黒埼ちとせと“Be The One”がベストマッーーチ!!! 【前編】
このnoteによれば金髪赤目クォーター虚弱体質ナイスバディ吸血鬼お嬢さま(19歳)の高校生・黒埼ちとせ、彼女には女王にして夜の支配者「トップアイドル」になる未来が待っていた。
楽曲"Be The One"の歌詞に沿って、黒埼ちとせと白雪千夜の二人を自分なりの解釈で回顧しているのが本稿の中身です。
コミュの回顧が本文なので"Be The One"を知らずとも読めます。
というかVelvetRoseも”Be the One”も、両方知らずとも読めますし、両方知らない人に読んでほしいです。
「二人に興味があるけど全然知らないんだよな~」って人にも伝わるよう、各種コミュの個人的な見どころを交えつつ、彼女たちの物語をゼロベースで振り返りました。
本稿を機にちとせと千夜ちゃんに興味を持って頂ければ何より嬉しいです!
最後の英語の歌詞まで黒埼ちとせ…いや、「私たちの物語」ぎっしり…!
以下本文。
"Be The One"って何?
今回取り扱う楽曲 "Be The One" は仮面ライダービルドの主題歌です。
曲 Be The One
作詞 小室哲哉/浅倉大介
作曲 小室哲哉/浅倉大介
唄 PANDORA feat. Beverly
歌詞を引用しつつ、一節一節に妄言を垂れ流していきます。
この楽曲と黒埼ちとせお嬢さまがベストマッチなんですよほんと…
お嬢さまの決意や心の変化が詰まっている…
上の動画はOPサイズですが…フルで…フルサイズで聴いてね…
一節一節すべてがめちゃくちゃ噛みあってるので…
色んな配信サービスで聴けるよ…
黒埼ちとせとは
まず最初に黒埼ちとせさんの回顧から。
とりあえず、ちひろさんの紹介とプロフィールを貼っておきます。
金髪!赤目!クォーター!帰国子女!
それでいてナイスバディ・虚弱体質・お嬢さま・女子高生。
属性盛りすぎでしょ。
出典: 黒埼ちとせ「ステータス」 より
19歳の女子高生です。
19歳の、女子高生です。
この時点で引っかかる要素満載。
プロフィールだけでも詰め込みすぎ。
意味は分からなくていいですが、出身は東京都、血液型はO型です。
「欲しいモノが簡単に手に入ったら、つまらないでしょ?」
「楽しまなきゃ♪」
賑やかな言葉遣いですね。
しかしそれと裏腹に、ビジネスライクな関係を求めているのが一連の台詞からでも伺えます。
この傾向はN・N+だと特に顕著です。
言葉の裏にさまざまな想いが隠れているのも黒埼ちとせの特徴です。
白雪千夜とは
白雪千夜。
彼女は黒埼ちとせの人生そのものです。
…いきなり一言でまとめても意味不明なので、ちとせ同様に彼女がどのような人物か述べます。
ちひろさんの紹介ツイートとプロフィールを貼っておきます。
お嬢さまに付き従う、慎ましい、17歳の女の子。
この子が白雪千夜ちゃんです。
可愛いですね~
肌白いですね~
黒インナーいいですね~
ちひろさんが(あまりにも)さらっと伝えてくれていますが、
「彼女自身の魅力」を見つけることが白雪千夜の物語の最大の鍵です。
出典: 白雪千夜「ステータス」 より
「白雪千夜」は白雪千夜が唯一持っているものの名前…自分が自由にできるのは自分だけ…なのにアイドル然とする理由は「私の意思ではありません。」
「私が自由にできるのは私だけ。」
白雪千夜は己を"誰か"の所有物だと思っているようです。
その"誰か"こそ、彼女が付き従う存在、黒埼ちとせなのです。
「戯れでしかない。でも、それでも良いから来たのです。」
戯れとは? あなた自身の意思は? どうしてそれでも良いの?!
なんか…! 言葉の節々が…! 重い!
慎ましさと比例して…! 重い…!
自己紹介だけでもこんなに特異な境遇を醸し出してくれるのすごいですね…
意味は分からなくていいですが、出身は北海道、血液型はO型です。
台詞の節々からずいぶん無感動な情緒が見え隠れしています。
でも見え隠れしているだけで、無感動な人間ではありません。
決して。
そして! そんな「彼女自身の魅力」を見つけるのは我々の仕事!
見よう! Fascinate!
