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第二回にじさんじ甲子園-1「ドラフトに予定調和などなかった」

7/17、ついに第二回にじさんじ甲子園幕開けとなるドラフト会議が行われた。今回は八人ということでそれぞれの思惑が絡み合うか、案外バラけるのか、どっちに転んでもまあ面白そうな展開になるなと思われたが、蓋を開けてみれば大乱戦で上位指名がとんでもないことになってしまうという波乱とも激動とも言える幕開けとなった。

事前予想では5校が剣持刀也さんを宣言、ただまあこれは昨年と同じブラフだと思われた方も多いはず。

そしてドラフト、育成のルール説明の中で昨年からの変更点とまさかの宣言が起こった。
とりあえずルールの変更点
・ドラフト:1〜3巡目で指名方式(被りは抽選)4、5巡目がウェーバー方式、そして6巡目以降がにじさんじのルーレットアプリを使用した完全ランダムとなった。
要は各ライバーは5巡目までに「こいつだけは絶対に取りたい」という5人を選ぶことになり、それ以外はいわゆる運任せとなった。

そしてフリー枠に田角社長、ゆがみん、マスクドいちからの使用(ユードリックは当初フリー枠だったものの、後に1選手として変更)となった。

・育成配信
育成前の地域および1年目の新入生のみ2回までのリセット(つまり3回までは地域と選手選びができる)ができることとなった。昨年の一発勝負からの変更であり、天才選手や転生選手が気持ち引きやすくなった可能性もあるが、果たして。

それ以外はほぼ変更なしだったものの、上位指名が予想された静凛選手がルーレットでのみの登場となった。つまり上位指名をしても獲得はできないこととなったのである。一部ライバーにとってはサプライズとも言える形である。

それでは上位指名で何が起こったのか少しだけハイライトを紹介する

注目の第一巡目。

監督   指名選手
アンジュ :リゼ・ヘルエスタ
笹木   :叶
椎名   :叶
樋口   :月ノ美兎
鷹宮   :舞元啓介
小野町  :アルス・アルマル
加賀美  :社築
葛葉   :リゼ・ヘルエスタ

ほぼ順当と見られた指名に対して重ねる形で指名被りが起こったのである。
笹木さん、椎名さんの叶さん一位指名は恐らく葛葉さんを意識してのことだろうが葛葉さんがアンジュさんに重ねる形でリゼさんを一位指名したので、全く争う理由のない二人が争うことになったのである。
ここで被りのなかったライバーは1位指名を獲得。そして運命のくじ引きである。

結果として
リゼ→アンジュが指名権獲得
叶 →椎名が指名権獲得

となった。そしてハズレ一位で笹木さんが指名したのが剣持さん。今回は昨年度の意趣返しとなったわけである。葛葉さんが指名したのが不破湊さん。
ということで第一巡目指名はこうなった。

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そしてまだまだ白熱した指名争いは終わらない。

第2巡目である。

監督   指名選手
アンジュ:戌亥とこ
笹木  :イブラヒム
椎名  :三枝明那
樋口  :花畑チャイカ
鷹宮  :イブラヒム
小野町 :神田笑一
加賀美 :戌亥とこ
葛葉  :戌亥とこ

まさかの2位指名でも競合が起こる。戌亥とこさんの競合は葛葉さんとしては当初の一位指名のリゼさんと思惑はほぼ同じで、社長は「堅気じゃない人をとりたかった」とのこと。そしてイブラヒムさんも競合。そして、このくじ引きでドラフトらしい事件が巻き起こる。

結果として
戌亥   →葛葉が指名権獲得
イブラヒム→鷹宮が指名権獲得

となった。まさかまさかの「さんばか不成立」でドラフトの中で新たなチームの可能性が生まれることとなったわけである。そしてここでのハズレ2位指名では

アンジュ:フレン・E・ルスタリオ
笹木  :ギルザレンⅢ世
加賀美 :ニュイ・ソシエール

を指名し、最終的には

アンジュ:フレン・E・ルスタリオ
笹木  :ギルザレンⅢ世
椎名  :三枝明那
樋口  :花畑チャイカ
鷹宮  :イブラヒム
小野町 :神田笑一
加賀美 :ニュイ・ソシエール
葛葉  :戌亥とこ

となったのである。これでまだ波乱は終わらない。

第3巡目に司会も爆笑するまさかのことが起こったのである。

アンジュ:天開司
笹木  :天開司
椎名  :天開司
樋口  :でびでび・でびる
鷹宮  :でびでび・でびる
小野町 :でびでび・でびる
加賀美 :夜見れな
葛葉  :夜見れな

全高校がまさかの競合で一本釣りなし。
これがドラフト3位指名で起こるという波乱である。(ちなみに天開司は規定で5巡目まで限定で指名可能だった)

