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AIAD Offline #0 ふりかえり

AI活用/開発コミュニティ「AIAD」にて初めてのオフラインイベントを開催しました。本稿ではこちらのイベントを紹介しつつ、対談形式で振り返っていきます。

開場準備の風景

AIADとは

生成AIの活用/開発に興味がある方全員を対象とした、知見交換や交流を行っているコミュニティです。

チャンネル構成はこんな感じで、大体は「つぶやき」がアクティブになること多いです。生成AIは話題が尽きないため「シェア」チャンネルで情報を共有しつつやいのやいの言っています。

AIAD Discordのチャンネル構成

Discord内ではmah_labさんによって「もくもくLangChain」が定期開催されており、こちらも非常に活気があります。

エンジニアに限らずたくさんのメンバーに参加いただいており、熱量と真面目さとゆるさが共存したおもしろいコミュニティです。

AIAD Offline #0

肝心のオフイベント開催のきっかけは「アルトマン来日」でした。

Discordも盛り上がり、

Mさん:オンラインで繋ぐんじゃなくてガチで来るんですかね
Bさん:会っても多分何も話せないけど会いたい
Fさん:みんなで慶應前で出待ちしましょう
Mさん:GPT-4使わせてくれ!って泣きついて警備員に制止させられるところまでが一周。
Mさん:ていうか来週丁度東京にいるなw
Sさん:サムより西見さん囲む会の方が良い

会話ログ

開催決定。

企画にあたり以下のような趣旨に決めました。
これはAIADの雰囲気とサガワの思いによるところが大きいです。

開催趣旨

アイディアは交流の中で生まれやすいですし、生成AIの登場によって職業の境界線が溶け始めています。多様な方それぞれの着眼点を共有することにより、おもしろい発想が生まれればと思っていました。

といったところで当日はどのような感じだったのか、今回はゆるく対談形式で振り返ろうと思います。なお、余談ですが対談作成にも生成AIフル活用です。Gladia, ChatGPT, しょーてぃープロンプトを使用しています。

それではどうぞ!

ふりかえり対談

当日の運営者2人、AIAD管理人サガワとグミ大好きExperience Designerしょーてぃーでお送りします。

AIAD Offlineと他のMeetupとの違いについて

しょーてぃー:
ということでAIADのオフラインイベントをやってきたので、コミュニティ代表であるフミヤさんに伺っていこうと思います。
フミヤさん、よろしくお願いします。

フミヤ:
よろしくお願いします!

しょーてぃー:
まず、他にたくさんオフラインのLLM系イベントはあると思うんですが、それと違う点だと何が思い当たりますか?

フミヤ:
たしかにLLMのイベントはたくさんあるんですけど、どうしてもエンジニアはエンジニアだけ、マーケティングはマーケターだけで集まってしまったり、それが課題だなと思ってました。
だから、今回のイベントは他と違って、様々なバックグラウンドを持った人が集まって、多種多様な意見を交換できるという点が特徴かなと思います。

しょーてぃー:
たしかに!どんなメンバーがいましたっけ? LLMをビジネスに活用してやってる人から、研究者まで、デザイナーもいましたよね。

フミヤ:
本当に多種多様な人たち参加してくれましたよね笑

しょーてぃー:
会社を4つぐらい立ち上げられるんじゃないかっていうくらいの人たちが集まってましたね笑

フミヤ:
そう言えば、会社を既にやってる人やデザイナー、エンジニアもいたし、プロジェクトやコンテンツを作ってる人もいましたね。

しょーてぃー:
うーん、たしかに。僕はね、AITuberの人と話したことなかったんだけど、そういう人たちが来て、テンション上がっちゃいました。

開場後、待機中のみなさん


AIAD Offlineで印象に残ったことは?

しょーてぃー:
「MeetUpの違い」と近いと思うんですけど、今回のイベントで印象に残ったことはありますか?

フミヤ:
マーケットインとプロダクトアウトの話があると思うんですけど、LLMはどうしてもプロダクトアウトになりがちというか…
それは全く悪いことではないしLLMは技術があるからこそなんですが、マーケットが見えていないとプロダクトの当てはめが難しいと思うんですよね。だから、マーケットが見えている人とプロダクトが詳細に見えている人が集まれたのは良かったと思ってます。

しょーてぃー:
うん、たしかに。他のイベントに比べても、今まで自分が参加した中で一番多様なバックグラウンドの人と話せたしおもしろかったです。
それでいうと運営も印象深かったな。参加者のバックグラウンドが少し偏りがちだったら、自主的に声をかけてみようっていう人海戦術してましたし笑

フミヤ:
ですね笑
しょーてぃーさんのおかげもあるし、参加者のおかげもあると思います。いろんな人が集まってくれて本当に貴重な時間でした。

しょーてぃー:
当日は1人あたり5分で自己紹介&LTがありましたよね。その後は懇親会もあったと思うけど、その中で印象に残った話はあります?