というわけで以下より妄言です。
『明らかにしたくない何か』がある
まず一節目。
このままあるきつづけてる
今夜も真っ直ぐ一人の足跡たどって
このフレーズの時点で完璧に『黒埼ちとせ』なんです…
なぜ『歩き続けること』が黒埼ちとせを表すのか…
なぜ彼女が真っ直ぐ一人の足跡をたどるのか…
なぜ『このまま』今夜『も』繰り返すのか…
解説が必要ですね…!
ちとせは夜に散歩へ出かけることがあります。
アイドルのプロフィール欄には散歩が趣味とは記されていませんが、個人的には趣味と捉えて差し支えないと思っています。
例えば二宮飛鳥にはプロフィールには書かれていない趣味があります。
"ラジオ番組への投書"です。
出典: アイドルトピックス 二宮飛鳥②「片翼の観測者」 より
(いつもありがとう!って…どんだけ送ってんの飛鳥…)
プロフィールには趣味の一つとして"ラジオを聴くこと"が書いある一方で、
"ラジオ番組への投書"が書かれていないのは何故か。
これは飛鳥にとって"ラジオ番組への投書"がプライベートだからでは?
完全にプライベートな趣味はプロフィールには書かれていないとするなら、
ちとせの"夜道の散歩"もその例の一つだと捉えられます。
しかしこの説明だけでは
『歌詞に沿ってるって散歩のこと?』
『趣味を誇張したいだけか…』
と誤解されてしまいかねない…
もっともっと紐を解かねば…
"夜道の散歩"は黒埼ちとせにとって単なる趣味ではありません。
幼い頃のちとせは"夜"に苛まされていました。
"夜道の散歩"は彼女を苛ませる存在から逃してくれる行為だったのです。
(その背景については、イベントコミュ・Fascinateを直接見てね…)
では今のちとせにとっても"夜道の散歩"は逃避に準ずる行為なのか。
違います。
"夜"も、"夜道の散歩"も、彼女が成長する中で意味が変わりました。
成長したちとせ曰く
「夜は私を自由にしてくれる」
「夜は私のもの」
出典: イベントコミュ「Fascinate」『第4話 Moon Is a Harsh Mistres』 より
ちとせは"夜"を克服したのです。
そればかりか支配すら覚えました。
彼女を苛ませていた"夜"は彼女を自由にしてくれる存在に変化しました。
それに合わせ"夜道の散歩"は逃避の役割を越えたのです。
今のちとせにとって、"夜の散歩"は取るに足らない道楽の一つです。
彼女が"夜"を克服する上で大事な役割を担っていた存在が他にもいます。
月です。
「月は進む先を照らしてくれるけど、全てを明らかにしてしまうほど、明るすぎない。」
出典: イベントコミュ「Fascinate」『第4話 Moon Is a Harsh Mistres』 より
これは先ほどの独白の直前です。
「全てを明らかにしてしまうほど、明るすぎない。」
進む先を照らし、進まない先は照らさない。
その様な程よい月の明かりが、ちとせの夜の居心地を変えてくれました。
でも…これだけだと『トラウマ克服してよかったね』で終わっちゃう…
『克服したなら散歩しないで早く寝ろ』で終わっちゃう…
"ベストマッチ"たる所以…! 伝えねば…!!
以下より一節目の考察です。
ここまでの描写を基に筆者なりの"夜の散歩"の解釈を述べます。
「全てを明らかにしてしまうほど、明るすぎない。」
この言葉、いかにも何か隠れていそうです。
というかいる。
いかにもどころじゃない。
全部読んでもわかんないし。
ちとせには『明らかにしたくない何か』があると推察します。
木を隠すなら森の中、秘密を隠すなら"夜"の中。
『明らかにしたくない何か』があるから、あえて"夜"を選んだのでは?
『明るすぎない』を好む理由が
『明らかにしたくない何か』と密接に関係しているのではないでしょうか。
秘密を隠すだけが目的なら、全てを隠す"夜"そのものの方が都合はつく。
でも、ちとせが"夜"に居心地の良さを感じるのは「明るすぎない」から。
『暗すぎない』"夜"も大切だけど…
「全てを明らかにしてしまうほど、明るすぎない」月明かりはもっと大切…
しかし…
"夜"は黒埼ちとせを自由にしてくれるはず…
自由なのに…支配さえ覚えているのに…
どうして『隠す』という消極的な行動が必要なのか…
絶対に曝したくないものがある一方で…その全てを隠そうとしない…
ちとせの自由の成立には『明らかにしたくない何か』が不可欠なのでは?
