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【考察】ちとせと千夜がブカレストに住んでたのは何時? 【前編】


はじめまして、永島です。

本稿は題の通り、ちとせと千夜がルーマニアに住んでいた時期を考察した記事です。
ちとせがルーマニアに居たことは間違いないのですが、描写を一つひとつ踏まえていくと、その実態が結構わかりにくいです。

【前編】と銘打ったように本稿単体だと謎が謎のままで終わりますが、読んで頂いた方々の糧になれば幸いです。

以下より本文。


黒埼ちとせの出身地は「東京都」


順番に、まずはちとせの描写を振り返っていきます。

公称プロフィールだと、ちとせは東京都出身です。

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出典: 黒埼ちとせ「ステータス」 より

ただ、ちとせってルーマニアの首都・ブカレストに居たみたいです。

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出典: [TRUE COLORS]アナスタシア「メッセージ」『ルーム』 より

あくまでも「ルーマニアに居たらしい」とのこと。
伝聞ですからね。
だから、一時的な在住なのか、生まれてからずっと住んで居たのか、
「ルーマニアに居た」頃の居住の実態は不明です。

公称プロフィールの出身地が東京都なのも踏まえて、ブカレストは一時的な在住かな~~~~~???????? と思えてきます。

ちとせがルーマニアに居た頃の思い出を語った描写もあります。
ここでは、主要なエピソードを2つ紹介します。

1つ目、ブカレストの公園で桜を見たことがあるそうです。

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出典: [緋薔薇の令嬢]黒埼ちとせ+ 「メッセージ」『ホーム』 より

これは隣に居る千夜ちゃんに語り掛けています。

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この千夜ちゃん、めちゃくちゃ可愛くないですか?!
丸っこいのが可愛いし……少女チックなあどけなさがいいですね…
いつものキリっとした表情が融けた一時……! 可愛いな~

「懐かしいなぁ…」と思い更けているあたり、ちとせにとって、桜は思い出深い存在みたいです。

19歳が懐かしむなら、ブカレストで桜を見た時期は結構昔なのでしょうか?

先で述べた公称出身地・東京都の情報を合わせると、
ちとせは東京都で生まれ育ちブカレストに移り住み、その後、再び日本に戻ってアイドルとなった経歴なのかもしれませんね。

2つ目、ちとせは魔女のおばあちゃんに古風な占いをいくつも教えてもらっていたそうです。

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出典: アイドルコミュ「黒埼ちとせの特訓エピソード」 より

この時期は「昔、海外に住んでた頃」で「まだ幼かった」とちとせ自身が語っています。

あくまでも「海外に住んでた」としか語っていないので、ブカレストというか、ルーマニア国外の可能性も考えられます。
ただ、考察対象をブカレスト以外まで広げて解釈するのは流石に折れます。
なので本稿はブカレストに絞って考察します。

「まだ幼かった」「昔、海外に住んでた頃」。
これと、ブカレストの出来事を「懐かしいなぁ…」と思い老けていた、1つ目の情報を合わせてみます。

ちとせは東京で生まれ「まだ幼かった」時に海外・ブカレストに移住した。
「昔」「幼かった」頃ブカレストでお婆ちゃんに占いを教わった。
また、ブカレストで千夜と桜を見た思い出は懐かしいようだ。

ちとせは東京都で生まれたものの、かなり早い時期で既に海外・ブカレストに移住した可能性が浮上しました。
合わせて、千夜とブカレストの思い出を懐かしんでる辺り、ブカレスト移住以降、ちとせと千夜の付き合いが長いことも伺えますね。

ですが、ここに千夜の情報も考慮すると二人の居住歴に謎が見え隠れします。

以下より千夜の在住歴の考察です。
先述までのちとせの考察を1つ1つ参照していきます。
最後まで読んで頂ければ幸いです。



白雪千夜の出身地は「北海道」


公称プロフィールだと、千夜は北海道出身です。

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出典: 白雪千夜「ステータス」 より

この公称プロフィールと先述したちとせの情報を合わせると、千夜は北海道で生まれたものの、かなり早い時期でブカレストへ移住し、その後、ちとせとブカレストで出会いを果たした可能性が見えてきます。

