「賃貸借契約書」。購入なら「売買契約書」がないと転園申し込みすらできない
借りるにしても買うにしても保育園転園可能性の高い新年度になんとか間に合わせたい(子供が当時1歳だったので、2歳枠での応募)
賃貸も見ていたがやはり満足できるものがなく、物件C(6980万/3LDK/築20/5階/60m2/森下駅徒歩5分 清澄徒歩10分/水回り含めフルリフォーム済み/5階/南向き)を見学。特に懸念も見当たらないし、このあたりが落とし所かねー。と思っていた矢先にスーモで新着物件。
物件D(6980万/清澄4分/森下5分/63m2/築25年/フルリフォーム済み/5階/南向きリバービュー)が出現。2LDKをどうにか3LDKに変更しており1部屋がすごく狭くなっていた物件Cに比べ、こちらはある程度各部屋の広さが取れている。実際に中を見ると、体感として66m2表記だった木場公園近くの物件Bとほぼ同じくらいの感覚(リビング横の1部屋はDのほうが広く感じた)なにより清澄4分、森下5分と、立地としては最強だった。
保育園期日も踏まえ、ここで申し込み
まとめ
本当はこのあともローン審査を通したり(どこで通すのか含め)で忙しかったのですが、割愛します。
物件Dが気に入ったところで「結局購入するのか」「もう少し様子をみてはどうか」「保育園は次の年度を狙えば」など色々考えましたが、最後は、考えるのが疲れた感じはありました。
不動産のことを考えつづけるより、さっさと決めて妻や子供といい感じの生活をするための準備に時間を使いたい、そんなマインドになっていました。
買うことではなく暮らすことが目的なので、前者に対して時間をこれ以上割くのはもったいない。最悪どうにかなったら、売れば良いや、くらいの気持ちです(その点駅が圧倒的に近く3路線使えるのは決定打だった)
漫画「インベスターZ」にも書いてありましたが、不動産は立地やスペックなどの機能的な部分だけでなく、購入者個人の趣味や嗜好、好みによって価値が決まってくる特殊さがあります。
今回決めた物件も人によってはこの広さでこの価格なのか、とか疑問に思うと思いますが、当然だと思います。
それ以上に、夫婦2人が、建物含め周辺の街を気に入ってます。マンションを買いましたが、その街での暮らしも含めて買ったと思えば割に合っている気がします。公園も多く、子供も気に入ってくれたら良いなと思っています。
これから不動産を買おうと思っている人の参考に少しでもなれば。