受け入れ難くも受け入れるしかないものが、月明かりの外側にあると筆者は捉えています。
一節目の解説は以上です!
想いを秘めて今を生きる、ミステリアスなちとせを表す一節目でしたね…!
歌詞が遠のいてしまったので、ここでもう一度引用します。
このままあるきつづけてる
今夜も真っ直ぐ一人の足跡たどって
一人で夜道を散歩するちとせ…
しかしそれは単なる趣味ではなく…彼女が秘めた想いを感じるため…
自由な世界を謳歌しているようで…彼女が歩く道は決まっている…
だけど彼女はこのまま進む…いつもどおり…このまま…
なぜ支配下の世界とそのように接するのか…
なぜその状態を維持しているのか…
歩き続けるちとせの真意は何なのだろうか…
なんか…そういうミステリアスな感じなのがいい…
いや~一節だけで黒埼ちとせだわこれ…
でも"Be The One" は最後まで黒埼ちとせたっぷりだもんね…
最後まですごく黒埼ちとせだよ"Be The One" すごいよ…
二人の関係性
果てしないだけどきみだけは
どこかで待ってる笑顔絶やさずに
There You Will
きみ!
これは! 誰のことを指しているのでしょう!
もちろんこれは! 白雪の千夜ちゃんのことですね!
お嬢さまが進む果てなき道のりの先に! 千夜ちゃんがいるのです!
しかも笑顔で! 笑顔を絶やさずに!
Pを「お前」と呼ぶゆえ狂犬のように見られてしまっている千夜ちゃんが!
笑顔を絶やさずに!
There you will !(そこにいる!)
笑顔を絶やさない千夜ちゃんが…果てなき道のりの先に…いる…
どこかは分からないんですけどね…でも待っているんですよ…
どこにいるんでしょうね…そういうの考えるもの楽しいですね…
千夜ちゃんが…笑顔を絶やさずに…待ってる…
この一節でVelvetRoseだ…
あとさぁ…一節目でお嬢さまが辿っている足跡…
その足跡はもしかしたら千夜ちゃんの足跡なのかもしれないってやつだよ…
付き従っていた存在がさぁ…気づかぬうちに己の先にいるってやつ…
主である自分がいつの間にかさぁ…従者の足跡をたどっているってやつ…
やっべぇ~~
この一節でVelvetRoseだ…
これらがどれだけ重要な意味なのか…次の解説はそこです。
あ…ちなみにVelvetRoseは"Velvet Rose"じゃなくて"VelvetRose"ですよ…
VelvetとRoseの間に…隙間は無い…
Roseを優しく包み込む…Velvet…
それが"VelvetRose"なんです…
一応ね…一応…大事だから…
良くない…?
それでは二節目の解説に入ります。
黒埼ちとせと白雪千夜。
彼女たちの関係は浮世離れしています。
主の黒埼ちとせ。
僕の白雪千夜。
二人は主従関係を結んでいるのです。
すごいね。
二人の関係性こそ、二節目、いやそれ以降も含めて、"Be The One"と黒埼ちとせがベストマッチな理由の解説に欠かせません…!
二人を結ぶこの主従関係がどのようなものかを先ず掘り下げます。
以下は双葉杏に「姉妹とか親戚じゃないのにどうして一緒に住んでるの?」と尋ねられた時の返答です。
出典: イベントコミュ「Fascinate」『第3話 If the Stars Are Gods』 より
これが他人に教えられる範囲の情報というわけですね。
千夜の口が堅い背景、気になります。
プライベートな話だからセーブを掛けているのか。
己が黒埼ちとせの所有物だから軽率に口を開かないのか。
彼女個人として『いろいろあった』過去を口にしたくないのか。
いろいろと慮ることができますね。
また、千夜がちとせと住むようになった概ねの経緯が浮かび上がりました。
『過去、いろいろあった』
『12歳のとき独りになった』
『おじさまに黒埼の家に来ないかと誘われた』
12歳のときに重大な出来事が起きた。
それが二人の結びつきがより深くなったきっかけです。
『おじさまに黒埼の家に来ないかと誘われた』
主従関係が始まる前、白雪千夜が黒埼ちとせの下に辿り着けたのは、この
"おじさま"という方の尽力があった。
日本にいる今の様に、最初から二人きりというわけではないみたいです。
"おじさま"とは誰か。
順当に考えると、黒埼ちとせのお父さんです。
出典: [Fascinate]白雪千夜「メッセージ」『ルーム』 より
黒埼家に招ける人間。
ちとせと近しい黒埼家の人間。
白雪千夜の後見人である黒埼家の人間。
十中八九、黒埼ちとせのお父上なので、彼がちとせの父と解釈します。
また、黒埼のおじさまは、迎え入れた千夜に仕事を与えてくれたり、
法的に助けてくれたことも千夜は語ってくれます。
孤独になったばかりの、12歳の女の子を、温かく迎え入れてくれた。
けっこう献身的なお方ですね。
今現在より灰色に染まっていた、他人に無関心を貫く気概だった、アイドルの楽しさを培っていない頃の千夜ちゃんでもだいぶ柔和な距離感を保っていそうなのが上の言葉から伺えます。
・・・・すごい漢だ。
彼の存在はかなり妄想が膨らむのですが、今回はそれを語る内容じゃない。
ちなみに、黒埼のおじさまの立場「後見人」を概説した記事も書いてます。
「後見人」は、実在する、れっきとした制度です。
おじさまが千夜の「後見人」という事実は、黒埼家が白雪千夜の健全な成長に相応しい環境と認められたことを意味します。
「後見人」は、それほど明確かつ重要な背景を示す情報です。
気になったら読んでね!
