『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』 後編
白雪家の一人娘、白雪千夜。
彼女の賢く、美しい気立ては母親ゆずりのものでした。
幼いとき、千夜は母を亡くしてしまいます。
母の死から間もなく父は再婚し、千夜の家に新しい家族がやってきました。
新しい家族は白雪家の財産で華やかな生活を送り始めます。
そして一方で、その華やかさと隔絶した生活を千夜に押し付けました。
でも、千夜は誰も責めたりしません。
苦手なお掃除だって、早起きをして、毎日がんばってこなします。
しかし、時計の針が進むにつれ、千夜は気づいてしまいます。
"新しい家族の、華やかな生活"
"その外側にいる、自らの現実"
『私は華やかな人間じゃない。』
そう受け止めてしまった時から、千夜は夢が見えなくなりました。
以上は中編で述べた、千夜を虐げていた存在が継母だった場合と既存の描写を踏まえた千夜の「幼い頃」の過去です。
なんなのこの解釈は…と思う方は本稿より先に中編を必ず読んでね。
本稿・後編は中編の考察を踏まえています。
単なる自説なので…前提が共有できてないと誤解が生まれてしまうので…
前編は千夜の幼少期から12歳までをできる限り時系列に並べました。
中編から"継母が白雪邸で暮らし始めた可能性"を加え仮説を展開してます。
本稿・後編は白雪千夜が黒埼ちとせの「僕」になるまでの考察と、
黒埼ちとせの「長くない」発言の仮説を述べます。
本稿・後編で『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』の記事はおわりです。
前後編どころか3編構成まで伸びてしまいました。
出発点の「白雪邸の所在は日本国内か、海外か」から随分遠くなったなあ…
本稿の完成にあたり、noteの記事がたくさんスキを貰えたり…とても励みになりました。
VelvetRoseに関しては創作物以外の他人の解釈に触れるのを止めたしツイッターで検索しなくなったので、記事に頂く反応がめちゃくちゃ嬉しいです。
本当にありがとうございます。
これまでも記述しましたが、あくまで"現状語られている範囲"の仮説です。
今後の物語の紡がれ方次第で自分の解釈もまた変わります。
以下本文。
ここから
幼い頃から白雪千夜を虐げ、灰色の現実に追い込み、夢を諦めさせた存在。
自分はそれを"継母"だと解釈し、中編よりその解釈に沿って展開しました。
当然ですが、"継母"だという描写は一切ありません。
解釈の一つにすぎません。
でも、具体的な描写が明示されるまで、自分はこの解釈を信じていきます。
自分の解釈が一つの可能性でクリアになる感覚が健やかで好きだからだ…
自分が信じる解釈のためにnoteを利用しているからだ…
本稿・後編も自分が健やかになれるよう、解釈をひとつひとつ展開します。
ここまでを振り返るため、先ずは前編で述べた、"継母"に置き換える前の、千夜自身の言葉を基に彼女の過去をできる限り時系列に並べた解釈を今一度載せます。
白雪千夜は「華やかな人生を送る人」の影響で
己の人生を「灰色の現実を塗り替えていく日々」と諦観し
「幼い頃」から「夢を見なくなった。」
"継母"なる人物は、そもそも千夜を虐げる存在「華やかな人生を送る人」が何者か考察した結果です。
この人物に置き換えると白雪千夜の人生が童話・シンデレラのようになる…
そういった、千夜の人生を他の何かにこじつけたいわけではありません。
夢を見なくなった原因、なにも求めなくなった経緯、家庭の事情を諦観する背景など"現状語られている範囲"に宛がえる人物を考察した末の産物です。
中編で述べた"シンデレラと白雪千夜の人生が似ている"という観点は、
"継母"が「華やかな人生を送る人」の可能性における副産物にすぎません。
それは本筋じゃない。
本稿の本筋、すなわち「華やかな人生を送る人」が"継母"だった場合に解釈できる項目は以下の6つです。
● 「灰色の現実」に追い込んだ存在
● 「たいせつなもの」の正体
● 火事は"何時"起きたか
● 「僕」になった経緯
● 火事は"何故"起きたか
● 「長くない」の仮説
上の3項は中編で述べました。
ここからは、順序立てたあと、残りの3項を述べていきます。
望んではいけない
"燃えてしまうなら、求めない"。
これが千夜の主観の火事が起きた原因です。
火事は千夜が求めた結果に生じた出来事です。
この独白だけでは理屈が紐解けませんが、千夜の主観では原因が確かです。
そして中編で燃えていった「たいせつなもの」を白雪邸と解釈しました。
白雪邸は千夜の現実が灰色に塗りつぶされる以前、まだ夢を見ていた時の、彼女が真に誰の色にも染まっていない時から存在し続けた、母との思い出が遺る、白雪千夜の全てが詰まった存在です。
合わせて、燃えたものは「たいせつなもの」に限らないことも述べました。
千夜に遺されたもの、千夜を虐げたもの、12歳までの白雪千夜を象った存在「全て」が燃えた出来事が火事です。
「全て」を燃やした責任を白雪千夜は背負い今も生き続けています。
火事が"何故"起きたか、その理屈は本稿終盤、項を分けて自分なりの解釈を述べます。
本項は理屈そのものではなく"求めたら燃えた"なる千夜の主観をできる限り紐解いていきます。
先ず、紐解く上で最も助けとなった言葉を載せます。
「あんな親、いなければよかったのに……。」
この言葉はSecret Daybreak コミュで登場した少女が発しました。
幼い頃から芸能界を夢見る少女ですが母から理解を得られずにいました。
実際は少女の母は我が子に"普通の幸せ"を望んでいただけです。
少女の言葉は、孤独感に苛む少女自身と、母なりの優しさのすれ違いで生まれてしまった歯車の狂いでした。
孤独感に苛む少女の吐露に対し、千夜が向けた言葉が以下です。
「……そういう言葉は、口に出すものではありません。」
千夜は少女を諭しました。
この場面を初めて見た時は今回の考察にかすりもしない時期でした。
なので自分は"天涯孤独の千夜は怒ってもおかしくないのに諭すんだなあ"と、千夜の優しい側面が見れた一面程度に思っていました。
(Secret Daybreak コミュ初見時の実況動画が撮りっぱなしなので、そのうち投稿したいですね~)
しかし今回の考察を掘り下げていくと、千夜が少女に向けた言葉は単なる優しさに留まるものではないと思えました。
千夜が少女に向けた言葉は自身の経験に基づいた言葉なのでは?