また一方で、ブカレスト移住以前に二人が出会った可能性も存在します。
ちとせが「まだ幼かった」頃以前に千夜と出会った可能性を否定する要因は無いからです。

ブカレスト以外のれっきとした公称出身地が明記されている以上、考察の余地が有るため、こちらも掘り下げます。

二人がブカレスト(海外)へ移住する以前の日本在住時に出会っていたのだとすると、とても昔に出会ったことになります。

ちとせがルーマニアに居た頃(ルーマニアに移り住んだ頃)は、現在19歳の彼女が「まだ幼かった」頃と称する時期です。

ちとせが「まだ幼かった」頃の更に前に千夜と出会ったなら彼女と歳が2つ下の千夜は物心が付く前の可能性すらあります。

情報が錯綜するので、二人が出会った時期の可能性を簡単に治めます。

①: ちとせの公称出身地、東京都で二人は出会った。
②: 千夜の公称出身地、北海道で
二人は出会った。
③: ブカレストで
二人は出会った。

①・②なら、二人が出会った時期はちとせが「まだ幼かった」
「昔、海外に住んでた頃」の更に前となる。



二人の出会い


ここまで、公称プロフィールとちとせの描写に基づいて、二人が出会った時期の可能性を考えてきました。
が、実は既に二人が出会った時期を千夜本人が言及しています。
「あの頃」です。

「あの頃」とは千夜が思い出した時期です。
20年2月末に初登場した限定SSR[ひとり、時は過ぎて]の特訓エピソードで語られました。

千夜が断片的に思い出した「あの頃」とは、どのような時期か。
以下は[ひとり、時は過ぎて]の特訓エピソードのテキストです。
(筆者が該当カードを未所持なので「あの頃」関連はスクショ無し!)

「ふぅ……。人心地、つきました。」
「待っている間、冷たい静寂に包まれながら……」
「少し、思い出していました。」

「あの頃の私たちはまだ、ただの友だちで……」
「お嬢さまは銀世界に遊ぶ、無邪気な少女で……」
「私は……自分のことは、覚えていません。」

「でも、あのとき、言われたことばは覚えています。」
「私の名前を……綺麗だと。」
「スノウホワイト、まるで寓話のようだと……」

出典: アイドルコミュ 「[ひとり、時は過ぎて]白雪千夜の特訓エピソード」 より

なお、会話が進むと「あの頃」の時期が
「随分と、昔のこと」「もう遠い過去」とも打ち明けてくれています。
(かぎ括弧は原文ママです。)

『二人が出会った』と銘打ったものの明確なテキストはありません。
しかしながら「あの頃」が出会いの時期だった可能性は非常に高いです。

「あの頃」に内包されている「あのとき」に、ちとせが千夜の名前に新鮮な反応を示してるから(千夜の名前を綺麗と褒めたから)です。

幼い子どもなら名前なんて知らずとも一緒に遊びます。
でも、仲良くなれば(仲良くなりたければ)すぐに名前を聴きたがるのも子どもです。

お互いの名前を知らない状態で共に過ごし、数か月ないし数年という歳月を経て初めて相手の名前を知った……という流れだと、違和感を覚えます。

ちとせと千夜は
「あの頃」
「あのとき」
「銀世界」で出会ったのだと捉えます。



「銀世界」は何処


[ひとり、時は過ぎて]は二人が出会った場所も考察できます。

二人の出会いが「あの頃」なら、場所は千夜が語っている「銀世界」です。

「あの頃の私たちはまだ、ただの友だちで……」
「お嬢さまは銀世界に遊ぶ、無邪気な少女で……」
「私は……自分のことは、覚えていません。」

出典: アイドルコミュ 「[ひとり、時は過ぎて]白雪千夜の特訓エピソード」 より

この「銀世界」というワードと前々項で述べた『二人が出会った時期』を表す3つの可能性を合わせると、「銀世界」は何処か、場所が絞れます。

①: ちとせの公称出身地、東京都で二人は出会った。
②: 千夜の公称出身地、北海道で二人は出会った。
③: ブカレストで二人は出会った。

①・②なら、二人が出会った時期はちとせが「まだ幼かった」
「昔、海外に住んでた頃」の更に前となる。

①の場合は考えにくいです。
言及した本人の千夜が自分のことを覚えてないと言えど、
東京都は「銀世界」と称し難い為です。

また、他の「銀世界」候補の北海道とブカレストの存在を差し置き、敢えて東京都を「銀世界」だと背中押しする力を筆者は持っていません。

考えにくい要因は他もありますが一先ず留めます。
それらは後編で順々に述べます。



おわりに


と! いうわけで! 前編はここまでです!
二人が出会った場所・「銀世界」の結論を示してないですね……

「銀世界」は一つのワードに過ぎません。
しかし、ちとせと千夜の原点の可能性が存在するなど、膨大な背景が見え隠れします。
丁寧に掘り下げたいので、ここで一区切りとさせて頂きました。