『12歳のとき独りになった』
この年齢までは独りじゃなかったみたいです。
だけどこの年齢で独りになってしまったみたいです。
平凡に考えると…家族と一緒だったことが考えられるのですが…
千夜ちゃんの過去は2020年11月現在、未だ具体的な描写が無いです…
断片的に掴める情景は少なからずありますが、『12のとき独りになった』経緯も断定的に言えるものではありません…
『過去、いろいろあった』
ただでさえ分からなことだらけの白雪千夜の過去。
『いろいろあった』と語るように、一筋縄じゃないようです。
しかし、『いろいろあった』過去、一体どんな出来事があったのか。
独りになった12歳のときの出来事と同様に、明らかになっていません。
あ
何か引っかかった人もいると思いますが…
思い当たった"それ"は12歳のときの出来事だとは明言されていませんよ…
"それ"…時系列は不明ですよ…
"それ"の可能性もあるけど…
"それ"とは明言されていませんよ…
(まあ筆者も今現在"それ"だと思っていますが…)
白雪千夜には彼女を象る上で絶対に欠かせない重大な過去があります。
このやり取りでは一切見えませんが、気になった人は触れてみてください。
分からない人は己の眼で! 疑う人も己の眼で!
みんなで見よう! Fascinate!
以上が(他人に教えられる範囲の)ちとせと千夜が共に暮らす経緯です。
でも黒埼家で暮らす経緯だけでは"僕"となった経緯は埋まらないですね。
次は黒埼ちとせが白雪千夜を"僕"にした経緯です。
"僕"の経緯
ちとせがアイドルを通じて変化していく最中、
千夜に変化の兆しが顕れる最中、
ちとせはPに、千夜を"僕"にした経緯を少し教えてくれました。
以下は黒埼ちとせ[Fascinate]の特訓エピソードの一部の概説です。
白雪千夜はかつて天使のような笑顔で笑う子だった。
でも千夜は独りだと闇に沈んでしまいそうだった。
だから黒埼ちとせは千夜を自分のものにした。
宝物をしまうように、千夜を"僕"にした。
ちとせは千夜を『自分のもの』にすることで『闇』から守りました。
それは千夜を守るために当時のちとせができうる限りの手段だったのです。
これがちとせがPに話した、千夜を"僕"にした概ねの経緯です。
主従関係…それはせざるを得ない選択だった…千夜を『闇』から守るため…
なんだその過去は…
具体的に何があったのか…現状では明らかにされていません…
いつ、どこで、どんなことがあったのでしょうね…
また、ちとせが語るには、
千夜はかつて『天使のような笑顔で笑ってくれる子だった。』らしいです。
千夜を説明する冒頭、決して無感動ではないと述べましたが、根拠はこれ。
でも我々の視点ではちとせが克明に語る笑顔をまだお目にかかれてません。
そう、過去形。
ちとせが明かしてくれた千夜の姿は、あくまでも過去の姿。
我々が知っている今の白雪千夜もいろいろな表情を見せてくれます。
しかしそれでも、ちとせが語る『天使のような笑顔』足りえないのです。
我々がどれだけ慮ろうとも、今の千夜は『天使のような笑顔』を失った姿。
失われた千夜の『天使のような笑顔』を取り戻す。
切望へ奔走する中、ちとせはその手段としてアイドルに辿り着いたのです。
そして今、アイドル活動を通じて千夜は笑顔を取り戻しつつあります。
所属当初のちとせがビジネスライクな関係を求めていた背景…壮絶だなぁ…
でも着実に未来に進みつつある…お嬢さますごいですね…!