千夜も少女と同じく"あんな親、いなくなれ"と求めたのでは?
世の中、親の死を本気で望む人間は多数派ではありません。
しかしながら千夜は幼い頃に生みの親を喪った上、その後は惨憺たる人生を歩み続けていました。
だから千夜が少数派でも不思議ではないし、心の隅に少女と同じ気持ちがあったからこそ"いなくなれ"と求めていた可能性が想像できました。
千夜はこの少女と同じ"あんな親、いなくなれ"というを想いを抱いていた。
同じ想いを抱き、その想いは"口にしたから"叶ってしまった。
そしてそれは千夜にとって望ましい結果ではなかった。
"それは口にすると叶ってしまうから、望んではいけない"。
このように改まりました。
千夜は"あんな親、いなくなれ"という想いを少女と同じく抱えていたから、同じ後悔を抱かせぬよう、悲劇を繰り返さぬよう、少女を諭したのです。
口にしてはいけない
しかし千夜が抱えた想いは少女と全く同一ではありません。
千夜の独白を思い返しましょう。
"燃えるなら、求めない"のです。
少女と同様の願いの成熟を求めたなら焼失は正しく求めた結果です。
でも千夜は燃えたことを深く後悔しています。
後悔しているからこそ千夜は「求めない」のだし、他人の家庭の事情に第三者が出来ることは無いと己の人生を持って断じた千夜自ら、同じ後悔を踏ませぬよう少女を諭す行動に移ることが出来ました。
"あんな親、いなくなれ"という想いこそ少女と同じです。
千夜は親とのすれ違いどころか虐げられて育った可能性があります。
しかしそれでも千夜が求めたものは"いなくなれ"ではありません。
だから己の過去を悔やんでいるのだし少女を諭したのです。
千夜は少女と同じく"いなくなれ"という想いを象りこそしましたが、本当に求めたものは他にあると解釈しました。
次項は千夜が求めたものを自分なりの解釈で展開します。
ちとせちゃんと暮らしたい
千夜が少女と同じ"いなくなれ"という想いを象った経緯は、千夜に一目惚れしたちとせによって送られる愛情に絆された結果だと解釈しました。
ちとせの一目惚れは前編でも展開しましたが、非常に大切な解釈ゆえ、今一度振り返ります。
引用文は全て前編の展開です。
"ちとせが千夜に一目惚れした"と明言しているのは前編・中編でも述べたようにモバマス時空だけです。
黒埼ちとせは「華やかな人生を送る人」側でありながら、「灰色の現実」を生きる白雪千夜に一目惚れした。
それが黒埼のおじさまが白雪千夜の後見人に選定される道のりの第一歩だったことは確定的に明らか。
しかし筆者の願望でもありますが、時空を隔てても共通する出来事だと捉えてもおかしくはないと感じます。
幼い頃から千夜の人生がどんなに「灰色」に塗りつぶされていたとしても、彼女の「美しさ」は決して失われていなかった。
そしてちとせは、ちとせだからこそ、上辺の価値ではない千夜が内に秘めた「美しさ」を見出し心奪われた。
ちとせは自身を月に準えますが、ちとせの愛情は明かりの外側を生きる幼い千夜にとって優しい月明かりだったと思います。
「ルーベンスの天使のような笑顔」も「太陽」も、始めからそれらすべてをちとせに見せていたとは限りません。
寧ろ、二人がはじめて出会った時それらは隠れていたかも。
それでも黒埼ちとせは「灰色」の白雪千夜に「一目惚れ」したならば…
それはちとせが千夜の中に存在する「美しさ」を見出した他ありません。
家族を喪い、家族に虐げられて育つ、灰色の現実を生きる幼き白雪千夜。
黒埼ちとせはその最中に出会った存在で、彼女は千夜に一目惚れしました。
「欲しいものは全てこの手にある。」
こう言わしめる黒埼ちとせの手の中に無かった存在が白雪千夜です。
千夜が黒埼家で暮らし始める以前、それこそ出会った時から既に、ちとせは千夜に並々ならぬ愛情を注いだと思います。
家族の愛情を喪っていた千夜はちとせの愛情に絆された結果、家族を求めたのです。
千夜が象った想いは
"あんな親より、ちとせちゃんと一緒に暮らしたい"
だと捉えます。
千夜が求めたものは家族であり、ちとせだと解釈します。
すなわち千夜の主観では、火事は家族を求めたゆえに起きた出来事です。
…え!