後編も、本稿・前編と同様に、既存描写に沿って考察します。
最終的に、ちとせと千夜が何時ブカレストに住んでいたのか仮説を述べて、二人の公称出身地に対する筆者なりの見解を記します。

以下は、二人が何時ブカレストに住んでいたか考察するために、後編で掘り下げる描写の構想です。

● 二人が出会った場所・「銀世界」が何処か仮説を示す
● 白雪千夜は「よくて、壁の華」の存在
● 白雪千夜は『日本に越してきた』
● 黒埼ちとせが「理科の実験が好きだった」のは何時? 何処で?
● 「後見人」から読み解ける白雪千夜と黒埼家の結びつき
● 二人の公称出身地、北海道・東京都の筆者なりの見解・仮説

最後の項以外は順不同です。

ここまで読んで頂きありがとうございました!
以下、あとがきと過去記事の宣伝です。



あとがき


約10か月ぶりの投稿から一夜! なんと今日も投稿できました。
考察熱が滾っています。
本稿の後半を書き上げたら次の投稿は2月28日の予定です。

2月28日はVelvetRose登場2周年記念! みんなよろしくね!

ちなみに昨日書いた記事はこちらです。
本稿の後半で展開する要素の一つ「後見人」の話もチラッと語ってます。

【考察?】白雪千夜の過去をまとめた【概説?】

ネットの友人に誕生日絵を送ってから絵の練習を再開してて、最近はグラビアアイドルのクロッキー(速写?)をしてます。
楽しい!
絵を描くの楽しいと思えてるのが凄く嬉しい!
ただ筆者のタスクは1つしかないので、考察熱が戻ってきたら毎日描いてた筆が止まりました。
やばい…! 明日は考察しない! 描く!!!!

考察ツイートや(万が一)絵が描けたらTwitterで投稿してます。
見守っていただけると幸いです。



ノリノリな過去記事


黒埼ちとせと“Be The One”がベストマッーーチ!!! 【前編】

"Be The One"は仮面ライダー作品の主題歌です。
Fascinateコミュの回顧が本文なので、この歌を知らなくても読めます!

VelvetRoseとFascinateコミュの自分なりの見どころをネタバレしつつも核心を避けて詰め込んだ記事なので、履修・復習したいけどわかんね~って人も楽しめるはず!
おすすめ!

ちなみに2番目は書き途中で長らく最後の一節で止まってます。
2万字くらい。
VelvetRose登場2周年記念日・2月28日に投稿予定です。


白雪千夜のロワイヤル衣装は彼女を尊重した結果

モバマス時空の言及を始めた記事。
この解釈を機に自分のエンジンが掛かりました。

Fascinate公演はモバマス時空で開催されてない!と断定してます。
ただ、それは作中描写で両時空に明確な差異が存在するゆえです。

何それ?! と気になった人は読んでいただけると嬉しい。


『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』 前編

筆者の解釈の根幹部分的なやつ。
3編構成、3万3000字を越えているので長いですが読むと筆者が喜びます。

前編は千夜の幼少期から12歳まで時系列をまとめています。
中編以降は既存描写に一つ可能性を加え

● 「灰色の現実」に追い込んだ存在
● 「たいせつなもの」の正体
● 火事は"何時"起きたか
● 「僕」になった経緯
● 火事は"何故"起きたか
● 「長くない」の仮説

を自分なりの解釈で述べてます。

"白雪千夜、現実改変能力説"もあります! 妄想は楽しいね!
合わなかったらごめんね……これ、解釈違いが十二分にあり得るので……

数は少ないですが、全ての記事が以下にまとまってます。

過去記事の宣伝、いつも同じだな!
でも読んでほしかったり取っつきやすい記事が大体この3つだしいいか!
よし!

ここまで読んで頂きありがとうございました。
マイペースに、頑張らないように頑張ります。

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