VelvetRose大勝利!
希望の未来へ、レディ・ゴー!!
でも、黒埼ちとせが白雪千夜に己を捧ぐ理由は過去を求めるだけじゃない。
『天使のような笑顔』を取り戻す。
これも確かに黒埼ちとせがアイドルに身を投じた理由の一つです。
でも、それだけじゃない。
『天使のような笑顔』を失った白雪千夜を見て黒埼ちとせは気づきました。
白雪千夜が「薔薇のつぼみ」であることを。
出典: 出典: アイドルコミュ「黒埼ちとせの特訓エピソード」 より
そして黒埼ちとせは、「白雪千夜」という薔薇を咲かせたくなったのです。
これこそが主人たる黒埼ちとせが従者である白雪千夜に己を捧ぐ最たる背景であり、アイドルに身を投じた理由です。
『天使のような笑顔』を失った姿に『美しく輝ける』可能性を見出す…
なんだその過去は…
何があったんだよ…
かつて千夜が見せていた笑顔とか…
独りの千夜を闇に沈めようとした存在とか…
"僕"にせざるを得なかった理由とかだけでも気になって仕方ないのに…
"僕"となった千夜に可能性を見出した経緯って何…
なんなんだこの二人…
でもさぁ…ちとせから千夜に対するアプローチの方が強い気がする…
白雪千夜その人の意思より…黒埼ちとせの意志の方が強い気がする…
別にさ…ちとせの想いは改めたり省みたりするものじゃないよ…
でもさ…ちとせは過去に縛られてる感じがする…
白雪千夜は…『彼女自身の魅力』を見つけることが大切…
ちとせの想いは絶対に尊重すべき…
でも…でも一番大切なのは…白雪千夜その人の意思なのでは…?
ここ…言葉を間違えると一触即発だとわかるのですが…
でも千夜にとっての一番は…『彼女自身の魅力』を広げることだと思う…
当然ちひろさんの言葉関係なしにね…
どう描いていくのかなあ…
ここまでの説明だけだと、ちとせが一方的に"僕"にしたみたいですね。
千夜自身が"僕"と呼ばれることをどう思ってるのかも言及されています。
出典: プロデュースノート [Fascinate]黒埼ちとせ+ 「親愛度②」 より
白雪千夜自身が"僕"呼びを望んでいます。
ちとせが決断しただけではなく、千夜がそれを望んだから"僕"となった。
しかもちとせは千夜を支配したいわけでも従えたいわけでもない。
すごいね。
知れば知るほど謎が深まるばかりじゃん!
ぜんぜんわからない。
俺たちは雰囲気でVelvetRoseを追想している。
でもそんな魅惑的な二人がやはり好きです。
VelvetRoseさいこ~
以上が"僕"である白雪千夜のアイドルとしての出発点であり、
黒埼ちとせが身を置く世界でもあります。
黒埼ちとせも白雪千夜も、がんじがらめな袋小路で彷徨っていたのです。
"僕"のままでは、千夜が咲くことはできない。
"僕"の千夜を、自分一人では変えられない。
自分がどれだけ千夜に尽くしても、千夜は"僕"としてそれを受け取る。
穏やかじゃないですね。
千夜を"僕"という絶対的な枠組みに収めてしまったちとせ当人では、
この袋小路を抜け出すことは叶わなかった。
そんな時に出会えたのが、Pであり、アイドルだったのです。
Fascinate公演を通じて、ちとせは千夜をPに託す見定めを遂げました。
託せる人間と出会えてよかったねお嬢さま。
ちなみにここまでPとの繋がりを端折っていますが、
デレステのVelvetRoseを語る上で彼の存在は必要不可欠です。
Fascinateだけでも相当楽しめるのですが、
気が向いたら彼女たち二人のカードも触れてみてください。
『千夜をPに託す見定め』もメモリアルコミュ等で触れてます。
「あれはこういう意味だったのか…!」とか、
「こんな変化があったんだね…」とか、
めっちゃ視界が開けてくるので。
千夜がちとせと一緒に暮らす背景。
千夜がちとせの"僕"となった経緯。
謎めいた二人の過去の数々。
以上を解説しました。
二節目の解説を終えたので、改めて歌詞を引用しておきます。
果てしないだけどきみだけは
どこかで待ってる笑顔絶やさずに
There You Will
もう言葉は足りてますよね…!