何故"ちとせちゃん"呼びだって!?
お前!それはお前!初対面から「僕」までの期間に"お嬢さま"って呼びだと個人的に違和感あるってお前!
「……アイドル、楽しい?」
「うん。」
を忘れたのかお前!
闇に沈みそうだった以前を想像してごらん!
お嬢さまに駄々甘な姿が見えてくるでしょ!
それでもって12歳以前だよ!
"ちとせちゃん"でしょ!
自分はちとせちゃん呼び推し!
です!
"あんな親より、ちとせちゃんと一緒に暮らしたい"
です!
私はなにも求めない
たいせつなものが、燃えていく夢。
私の全てを焦がして、焼き尽くす。
だから、私は何も求めない。いつか燃えてしまうなら。
前稿・中編で謎だらけと記した、千夜の独白、火事。
大よそが見えてきました。
起きたのは12の時、
家族を求めた結果、
白雪邸が焼失した。
火事が"何故"起きたのか。
"求めたら燃えた"理屈とは何か。
これらをまだ述べていません。
しかし経緯や理屈が見えずとも出来る限り千夜の主観を推察してきました。
下記の小編は、火事にまつわる千夜の独白の理解に少しでも理解に近づければと、ここまでの解釈を踏まえ自分なりに勘考した解釈の産物です。
千夜の独白の補足だと捉えて頂ければ幸いです。
華やかな明かりの外で生きる私にお嬢さまは手を差し伸べてくださった。
お嬢さまの優しさは家族の温かさを私に思い出させてくれた。
『あんな親より、ちとせちゃんと一緒に暮らしたい。』
私はおのずと家族を求めていた。
そうしたら、たいせつなものが、燃えていった。
私に遺されたもの、私を虐げたもの、私の全てが焼き尽くされた。
私が求めたせいで、みんな燃えてしまった。
全てを奪い尽くした私が求めるなど、許されない。
求めたら、お嬢さまも燃えてしまう。
もうこれ以上、なにも奪いたくない。
もうこれ以上、なにも喪いたくない。
だから、私はなにも求めない。
いつか燃えてしまうなら、私は求めない。
白雪千夜が「夢を見ることが許されない」と確信するのはどうしてだろう。
白雪千夜の眼に焼き付いた光景は、彼女に何を思わせたのだろう。
幼い頃からずっと夢を見なくなった上、なにも求めなくなった最中で、白雪千夜はどういう面持ちだったのだろう。
そういった背景を自分なりに勘考しました。
"白雪千夜は求めた結果、全てを喪った上、人の命を奪ってしまった"。
千夜は、白雪邸とひとの命を焼き尽くした責任を全て己に背負わせています。
"燃えてしまうなら、求めない"。
千夜が抱える超常的な理屈も彼女の中では信じざるを得ない現実です。
そして千夜の気立てからして、奪ってしまった命に対して贖罪をするために己の人生を捧げてもおかしくないと思います。
贖罪のために白雪千夜は「僕」を受け入れたのです。
だけど、それだけなら"黒埼ちとせの「僕」になる経緯"には宛がえません。
白雪千夜には黒埼ちとせの「僕」にならなければいけない理由があるゆえにそれを受け入れたのです。
"黒埼ちとせの「僕」になること"がどうして贖罪に繋がるのか。
何故、白雪千夜は黒埼ちとせの「僕」になったのか。
次項はその経緯を掘り下げます。
● 「僕」になった経緯
中編で述べたように、
白雪千夜には「夢を見ることが許される」定義があります。
夢を見ることが許されるのは、華やかな人生を送る人だけと決まっている。
「夢を見ることが許されるのは、華やかな人生を送る人だけ」です。
千夜にとってこの定義に当て嵌まらない人は夢を見ることが許されません。
千夜にとって「夢」は単純に見れる・見れないで済む話ではありません。
許す・許されないという尺度が設けられています。
そして語るまでもなく
黒埼ちとせは「華やかな人生を送る人」そのものです。
つまり、夢を見ることが許される人です。
そして語り明かしたように
"継母"は「華やかな人生を送る人」の可能性です。
つまり、夢を見ることが許される人です。
"継母"と黒埼ちとせ。
この両者が、夢を見ることが許される人=「華やかな人生を送る人」の該当者であることが、千夜が「僕」になる経緯の肝要と捉えました。
「華やかな人生を送る人」に贖罪するため、
「華やかな人生を送る人」に人生を捧げた。
それが白雪千夜が「僕」になった経緯ではないでしょうか。
これだけだと記号的な表現なので、もう少し具体性を伴わせます。
黒埼ちとせに人生を捧げることが"継母"への贖罪に繋がるのは何故か。