フミヤ:
印象に残った話はたくさんある…けど…なんだかありきたりになっちゃいますね…笑

しょーてぃー:
捻り出してください

フミヤ:
じゃあ、しょーてぃーさんは何が印象に残りました?

しょーてぃー:
僕ですか!あー…
やっぱりおもしろかったのは、AITuberを作ってらっしゃる方と話した時のことかな。AIのキャラクターだからこそ、実現できる面白さってやっぱりあるんだなと思いました。「普通のYouTuberはたった1人しかいないけど、AIは同時にいろんなところに出没できて、大きな転換が起こってる」っていう話も面白かった。
ただ、今後ちゃんとお金を稼げるスキームにしないといけないと思いましたね。ファンをつけて楽しませるだけでなく、AITuberのいろんなチャレンジの価値を伝えるマーケターや、ビジネスとして成り立たせるための設計をするUXデザイナーなど、よりビジネスに関係がある人たちも一緒に考えることが重要だなぁと。

フミヤ:
いいですね。AITuberにはきっとプロデューサーが必要なんでしょうね。「体験を設計する」という点だとしょーてぃーさんにも感じられる点が多かったでしょうね。

しょーてぃー:
話戻しますけど、当日せっかく運営したんだから、もうちょっと印象に残る話はあったんじゃないですか?

フミヤ:
あるよ。それは…ありますよ…

しょーてぃー:
さっさと教えてください

フミヤ:
Apexでプレデター帯の人いて、やばかったですww

しょーてぃー&フミヤ:
(爆笑)

しょーてぃー:
Apexプレデターね、わからない人もいると思うから、ちょっとフミヤさん説明してくれません?

フミヤ:
Apex LegendsっていうFPS、シューティングゲームがありまして、それでランクマッチという仕組みがあるんです。それでたどり着けるかどうかわからないレベルのランクがあるですよ。それがプレデターです。僕は達成できません。
….だから、「はぇ〜ゲームできる人はビジネスもできるんだ」って思いました。もちろんLLMも。

しょーてぃー:
仕事をせずにゲームに没頭してた時期があったって言ってましたね笑

フミヤ:
そうそう笑

しょーてぃー:
何かに没頭する力は、このイベントの皆さんから感じましたね笑

フミヤ:
LLMに話をもどすと!
印象に残ったのは、ある方たちとの会話でしたね。
その方は自分のサービスをローンチしていて、技術的なところはそこまで難しくはないけど、ある一定ユーザー数がいるって聞いたんですよ。

しょーてぃー:
はいはい。

フミヤ:
LLMの技術的なところだけじゃなくて、誰に届けるのかとか、どうやって届けるのかとか、体験をどう設計するのかというのが、大事なのだと改めて感じました
なんだか自分の発表内容に寄ってきちゃいましたね。

しょーてぃー:
なるほど。ちなみに、フミヤさんがLTで使おうとしたスライドは何ページだったっけ?制限時間は3分でしたよね。

フミヤ:
55枚。5分で55枚をやろうと思ってました。
無理ってわかってたんだよ。

しょーてぃー:
でもね、ちゃんと準備してたからすごかっですよ。

フミヤ:
ありがとうございます。ツイッターにスライドを投稿したら、みんな反応してくれてたんですよね。リツイートといいね。嬉しいです。

しょーてぃー:
でも当日は報われなかった感じでしたね。

フミヤ:
まあ、端折りましたからね。仕方ない

しょーてぃー:
他に何か印象に残った出来事はありますか?

フミヤ:
いくらでも話せるけどAI Agentかなぁ。
特に、LTが終わった後の懇親会で、AI Agentに詳しい方やAITuberをやってる人が話していたところが印象的でした。異分野が混ざっていく感じが…!技術的につながりがあるからか…!

…自分の発言、浅いですね笑

しょーてぃー:
ちょっと浅いかも笑
でも大丈夫 笑

フミヤ:
さっきの話おもしろくないです?
やっぱり、AI Agentって私たちのもともと持っているイメージというか、思
い浮かべる"AI像"があるじゃないですか。

しょーてぃー:
はいはい。

フミヤ:
実利的なAgentとAITuberみたいなものがきっと合わさって、私たちが求めてるようなSFのあの"AI"に向かうんだろうなという未来がちょっと見えたりして…
ぶっちゃけると、それが一番やりたいです笑

しょーてぃー:
じゃあちょっと、AITuber × AI Agent(AIAG)っていうコミュニティの名前にしますか。変えましょうか。

フミヤ:
もう変えよう。全部融合していくんだから。
今マーケットがまだまだ不安定ですけど、プロダクトマーケットフィット考えると全部ごっちゃで届けるのはコスト的にも難しいし、でもいつか全部が合わさって、あのアニメで見たような、あのアニメや映画で見たような光景が出るんだろうなぁとワクワクしますよね。

しょーてぃー:
お〜
浅い話が始まってどうしようかなと思ってたんですけど、深まったなぁ

フミヤ:
深掘りがうまいなぁ。


よかったところ

しょーてぃー:
印象に残った話はまだたくさんあると思うんですが、このオフライン会やってみて良かったところ、これ良かったなぁみたいな、運営的な振り返りでも良いのでなにかあればぜひ教えてください。

フミヤ:
それはきっと同じ思いを持ってるんじゃないですかね、しょーてぃーさんも。持ってるはずですよ。良かったところ。あれですよ、あれ。

しょーてぃー:
あれね。

フミヤ:
ご飯が美味しかった!