壮絶な過去…並々ならぬ道のり…だけどちとせは諦めまず進みます…
果てしなき道の先にいる…美しく輝く千夜ちゃんの笑顔のために…!
黒埼ちとせの想い…めっちゃつまってませんか…?!
すごいね"Be The One"…! 最高だ…!
これでなんと…! まだ二節目…!
まだまだつまっている…! その規模…歌詞の全て…!
"Be The One" にはこんなにVelvetRoseが詰まってたのか…!
(Be The One は仮面ライダービルドの主題歌であり、黒埼ちとせ延いてはVelvetRoseのイメージソングではない)
"Be The One, Be The Light"
三、四節目。サビに移ります。
サビというだけあって、やはり黒埼ちとせを表す上でも、この上なく大切な詩なのです…!
"Be The One"とは黒埼ちとせの何を表す言葉なのか…! 語っていきましょう…!
Be The One, Be The One
All right!
明日の地球を投げ出せないから
Be The Light, Be The Light
All right!
強くなれるよ 愛は負けない
繰り返される "Be The One" と "Be The Light" を先に紐解きます。
"Be The One" …
●●になる…●●になれるという風に訳せますね…
ちとせが千夜ちゃんにどういう想いを秘めているかといえば…
『白雪千夜』という薔薇を咲かせたい…
黒埼ちとせの"僕"から解放したい…
何より、千夜ちゃんらしくなってほしくてほしい…
そうか… "Be The One, Be The One" はつまるところ
『千夜ちゃん、自分らしくなって』
と象れるわけですね…!
でも千夜ちゃんは"僕"でいることを望んでいて…
自分を無価値だと思っていて…
だからどんな想いを伝えても…"僕"としてそれを受け止めてしまう…
『自分らしくなって』と言葉にするほど…その想いが強いほど…
ちとせの想いを"僕"として応えてしまうのかも…
でも、でもですよ、でもですねみなさん忘れないでくださいね次の歌詞を。
"All right!" (大丈夫だよ!)
ちとせは! そんな千夜ちゃんを! 励ましているんです!
『千夜ちゃん、自分らしくなって』
『大丈夫だよ!』
千夜ちゃんに色を取り戻したかったちとせは…!
千夜ちゃんのためにずっと奔走していて…!
千夜ちゃんにとってそれは戯れにしか見えなかったかもしれないけど…!
灰色な世界は変わらないのかもしれないけど…!
そんな千夜ちゃんを見ながらちとせは…!
『大丈夫だよ!』
という気持ちを千夜ちゃんに向けているわけですよ…!
この想い…必ずしも言葉にしているとは限りません…いやむしろしていないかも…だって素直に伝えるほど"僕"としてそれを受け止めるわけですから…
もしかしたら…想いは秘めたままかもしれません…
でもきっと…!
言葉にしなくても…!
いつだって千夜ちゃんの眼差しにこの想い向けているわけですよ…!
いつも…!
『千夜ちゃん、自分らしくなって』
『大丈夫だよ!』
黒埼ちとせから白雪千夜に向けたメッセージとして…! これ以上相応しいものがあるのか…!? おれは知らない…!
何より…! この"Be The One" というフレーズは…! この曲のタイトル…!
つまり…! 一番伝えたい想いなのです!
サビだけでなく…! 随所で繰り返される…! 『自分らしくなって』…!
千夜ちゃんに向けた…ちとせの溢れんばかりの想いが…詰まっている…!
慈愛だ…慈しみだ…
"Be The One" は…! 黒埼ちとせとベストマッチだ…!
あと…もしかしたら『大丈夫だよ!』の感嘆符は…どんなに尽くしても出口が見えなくて折れそうなちとせが、気付かずとも、自分自身を励ましているのかもしれませんね…そういうダブルミーニングもあるかも…
大丈夫だよ千夜ちゃん…! 大丈夫だよちとせ…!頑張れ…!
うわ~! めっちゃVelvetRose~!
"Be The Light" …
『光になって』…!?
『自分らしく』だけじゃなく…! 『光になって』…!?
「あの子は太陽だったよ」
「そのつぼみが咲く瞬間を見たくなったの」
「美しい輝きを見てみたい」
そうか…お嬢さま言ってましたもんね…千夜ちゃんは太陽だったって…
自分らしくあってほしい気持ちと、喪った輝きをもう一度みたい気持ちは
共存できますからね…
だから『光になって』ほしいんですね…
つまり…光を放つ存在とは…! 太陽のこと…!