この理由は千夜の「夢」にまつわる独白、その最後に込められています。
それならば、私はせめて華やかな人生を支える人でいたい。
"華やかな人生を支えたい"。
これが白雪千夜が「夢」に込めた想いです。
「なにも求めない」と誓った白雪千夜が抱く「せめて」の願いです。
ちとせも千夜の「せめて」の願いを受け止めています。
ちとせは千夜の心を支配して、従えたいわけじゃない。
でも、ちとせは千夜の「せめて」の願いを叶える手段しか選べなかった。
千夜が贖罪に人生を捧げるしかなかったように、ちとせも千夜の贖罪の贄となるしかなかったのです。
それが白雪千夜と黒埼ちとせの主従関係です。
以上を持って、黒埼ちとせが「華やかな人生を送る人」だからこそ、ちとせに己の人生を捧げること、すなわち「僕」になることが、「華やかな人生を送る人」への贖罪に繋がったのだと解釈します。
そしてこの解釈は、ちとせがデレステ時空のPに打ち明けてくれた、
"黒埼ちとせ視点の白雪千夜の過去"に繋がっていきます。
闇に沈んでいっちゃいそうだったから……
「僕」になった経緯と繋がる"黒埼ちとせ視点の白雪千夜の過去"は、【Fascinate】特訓エピソードのやり取りで、ちとせがPに打ち明けてくれた過去です。
「独りだと、闇に沈んでいっちゃいそうだったから……
私のものにしたの。」
"闇に沈みそうだった千夜を、ちとせは自らのものにした"。
「僕」が贖罪の手立てという解釈は、この言葉の背景へと繋がります。
この場面でちとせが打ち明けてくれた千夜の過去は時系列は不明で、描写がありません。
しかしそれでも火事の責任に苛む千夜は正に"闇に沈みそうな姿"として映ります。
ちとせが口にしているように彼女が見た千夜は「独り」の姿です。
千夜が「独り」の時期は、千夜自身が「12のとき独りになった」と杏に教えていたように、火事の責任に苛む時期と一致します。
「12のとき独りになった」千夜が「闇に沈んでいっちゃいそうだった」千夜なら、この状況は即刻打破しなければ、彼女はそのまま闇に沈みます。
そして千夜を誰よりも知っているちとせは、誰よりも早く千夜の窮状に気付くことができました。
だからちとせは、この窮状から千夜を掬う(≠救う)手立てが千夜を自らの「僕」にすることだと慮り、誰よりも早く行動に移せたのです。
お嬢さまは、こうするしか千夜を掬えなかったんですよね。
火事の責任に苛む千夜の、その苦しみを完全に打破することはできずとも、この時の千夜が闇に沈まないように、当時出来得る最良の手立てを的確に施すことができた。
白雪千夜を世界で1番愛している、黒埼ちとせだからできた遣り口ですね。
以上を踏まえ、現状語られている範囲で見える千夜が"闇に沈むほどの孤独"に苛まれていた時期は、千夜とちとせの言葉が重なる"火事の直後"と自分は解釈します。
千夜を「僕」にするしか掬う手立てがなかった…
結果としてちとせは望まぬ主従関係を築き上げてしまい…
千夜が「せめて華やかな人生を支える人でいたい」と望むから…
千夜に…自分の本心を…「僕」からの開放を隠しながら…
ちとせは千夜が望む「華やかな人生を送る人」の姿を纏っている…
【緋薔薇の令嬢】でちとせが語っていた「嘘の色」…「真っ赤な嘘」って…火事を契機に「僕」にしてしまった過去を「真っ赤」と示唆したのかな…
それにしても…
"人生を捧げる人の望みを叶える"姿が今現在の黒埼ちとせなら…
ちとせも千夜の「僕」として映りますね…
魔法使いは、いない
千夜は自分が夢を見ることは許されないと信じて疑いません。
それは「華やかな人生」を奪ってしまったと信じきっているからです。
千夜が求めたら全てが燃えてしまった。
千夜が求めたら全てを奪ってしまった。
そんな現実離れした話はあり得ません。
でも、これが千夜の生きる現実です。
千夜が生きる現実では確かに起きた出来事です。
では本当に"白雪千夜が求めたら燃える"のか?
白雪千夜には"コントロールできない発火能力"や"願えば叶う力"が宿っているのか?
隠れざる"白雪千夜の第二の人格"が行動に移したのか?
そういった超常的な解釈にして"現状語られている範囲"で提示できる極論、そしてかつての自説、"現実改変能力持ち説"は中編で否定した通りです。
"現状語られている範囲"では千夜に異能は宿っていないと解釈します。
では童話のシンデレラのように、千夜が12歳の時、彼女は魔法使いと出会ったのか?
