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私の長所は「人の立場に立って考えることができる力」があることだ。
これは、3年間続けている個別塾でのアルバイトに活きている。

個別塾では、小学生から高校生まで幅広く教えている。
中学受験をする小学生もいれば、推薦を狙う中高生もいる。

私が担当した生徒の中の一人から、小学5年生の女子生徒の話をする。

彼女は、勉強が苦手で不登校になっていた。
そして、妹の3年生の子と一緒に授業をするため、集中力が続かず問題を解くよりも雑談が多いことが課題点だった。

私は、彼女には「問題を解いて正解する楽しさ」を知ってもらう必要があると考えた。
そこで、以下2点に力を入れた。

①「楽しく一緒に問題を解く」をモットーに授業をする
②彼女に合わせた声かけをする

①に関しては、彼女が授業に飽きないように工夫をした。
テキストを淡々と読むのではなく、抑揚をつけながらテンション高く読んだ。また、ひと段落したら3分ほど雑談(アニメの話やペットの話など)をした。
②は、彼女の性格を理解したうえで、自分が小学生になった気持ちで声をかけた。彼女は、集中力が持たず、一ページ終わってから答え合わせをしてバツがつくと、直しをする気がなくなってしまう性格だった。しかし、分からない問題があっても飛ばさずに、何か書こうとする負けず嫌いな一面があることに気づいた。

そのため、彼女が一問解くたびに
「本当にその答えであってる?見直さなくていい?」
「さっき一緒にやった問題と似てるからできるよ!」
と声をかけた。
結果、彼女は〇つけをした際に、自分の正答率が上がっていることに喜んでくれるようになった。
そして、次第に授業が始まる前に、自分で宿題の〇つけをしてくれるようになった。

私が教え始めてから2か月後、彼女は毎日登校をするようになり、テストで80点を取ったと笑顔で伝えてくれるようになった。


実際、各生徒の性格に合わせて声のかけ方は変えている。

集中力がある子には、問題を解き始める前に注意事項(計算ミスや3単現のs
の付け忘れなど)だけ伝えて、1ページ分解き終わるまで声をかけない。

また、分からない問題でずっと悩んでいる子には
「間違えていいよ!納得するまで、一緒に解こう」と声をかけた。

毎回情熱をもって教えていたら、生徒の親御さんから私の名指しで継続指名をしていただくようになった。

このように、「一人一人と心から向き合い、前に進むための働きかけができる」強みを生かして企業で働きたい。


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