『光になって』とは…! 千夜ちゃんが太陽になってほしい想い…!
すなわち"Be The Light, Be The Light" は…
『千夜ちゃん、太陽になって』
と訳せるわけですね…!?
秘密の小箱にしまうのをやめて…光の下に千夜ちゃんを曝したお嬢さま…
紆余曲折を経て…アイドルに辿り着き…今は…これからは…アイドルとして
また太陽のように輝いてほしい…!
そして…!
"All right!" (大丈夫だよ!)
へこたれません…!
千夜ちゃんは必ず太陽になれる…! お嬢さまはそう信じています…!
『千夜ちゃん、太陽になって』
『大丈夫だよ!』
太陽になってほしいって…なんだよ…!
どれほどの想いを抱えてるんだよ…!
でもそれが…お嬢さまが千夜ちゃんに伝えたい想いですからね…
太陽…
ここまで触れませんが…"Be The One"の2番の歌詞のこれまたサビで…
太陽について触れてるんですよ…
あと月についても触れてる…
勿論それらもベストマッチな詞として象られています…!
"Be The One" とのシンクロ率ヤバくないですか…?
黒埼ちとせは挫けない
明日の地球を投げ出せないから
強くなれるよ 愛は負けない
そしてこのフレーズですね。
先程のフレーズと分けた方が解釈しやすいと自分は思いました。
"明日の地球"…
随分と壮大な規模ですね…
でもね…これもちとせならベストマッチなんですよ…!
"明日の地球を投げだせない"のはどうしてか…
それはもちろん…千夜ちゃんがいるからですね…!?
千夜ちゃんがいるから…
地球を…この世界を…
生きることを放棄しない…!
千夜ちゃんがいるから…
人がうらやむ容姿や…恵まれた家柄…欲しいもの全てが手の中にあっても…
強くなれる…!
千夜ちゃんがいるから…
たとえどんなに過酷な運命が立ちふさがろうとも…時間が迫ろうとも…
愛は負けない…!
明日の…未来の千夜ちゃんがいる地球を…! 黒埼ちとせは投げ出さない…!
千夜ちゃんがいるから前に進む…! 千夜ちゃんがいるから止まらない…!
黒埼ちとせは挫けない…!
未来に馳せる想いと…! 失った過去の尊重…! どちらもかけがえのない白雪千夜なのだから…! ちとせは成長していけるのですね…!
歌詞が遠のいたのでまた再掲しましょう…
Be The One, Be The One
All right!
明日の地球を投げ出せないから
Be The Light, Be The Light
All right!
強くなれるよ 愛は負けない
『千夜ちゃん、自分らしくなって。』
『大丈夫だよ!』
『千夜ちゃんがいるから今日も頑張るね』
『千夜ちゃん、太陽になって。』
『大丈夫だよ!』
『愛は負けないんだから♪』
…!?
やばい!ちとせの気持ちそのものじゃん!
流石サビ! 象徴するだけある!慈愛!ベストマッーチ!
やはり "Be The One" は黒埼ちとせの心そのものですよね…
『自分らしくなって』。 『太陽になって』。
五節目。サビ2と間奏部分。
何かを助け救って抱きしめ
心に触れて 届くよ 伝われ
Be The One, Be The Light
メッセージ送るよ 響くよ
これ説明する必要あるのか!?
ああーっ! でもこの部分を説明するのは! ここまで触れなかった描写を説明しなきゃいけなくなる! どこまで話せばいい?!
そうか…話さなくていいな…
だってここまで読んでる人は…2人に興味津々だもんなぁ!
知りたくて仕方ないもんなぁ! 自分の目で見てくれるもんなぁ!
だから説明しません…!
でもどこがちとせの気持ちをなぞらえているのかはおれが語りたい…!
ちとせは…
千夜ちゃんに触れても…抱きしめても…それでも及ばない想いを抱えている…
だから肉体という隔壁の先にある千夜ちゃんの心に触れるわけですね?!
『自分らしくなって』。
『太陽になって』。
繰り返し、繰り返し、黒埼ちとせは白雪千夜の心に想いを伝えていきます。
"響くよ"
心と同様に、音は目に見えるものではありません。
でも、心と同様に、音は感じ取ることはできます。
象らないけど届けたいメッセージ。
繰り返し、繰り返し、ちとせは千夜に送ります。
1番の解説は以上です。
1番までの歌詞と動画を改めて載せます。
曲 Be The One
作詞 小室哲哉/浅倉大介
作曲 小室哲哉/浅倉大介
唄 PANDORA feat. Beverly
このままあるきつづけてる
今夜も真っ直ぐ一人の足跡たどって
果てしないだけどきみだけは
どこかで待ってる笑顔絶やさずに
There You Will
Be The One, Be The One
All right!