魔法使いの特別な魔法が彼女の願いを叶えてくれたのか?
現状で語られていないだけで本当に居たのかもしれません。
でも語られていない、現状は存在しない人物なので本稿では考慮しません。
ただ、もし魔法使いがいたなら、あまりにも不器用すぎます。
"家族が欲しい"という素朴な願いを、どうして素直に叶えてくれなかったのでしょうか。
どんなに虐げられても死まで望まなかった少女に全てを焼き尽くさせ
人の命まで奪わせる罪を、どうして背負わせてしまったのでしょうか。
どうして千夜を「僕」にしてしまったのでしょうか。
願いを叶える魔法にしては理想と現実があまりにも乖離しすぎています。
魔法使いは、いないと思います。
● 火事は"何故"起きたか
千夜に全てを焼き尽くさせた、火事。
"燃えてしまうなら、求めない"と千夜が独白したように、燃えた原因は千夜自らが求めた結果です。
千夜が求めたものを本稿では、"家族"だと解釈しました。
もっといえば、千夜の孤独を包み込んだ、黒埼ちとせです。
"あんな親より、ちとせちゃんと一緒に暮らしたい"
千夜は家族を求めるにあたり、こういった言葉を象ったと解釈しました。
しかしながら"家族を求めるだけで燃える"という現象は非現実的すぎます。
本稿は"千夜が異能を持つ"と提唱した自説を中編で否定し、魔法使いの可能性を認めませんでした。
それでも火事は確かに起きました。
何故か。
実は火事が起きた原因を千夜自身が既に吐露しています。
"口にしたから"です。
千夜は口にした願いは実現してしまうと誰よりも培っています。
今一度強調します。
千夜の願いは"口にしたから"叶いました。
"口にした願いを聞き届けた存在がいるから"千夜の願いは叶ったのです。
"口にした願いを聞き届けた存在がいるから"、異能を持っていない千夜が、魔法使いはいない現実で、願いを叶えることができました。
そして私たちは千夜の願いを叶えた、火事を起こした人物を知っています。
白雪千夜というシンデレラの魔法使いになれなかった人物を知っています。
千夜が口にした素朴な願いを聞き届けた人物を、
千夜のためにどんな願いも叶える覚悟の人物を、
千夜の望みならどんな手段でも厭わない人物を、
千夜の願いをあまりにも不器用に叶えた人物を、
私たちは知っています。
黒埼ちとせです。
火事は千夜の願いをちとせが叶えた結果と解釈せざるを得ませんでした。
● 「長くない」の仮説
Fascinateコミュで、ちとせがPに克明に打ち明けてくれた"千夜を託す"願い。
本項の題、「長くない」という発言は、ちとせがPに千夜を託す決意を明かす最中に出てきた言葉です。
この言葉はちとせに未来が無いことをプレイヤーに示唆しました。
本稿における「長くない」の仮説は
『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』です。
「私ね。『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』長くないと思うの。」
「だから、今が楽しければいい。」
黒埼ちとせは、自らが引き起こした火事の真相に白雪千夜が辿り着くまでのタイムリミットを悟っているのだと解釈しました。
根拠は本稿全文です。
結論ありきでちとせに罪を被せたわけではありません。
この解釈に辿り着かせた結果を信じるしかありませんでした。
千夜ちゃんが真相に辿り着くまで
千夜は少しずつ真相に辿り着いてると思います。
ここでは、白雪です。誰のものでもなく。そうあれと、願う人がいるから。
誰が千夜を"白雪であれ"と願っているのか。
作中で明言されていません。
むずかしい言い回しなので読み解きにくいですが、できる限り、この言葉を紐解いていきます。
まずは明解な方から。
誰のものでもなく。そうあれと、願う人がいるから。
白雪千夜を、誰のものでもないと願う人。
つまり白雪千夜に"貴女は貴女自身のものであれ"と願う人です。
白雪千夜を「僕」から解放したい人、黒埼ちとせです。
次の言葉は、まどろっこしくなりますが、ひとつひとつ紐解きます。
ここでは、白雪です。
「ここ」は千夜がいる場所。
そしてこの言葉を語っている今、彼女が立つ「ここ」は事務所です。
つまり事務所にいる時の彼女は「白雪」です。
なら、事務所にいない時の彼女は「白雪」以外です。
「白雪」以外の彼女は「千夜」です。
つまり「ここ」にいない時、事務所に居ない時の彼女は「千夜」です。
では、「千夜」の時は「どこ」にいるのか。
「どこ」でもありません。
「ここ」に「白雪」がいない時、彼女が「千夜」でいる時の全てです。
「千夜」は黒埼ちとせの「僕」です。
「白雪」以外の時、「僕」の「千夜」はお嬢さまのために生きています。
それが「華やかな人生」を送る人、黒埼ちとせを支える人でいたいと望む「僕」の人生だからです。