葛葉さんの重ねドラフトが加賀美さんの同期にまで及んだ。
運命のくじ引き3回目。

天開  →椎名が指名権獲得
でびでび→樋口が指名権獲得
夜見  →葛葉が指名権獲得

またしてもドラフト会議らしい指名結果。
そしてこの後の再びの3位指名で

アンジュ:魔使マオ
笹木  :黛灰
鷹宮  :ジョー・力一
小野町 :郡道美玲
加賀美 :文野環

を指名し、3巡目はこうなった。

アンジュ:魔使マオ
笹木  :黛灰
椎名  :天開司
樋口  :でびでび・でびる
鷹宮  :ジョー・力一
小野町 :郡道美玲
加賀美 :文野環
葛葉  :夜見れな

この後はウェーバー方式の4、5巡目。ここでは先着順ではあるものの、最後尾がその後に順番の逆転で早く指名ができるという点でバランスを保っている。
各指名を一気に紹介する。
     4巡目       5巡目
アンジュ :葉山舞鈴     →ソ・ナギ(KR)
笹木   :魔界ノりりむ   →卯月コウ
椎名   :伏見ガク     →ユードリック
樋口   :雨森小夜     →星川サラ
鷹宮   :竜胆尊      →天宮こころ
小野町  :シスタークレア  →瀬戸美夜子
加賀美  :葉加瀬冬雪    →オ・ジユ(KR)
葛葉   :エクス・アルビオ →緑仙

言い忘れていたが、今回はにじさんじの海外勢の参加も認められ、より国際色豊かに、多くのキャラクター性に恵まれたチームとなる。
これで上位5人が指名終了し、ルーレットでの抽選となる。ここは運要素も多く絡み、分量も多いので本配信で確認してもらいたい。
ここからは出来上がったチームをご紹介する。

アンちゃん大好き高校(アンジュ・カトリーナ監督)

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ほんとに高校名それでいくんですか…?

同期を取られ、半ば憔悴したアンジュ監督だったものの、上位5人をしっかりと固め、個性豊かなライバー陣を迎えた。

中核を担うのはやはりリゼ・ヘルエスタだろう。
同期で前回も同チームであり、今回は監督生徒逆転の形。それをフレン、魔使といった旧ヘルエスタメンバーで支える形なのだろうか。仲のいい葉山やナギにも注目だ。さらにはルーレット枠であるものの、前回大活躍だった渋谷ハジメ、勇気ちひろ、森中花咲や相羽ういは、そしてまさかの宣言で揺るがした静凛なども擁し、育成次第だが侮れないチームになる可能性は高い。

精神面、野球の知識などで一歩遅れを取るものの、献身的にメンバーたちが支え、あわよくば戌亥とこのいる神速高校とは決勝で当たって欲しいチームだ。

ヴィラン連合(笹木咲監督)

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ヴィランたちは今大会のダークホースとなるか

まさかまさかのくじ引き全敗という驚異の敗北を見せつけた笹木監督。前大会の「聖シャープネス学院」を彷彿とさせるチームとなった。

そしてここも前回の監督とエース逆転となった形に。ハズレ一位で前回のしっぺ返しを喰らった剣持刀也は果たしてどのポジションに配置されるのだろうか。そのほかにも前回異色の輝きを放ったギルザレンに、なぜかTwitter上では意気投合している黛灰とりりむ。それに加えてV西リリーフとして活躍した卯月コウも加えた。

ルーレットでも童田明治や鈴鹿詩子、宇志海いちごや物述有栖と自然とシャープネスメンバーが集まる。今回はヴィラン連合という高校(?)名ではあるが、ライバーたちは闇堕ちしてしまうのかも含めて、果たしてどんなチームになるのか。

にじさんじ高校(椎名唯華監督)

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改め「しぃちゃん大好き高校」

くじ引きでは抜群の運の良さを見せつけた椎名監督。くじで得た叶や天開司といった面々に加え、パワクズ含め3連覇中の「優勝請負人」ユードリックは今年も加入。2位指名の「三枝明那」を「三技明那」と書き間違うハプニングもありつつ、希望通りの上位5人を得た形。

そしてルーレットでは前回エース、夢追翔が今年も加入。ガスマスクスク水が今回も見れてしまうのか注目である。他にも前回もにじ高で外野の一翼を担った愛園愛美や横須賀のエースだった本間ひまわり、V西から逃げたと噂のシェリン・バーガンディも加入。海外勢の中でも人気の高いヌン・ボラも加入し、2連覇へ向けメンバーの揃いは上々か。

果たして今回のユニフォームは何になるのかも含めて見どころ満載のチームになりそうである。

VR関西圏立高校(樋口楓監督)

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栄冠奪取へ 最強編成で挑む

今回個人的に注目枠なのがこの高校。前回同様月ノ美兎の加入は盤石であるものの、前回決勝で直接対決となった花畑チャイカの2位指名により『前回エース×前回天才バッター』のまさかの競演となった。3校の競合となったでびるの加入に加え、前回も抜群のリードと投球でにじ農の試合終盤を支配した雨森小夜と星川サラの指名権も得て、前回を見た人にはアツいものを感じる上位5人である。