明日の地球を投げ出せないから
Be The Light, Be The Light
All right!
強くなれるよ 愛は負けない
何かを助け救って抱きしめ
心に触れて 届くよ 伝われ
Be The One, Be The Light
メッセージ送るよ 響くよ
超ド級のネタバレをかましたけど、核心に触れない配慮をしたつもりです。
この記事をここまで読んでVelvetRoseを知りたい、Fascinateに触れたいと思った方がひとりでもいれば何よりです。
Spotifyなど配信サービスでも"Be The One" は聞けるので貼っておきますね。
歌詞の全容が載っているリンクも貼っておくので、VelvetRoseを既に知っている方々は目にしていただければ!
黒埼ちとせそのものだと自分は思ってます!
ここまでで…1番!?
こんなにベストマッチなのに…これ以降も全てベストマッチ!!
全て! 全フレーズ! 余すことなく!
"Be The One" は100%黒埼ちとせ。
和訳も間奏のフレーズも、もうぜ~んぶ黒埼ちとせ。
超ド級のネタバレをかましたけど、核心に触れない配慮をしたつもりです。
しかしそれは、ここまでの話。
1番は「Fascinateコミュを知らない人にも読んでもらおう」という目的も含んでいたため核心のネタバレは避けていました。
しかし2番を核心に触れず進行するのは不可能です。
合わせて火力も抑える気ゼロです。
もうやんわりできねぇ。
だから1番目で「自分もFascinate見よう!」と思っていただけた方々は一度ここで引き返して、自分の眼で確かみてみてから2番目を読んでくれたら嬉しい!
2番以降の解釈を載せるにあたって、特に黒埼ちとせに死が迫っていると解釈してる人には先に謝っておきます。
筆者の解釈はそれと別なんだ…
『その解釈を筆者は選べない』主旨を記しちゃってるんだ…ごめんね…
『え?! ちとせって死ぬかもしれないの?!』
と思った方々!
そう! ここまで伏したけど、黒埼ちとせって人物はそういった考察もされているんだ!
でも作中で何ら明らかにされていないんだ!
だから臆することなく今から彼女たちに触れてくれ!
『でも、そんな重大なネタバレされたら、興味が失せちゃった』
と思ったそこの君! 君だよ君!
作中で死ぬなんて一切書かれてないから気にするなつってんだろ!!!
謎を! 自分で! 解釈して!
答えなんて無いからすぐに追いつくぞ!
筆者の主観が混じった解釈よりキミの価値観でVelvetRoseを捉えてくれ…!
みんな! フルサイズは買ったな!!
行くぞォ!!
(2番目あと1節だから待って)
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旧あとがき (読まなくていいやつ。記念として残してるだけ。)
おお…書ききれた…
書き始めたのが 2019/11/12 21:33 …
上で『己のメンタル緩和のため』と述べたように…この記事はそれを目的としているわけで…サビに入る段階で目的を果たしてしまい…そこから3週間くら空白になりました…
ただ、その間にもいくつかVelvetRoseの記事が書けたので、
よろしければ見て頂けると嬉しいです。
いずれもモバ時空を題材にしてます。
(デレステとモバマスは別時空だと思っている。)
Fascinateを踏まえた内容なので、まだ見てないって人は非推奨ですが…
今までの記事はこっちにまとまってます。
【スパイシーベリィデコレイト】黛冬優子の記事は、
世にも珍しい芹沢あさひなりの気遣いについても吐き散らかしているので、
シャニマス好きな人にも読んでほしいです!
しかしまぁ…歌詞含めてといえども…1万字超え…
こんなに多いから時間がかかるんだ…800~1600字くらいに減らしたい…
なんなら400文字でもいい…作文用紙1,2枚分をぽんぽん吐き出したい…
作文用紙1~2枚ぽんぽん書けるってすごくない?絶対凄いよ。
あと普段は書くより喋りに喋っているので、音声記事でも投稿したいなぁ。
書くとどうしても長くなるので。
ただ、喋るだけでも支離滅裂になりがちなので、うまく両立したいです。
はぁ…VelvetRose…めっちゃ好きだ…
モバ黎明期からずーっといるけど…自分はファンとして接してきたから…
そんな自分が、自分からプロデュースをしたいと思った初めての存在です…