でも彼女が「ここ」にいる時、「千夜」がアイドルでいる時は、彼女は「僕」ではなくなります。
「千夜」に「白雪」が伴い、「白雪千夜」になることができるのです。
「僕」の「千夜」が「白雪」を取り戻す。
これは重要な意味が伴っています。
「白雪千夜」は火事により全てが焼き尽くされました。
彼女に遺されたものは、己の身一つのみ。
全てが焼き尽くされた彼女に、かろうじて「白雪千夜」だけ遺されました。
しかし「白雪千夜」はなにも求めない人生しか許されないので、彼女自身から新しいなにかを持とうとはしません。
それでも、唯一遺された「白雪千夜」だけは持ち続けています。
ただ、彼女が「僕」となった以降、
「白雪千夜」は彼女が唯一持つものの名前も喪いつつありました。
「僕」の彼女は「白雪千夜」ではなく「千夜ちゃん」でしかないからです。彼女は「白雪千夜」を持っていますが、黒埼家で暮らし始めた以降、
「僕ちゃん」か「千夜ちゃん」としか扱われなくなりました。
唯一遺されたものの名前すら千夜は喪いつつあったのです。
黒埼ちとせは白雪千夜を「千夜ちゃん」と呼ぶ人物です。
そして黒埼ちとせは、白雪千夜から全てを喪わせ、罪を背負わせ、自らの「僕」にさせ人生を奪った人物でもあります。
黒埼ちとせは、千夜に唯一遺されたもの、「白雪千夜」すら奪ってしまいかねないことを分かっていると思います。
それは黒埼ちとせが「白雪千夜」を「僕ちゃん」・「千夜ちゃん」として扱う人、「白雪千夜」が持つ「白雪」を形骸化せざるを得なかった人、千夜を自らの「僕」にしてしまった人物その人だからです。
すなわち「僕」の「千夜」が「白雪」を取り戻せる事務所延いてはアイドル活動は、唯一遺されたものの名前すら喪いつつあった「白雪千夜」に大きな意味を与えていると、千夜の言葉から察することができます。
紐解いた解釈を繋ぎ合わせ、千夜の言葉に行間を加えます。
ここでは、白雪です。(ここ以外では、千夜です。)
誰のものでもなく。(白雪千夜は私自身のものだと。)
そうあれと、願う人がいるから。(私はここにいます。)
このような意味があると解釈しました。
肝心なのは、この言葉を象っているのは「白雪千夜」自身ということです。
どこまで察しているか定かではありませんが、彼女自身が「白雪」を取り戻す意味を分かっています。
"白雪千夜を自分自身のものだと思ってほしい"人の願いを千夜自身が分かっています。
「白雪千夜」すら喪いつつあった「千夜」がアイドルを通じ「白雪」を取り戻しつつある今。
ちとせが明かしたように、「千夜ちゃん」は少しずつ黒埼ちとせが抱える真相に近づいています。
今後の追加カード、特にSSRで千夜が"よく分からない言葉"をつぶやいたとしたら、真相に近づきつつある可能性が含まれているかもしれません。
また、千夜の意志か、ちとせの意志か定かではありませんが、
千夜は「白雪」を残し続ける選択をしています。
杏が「白雪」を残した理由を推察し千夜に尋ねてますが、千夜の受け答えは明確な返答ではありません。
杏が推察したように「名字がなくなっちゃうから」名字を残したのは確かですが、杏の推察は申し分ない答えではないのです。
現状では分かりかねますが…
もし千夜が自らの意志で名字を残したのだとしたら…
既に千夜が真相に気付いている可能性すら否定できません…
黒埼家で暮らし始める直前…
火事の直後から既に…
ちとせの「僕」から解放したい意志を察していたわけとなるので…
どうなんでしょうね…
(4/25 追記)
【ひとり、時は過ぎて】のコミュによって"千夜が苗字を残した理由は
苗字をちとせに褒められて嬉しかったから"という説も生まれましたが、杏の時と同様、"苗字を残した理由"そのものは明言していません。
これまでと平行線です。
一応。
白雪千夜は黒埼ちとせとライバル
何故ちとせは千夜を「僕」から解放したいのか。
薔薇のつぼみを咲く瞬間が見たいから。
千夜の可能性を引き出したいから。
たくさんの想いが宿っていると思います。
そして、ちとせは自分がこれを成し遂げられないと知っています。
千夜に支配を望まれるだけでなく彼女の全てを奪った自責があるからです。
だから千夜を自分以外の誰かに"託す"ことに奔走し、
千夜を"託す"に足りえるアイドル活動延いてはPに出会えました。
ただ、どうして黒埼ちとせは「あの子には未来がある」と、裏を返せば、
ちとせ自身には未来が無いと語るのか。
そして「長くない」と語るのか。
それは白雪千夜にとって黒埼ちとせがライバルだからです。
黒埼ちとせはこの質問を受け、少し間をおいてから、
己は千夜を「ライバル」と感じていると答えました。
そして千夜はちとせの言葉を好意的に解釈しました。
千夜はライバルを"好敵手"だと解釈したのでしょう。
"好敵手"は和製英語の「ライバル」に込められた意味合いです。
