承認欲求の塊である私が身につけた癖
私の弱みは、「人から良く思われたい」という考えが強いことだ。
幼少期から、怒られることが嫌いで嫌いで。
先生とか親の顔色を伺いながら生きてきた。
「人から良く思われたい」の裏返しは、「自分のことを守りたい」だと考えている。
この弱みについては、前回の投稿で私の野望と共に綴っているので、是非見ていただきたい。
私と言う人間は、【承認欲求の塊】である。
そんな、「自分がかわいい人間」は、大学入学時にスタバのバイトを始めた。
初めての接客業で、緊張しっぱなしだった。
更に、自分の不器用さが私の自信を無くした。
お客様の視線が気になる。ずっと私の行動を見てる。私のせいで待たせてる。怒らせちゃう。
同期より覚えが遅くて、周りから遅れていることは自覚していた。
お客様が不快になるようなことはしちゃいけない。スタバのブランドを守らなきゃ。お客さんの期待に応えなきゃ。
でも、本当はこれは建前で。
結局、客に怒られたくない。良く思われたい。なのに、うまくできない。失敗だらけ。
この不器用さは、どうしようもない。
「じゃあ、誰よりも笑顔で接客しよう」
自分が客だったら、新人であたふたしながら働いている人を見ても、その人が笑顔で元気よかったら応援したくなる。
その時は、まだマスク生活ではなかったので、シフト後は、顔がつりそうだった。
でも、自己防衛のために。怒られないために身につけた術だ。
そして、せっかくなら「私に接客してもらえて良かった」と思ってもらいたくてに、笑顔を続けた。
トーンを上げて、お客様としっかり目を合わせて話すようにした。
そうすると、一緒に働いている先輩や同期から「接客素敵だよね」って言われるようになった。
その頃には、初対面の人と無意識に笑顔で話すようになっていた。
そして、店長から「その素敵な笑顔の写真を撮らせて」と唐突に言われ、写真を撮った。
詳細は後から知ったが、一度だけエリア店舗で各店長が「接客が輝いている人」を表彰し、共有する機会があった。それに、私が選ばれたらしい。
私の写真付きの手作り賞状は、1年ほどスタッフの目につく所に飾られた。
(恥ずかしい通り越して、その写真は壁と一体化していた。)
自己防衛から始めた接客が、いつのまにか私の武器になった。
人の第一印象の8割が見た目で決まる。
だったら、笑顔で雰囲気よく話した方が得だ。
笑顔でいることが癖になった私は無敵じゃない?
最近は、「私が対応したお客様には、笑顔になって帰ってもらうぞ」というマインドで働いている。
『笑顔は伝染する』と身をもって学んだ。
…これは、ガクチカになるのか?
ただの弱み克服話?
よくわからなくなってきたこの頃。