そしてルーレットでは前回も外野としてプレーしたえる、ましろが加入。シャープネスでは抜群の守備と打撃を見せた夕陽リリ、代打枠で沸かせた赤羽葉子、ベルモンド・バンデラス、西園チグサも加え、今回は隙のない超王道メンツが揃った。

今年も大阪の空に怒号が響くのか。新生V西に注目である。

私立帝華高校(鷹宮リオン監督)

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リベンジャーズなのかお嬢様学校なのか

序盤は「東京卍リベンジャーズ」を連想させるチームにしたいと語った鷹宮監督。お前がマイキーだと言わんばかりに(実際に言ってた)舞元を指名し、競合となったイブラヒムを獲得(監督曰く「うちの稀咲鉄太はお前だ!!!!」だそう)するも、でびるの指名権は獲得できず、ジョー・力一が「ドラケン枠」として活躍することに。(すでにFAができてしまっている)
ここから同期で「RRR」の竜胆尊や「りりくら」としての交流もある天宮こころも加入した事で少しずつ方向性が変わっていく。ルーレットでの加入で集まったのはどちらかというと「お嬢様学校なのか?」とイメージが膨らむ面々。上位3人の指名とのかけ離れ方から「上品なヤンキー」という言葉も生まれた。

果たしてヤンキーなのか、お嬢様学校なのかよくわからないままに進みそうな私立帝華、どんなチームに仕上がるのか注目である。

レインボール高校(小野町春香監督)

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パワプロガチ勢 ついに出陣

1位、2位指名では一本釣りを決め、ほぼ自身の希望通りの加入となった小野町監督。ゲームの師弟関係をもとにアルス 神田を指名し、Vtuber甲子園など、毎回何かしらを引き起こす郡道美玲に今年もポテトの売り子をしそうなシスター・クレア、同期でにじ高でファーストだった瀬戸美夜子が加入。

ルーレットでは魔王(えま★)、女神(モイラ様) 神様(フミ様)など、シスターも合わせて御加護強そうな面々が加入。コラボも多く、前回の順位決定戦では同点タイムリーなどで横須賀でも活躍した空星きらめなどの参加もあり、一見して平和な雰囲気が保たれた面々である。

今回経験値やパワプロ愛であれば随一のライバー。このメンバーの中でも十分期待できるチームに仕上がりそうだ。

加賀美実業高校(加賀美ハヤト監督)

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やらしくはないです(多分)

本当の野球をお見せしますと意気込んだ加賀美監督。
一巡目では前回監督だった社築を指名。2巡目の戌亥とこ、3巡目では同期の夜見れなを神速高校に指名権を取られるも、「堅気でない配信(龍が如く)をしていた」ニュイ、個性の発揮を期待した文野環を指名。その後同期である葉加瀬冬雪や関わりの深いKRのオ・ジユを指名する。

その後のルーレットでは偏りも含めとんでもない男女比を成立させ、男性陣は社とグウェル・オス・ガールのみというとんでもないチームに。他ライバーからは「そういうチーム作りたいの?」と言われてしまう。(ちなみに一巡目が社築なのでそんな意図はないはず)
しかし、チーム全員の意気込みは十分。社監督時代の思いも含め、頂点を取る準備は整っているはずだ。気になるのは今回の育成方針だけである。

神速高校(葛葉監督)

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本気か あるいは狂気か

1巡目のリゼ・ヘルエスタ指名で他ライバーをざわつかせた葛葉監督。その目論見通り2巡目で戌亥とこ、3巡目で夜見れなを指名権獲得。意図したのか前回の「ヘルエスタの1・2番」を成立させることになる。1位指名の不破湊、4位のエクス・アルビオとの「英吸不滅」、5位指名である緑仙の起用法も気になるところである。

ルーレットでも文字通り「神速」を体現しそうなメンバーが集う。前回も走力で活躍した黒井しばもそうだが、カット打ちや守備でヘルエスタを支えたメリッサ・キンレンカ、にじ高では決勝の逆転の口火を切った春崎エアルなども合わせて何が起こるかわからない面々だ。

グラウンド100周を命じた監督本人、その裏側にあるのは本気の勝利への執念かはたまた…

ついに7/18からゲーム内期間3年間の育成がスタートする。それぞれの地域、チームの中核となる最初の新入生(最終チームでは3年生)に誰を起用するのかも見ものである。また、全部が追えない人は今回発表された舞元さんor天開さんのCHで放映される「ニュース配信」を追うのがいいだろう。


(見てくださり本当にありがとうございます。海外勢に関しては勉強不足な面もあり、書くことが少なくなってしまいましたのはご了承いただきたいです。これからもちまちま書いていきます)

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