「ライバル」を厳密に英訳すると和製英語の意味は伴いません。
語源はラテン語で「小川」を意味するrivusの派生語であるrivalis。
これが「同じ川(水源、水利権)を巡って争う人々」から「一つしかない物を求めて争う人々」の意味へと発展し、フランス語を経由して英語になった。なお、英語のライバルは「常に対立し合っている宿敵」という意味で、好敵手という意味合いは無い。
Wikipedia ライバル 語源 より引用
(Wikipedia知識だと揶揄される可能性が嫌なので補足すると、)
もちろん英語でも競い合う存在を表すときに「ライバル」を用います。
しかし肝心なのは、並び立つ存在に向けて用いる言葉ではないことです。
かつてルーマニアに在住していたちとせは日本語の難しさを語っています。
千夜は、ちとせの「ライバル」という言葉を和製英語の意味合いとして受け止めましたが、知ってか知らずか、ちとせ当人は和製英語の意味合いとして用いていない可能性があります。
黒埼ちとせにとって白雪千夜がrivalなら、
白雪千夜は黒埼ちとせと「常に対立し合っている宿敵」です。
吸血鬼の「常に対立し合っている宿敵」は太陽です。
ただ、ライバルの意味合いはともかくとして、ちとせが千夜を自らの「僕」から解放したい理由は、千夜が真相に辿り着いたその時のことを慮っている気がします。
千夜が真相に辿り着いたその時、千夜が最も愛する存在が自分の仇と解かってしまったら、彼女は今度こそ"闇に沈む"と思えて仕方ありません。
だからちとせは、千夜がもう二度と闇に沈まないように、千夜が心置きなく自らを拒む道筋を作っているのかもしれません。
"千夜ちゃんを私の『僕』じゃなくせたら。私以外の大切な存在や、生きがいを、千夜ちゃんが見つけられたら。千夜ちゃんはきっと悩まずに私を拒絶してくれる。"
こういった想いを抱いているかもしれません。
…書きながら思い浮かびあがりましたが、もしかすると、
「長くない」という発言は『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』のタイムリミットではない可能性もあります。
白雪千夜が黒埼ちとせ以外の大切な存在を見つけ出し、生きがいを作れたならば、自分の解釈における黒埼ちとせの主観は"千夜が悩まず自らを拒絶してくれる"状態です。
この状態を迎えることができたならば、黒埼ちとせは『千夜ちゃんが真相に辿り着くまで』を待つことなく、自ら火事の真相を千夜に打ち明けるのではないでしょうか。
真相をちとせ自ら打ち明け、千夜が心置きなく自らを拒絶してくれることをちとせは期待していると思います。
白雪千夜という薔薇が咲き誇る姿を見届ける。
白雪千夜が自分だけの生きがいを見出す。
黒埼ちとせ以外の大切な存在を見つけた時を迎える。
"白雪千夜をトップアイドルにする"
これが黒埼ちとせが生涯をもって白雪千夜に捧げる贖罪です。
お嬢さま。
どうして貴女は不器用な生き方しかできなかったんですか。
あとがき
「長くない」というちとせ言葉は、様々な解釈を作ってくれました。
寿命が長くないとか。
死に至る病気を抱えているとか。
死の運命を背負っているとか。
定説はこれらに基づいてると思います。
もちろん他もあると思います。
"現実改変能力説"もこの亜種です。
ちなみに本稿を書くまでの自分は"運命+病死"を想定していました。
負を足すな。
ただ、"現状語られている範囲"である本稿を書くにつれて、これまでの定説に基づく解釈を信じる力を自分は失いました。
二次創作という書いてない"空白"を埋める気概なら、自分はこれからも
"運命+病死"説とそれに基づく大団円の物語を妄想し続けます。
"現実改変能力説"だって、本稿でこそ否定しましたが発展し続けています。
ぜんぶ好きなので。
好きなものは好きだから、これからも妄想し続けます。
でも書いてある"行間"を紐解く気概なら、公式の展開を考察していくなら、自分はこれからも本稿で展開した解釈を基盤としていく所存です。
本稿を締めるにあたり要らぬ誤解を絶対に与えたくないので明記します。
本稿の全文は他人の解釈を否定する意図は皆無です。
他人の解釈を覆したい、己の解釈こそが正義で他の解釈は誤り、そういった独りよがりな主張をする意図は一切ありません。
他人を貶める意図も、気持ちも、狙いも、一切ありません。
自分の宇宙を守ることで精一杯なので物々しく伝えざるを得ませんでした。
筆者が突拍子もない解釈を持ち込んで「筋が通った」と妄信しているだけ。
「長くない」の仮説に限らず、ここまでの全てはただそれだけの内容です。
自分が書いた・書いていく解釈すべてがそういう存在だと記しておきます。
それでも否定的なニュアンスが孕んであると読まれた方がいらっしゃいましたら、筆者の伝達能力の乏しさを察していただければ幸いです。
以下は過去記事の宣伝!
"Be The One"は仮面ライダー作品の主題歌です。
Fascinateコミュの回顧が本文なので、この歌を知らなくても読めます!
この記事は11月頃の解釈ですが「ちとせには隠したいものがあるのでは?」
「千夜を闇に沈まないようにする『僕』が当時出来得る最良の手段だった」など、本稿に繋がる解釈が含まれてます。
自分で見返しても楽しい!
VelvetRoseとFascinateコミュの自分なりの見どころをネタバレしつつも核心を避けて詰め込んだ記事なので、履修・復習したいけどわかんね~って人も楽しめるはず!
おすすめ!
モバマス時空の言及を始めた記事。
この解釈を機に自分のエンジンが掛かりました。
Fascinate公演はモバマス時空で開催されてない!と断定してます。
ただ、それは作中描写で両時空に明確な差異が存在するゆえです。
何それ?! と気になった人は読んでいただけると嬉しい。
…モバマス時空が絡むと火力を一切抑えるつもりが無いので、合わない人は合わないと思います。
それはごめんね、お互い距離を取ろうね。
シャニマスの、ストレイライトの記事です!
冬優子の恒常サポートSSRのコミュを基に、ストレイライト3人の再認識を図っています。
愛依ちゃんの懐の深さ、冬優子の優しさがアイドルに反映されているんだ~とか、冬優子と愛依ちゃんの気遣いの差異とか、そういう人間性の部分。
世にも珍しい"芹沢あさひなりの気遣い"も提言しているぞ!
シャニマスの履修はコミュの密度で時間が掛かってしまい、なかなか記事にできませんね…
うまく簡略して、投稿を気軽にできるようにしたいなぁ…
数は少ないですが記事全てはこっちにまとまってます。
過去の記事でも述べたように、今年は音声記事とかコミュの実況動画とか、文章媒体以外でも妄言を垂れ流していきたいですね~
本稿はこれでおしまいです。
次回の予定は無い。
ちとせと千夜ちゃんの追加が待ち遠し過ぎて、デレステのジュエルの貯石が5桁に辿り着けてうれしい。
こんなこと今まで無かった! 貯めろ貯めろ~
ありがとうございました~
あとがきの、あとがき
前編・冒頭で記したように、本稿はデレステ時空の考察でした。
普段の自分はモバマス時空の妄想をしています。
デレステは描写がたくさんあるので行間を想像できますが、
モバマスは描写がたくさんないので行間が想像できません。
だから妄想。
モバマス時空の行間、まったく見えないので。
ちなみにモバマス時空の妄想は運命+病死です。
"継母"なんていねー!
本稿に! 基づいて! いません!
「かつてルーマニアを脅かした、現代医学でも完治の術が無い、実在する『死の病』を抱えおり、絶対に免れることが出来ない運命によって全てを喪った上、『死の病』の治療を諦め、世界に懺悔し、その命を閉ざす」
という「滅びの運命」をVelvetRoseの二人が背負ってます。
クソみたいなものを背負わせるな。
ちなみに千夜ちゃんがお嬢さまの夢を奪ってしまったという妄想を起点に膨らませています。
クソみたいなものを背負わせるな。
でも大団円しか辿り着かせるつもりはないのでオッケーです!
「滅びの運命」を背負わせてもVelvetRoseはぜっっったいに負けません!
他の人を気にせずどんッどん大団円を信じましょう!!
おれの宇宙の話だからハッピーエンドしか受けつけないぞ!!!
「滅びの運命」なんかに負けないように、三人四脚で頑張りたいです。
目指せトップアイドル!
言わなくてもいいことをあとがきで書きましたが…
妄想なら何でも自由だと思うんですよ…
誰の、どんな妄想であっても…
公式で書かれていないものに正しいもクソもない…
二次創作に間違ってるも正しいもない…
好きか嫌いかだけ…合わないなら合わないだけ…
でもさぁ…じゃあ…じゃあなんだ…
モバマス時空の考察を、書かれている行間を読むとするなら…
黒埼ちとせは本当に"未来が無い"っていうのですか…?
…そんなこと言っても、自分の全ての解釈は勝手に妄信しているだけです。
行間なんて代物はプレイヤーの読み解きではなく作中にしかありません。
全ては妄想で、解釈は妄言です。
"現状語られている範囲"でモバマス時空の黒埼ちとせを捉えるなら、自分の眼では未来が無い人間としか映りません。
おい…どういうことだ運営…
モバマス時空は…どうしたらハッピーエンドになるんだ…
いや…生々しいデレステ時空の大団円も分からないけど…
そもそも…未来に繋がる尺が…モバマスに残っているのか…?
モバマス時空のちとせがどうして己に未来が無いと思っているのかは分からないけど…
なんでそんな業を背負わせたの…
な~にが「自分が健やかになれるよう」だ記事冒頭の自分てめえこの野郎…
こんな考察結果で健やかになるわけねぇだろ…
いやだ…絶対にいやだ…諦めたくない…
時空なんか知らん…ちとせを…千夜を…私たちの物語を…大団円を信じたい…
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