しょーてぃー:
ご飯が美味しい。大事。

フミヤ:
ただちょっとね、参加費はちょっと高くなってしまった笑 ご飯は美味しかったんですけど…

しょーてぃー:
ケータリングなんですが、小分けでオードブル形式になっているのが、食べやすいし、分けやすいし、そこが素敵だったなぁと思いました。

フミヤ:
ありがとうございます。そう言っていただけるととても助かります。

しょーてぃー:
ここに多分今、美味しそうなご飯の写真が載ってるんじゃないかなと思います。

当日のオードブル

フミヤ:
メタだなぁ、いいですね。ここら辺に?ここら辺。(ジェスチャーで場所を指し示しながら)

しょーてぃー:
この指は、記事には出てないはず。

フミヤ:
生放送って感じだ 笑

しょーてぃー:
飲み物もたくさんあって、飽きなかったですね。

フミヤ:
無駄に全部クラフトビールでしたからね。

しょーてぃー:
次回は各県のクラフトビールも集めたいですよね。

フミヤ:
なんのコミュニティなんだ?

しょーてぃー:
酒好きコミュニティですかね(どや)

フミヤ:
真面目な話に戻すと、各分野に真剣な方が集まってくれたので話が濃くなったのが良かったですね。

しょーてぃー:
なるほど。具体的に濃くなったと感じた話とかあります?

フミヤ:
あの日に何個か仕事が生まれたとか生まれなかったとか聞いたんですよ。なんというか…楽しかったで終わることもあると思うんですけど、LLMっていうか、何かとお金が必要だったりするじゃないですか。個人的な思いとしては、このコミュニティビジネスの場としても使ってほしいなと思いました。

しょーてぃー:
おー、なるほど。

フミヤ:
エンジニアだけだとビジネスにつながらないですし、だから、エンジニア、マーケター、デザイナーとかで出会いがあってほしいなぁという気持ちがあります。少しでもお金の話が起こったというのが、個人的にはすごく良かったと思いますね。

しょーてぃー:
あー、いいですね。お金の話っていうとちょっとがめついように見えますけど、結局成長していく上で必要なものだから、個人の試行錯誤のフェーズを終えて社会実装フェーズに進んでいくキッカケになればいいですよね。

フミヤ:
そうですよね。誰かにとっての価値がお金になっていくわけだから、手探りの状態から進んでいけば良いなと思います。

しょーてぃー:
いいですね。
でも、すべてがいいところばかりではなかったと思うんですよね〜

フミヤ:
いいとこしかなかったですよ。最高のコミュニティです!

しょーてぃー:
ちょっと宗教っぽいな(笑)


改善したいところ

しょーてぃー: 
次に進化させたいところや改善の余地があったところとしては、フミヤさん的にはどういうところがありますか?

フミヤ:
自分の運営が少しバタバタしていたので、そこは改善点ですね。一番大きな改善点だと思います。

しょーてぃー:
私も反省しています。
取りまとめや人の管理がちょっと煩雑になっていたし、当日全員が来れるかどうかも分からなかったり。。

フミヤ:
基礎的な部分を大切にすることが重要ですね。しょーてぃーさんのおかげで何とかなりました。

しょーてぃー:
どういたしまして。

フミヤ:
他、改善したいところとしては、もう少しコミュニケーションをいい感じに回せる仕組みを作りたいです。
テーブルのレイアウトが悪かったですね。

しょーてぃー:
インテリアの構造のせいにするなww

フミヤ:
もしかしたら外側をバリケードにしたら、真ん中に全員が集まるようにできたかもしれませんね。

しょーてぃー:
ああ、キャンプファイヤーみたいなイメージですか?

フミヤ:
そうそう、それ!
ああ、次はキャンプファイヤーすればいいんじゃないですか?

しょーてぃー:
真ん中にホログラム的な感じでプレゼンを投影できたらいいですね。

フミヤ:
そうそう。外にスクリーン持って行って、ポータブルプロジェクターを持って行って、みんなで火を囲んで、LTとお酒とディスカッションすればいいんじゃないですかね。

しょーてぃー:
それは…何が解決できるの?笑

フミヤ:
火を囲むことによってリラックスして、コミュニケーションが活発になります

しょーてぃー:
……

フミヤ:
今更だけどこれ記事になるのかな?

しょーてぃー:
なんとかなる。

フミヤ:
まぁ「みんなの心に小さな灯火を」というコンセプトが次のイベントのテーマになる…?
そう言われると、足りなかったのは標語やコンセプトだったかもしれませんね。

しょーてぃー:
そうですね、実はフミヤさんに内緒でコンセプトやステートメントを作ってたんですよ。

フミヤ:
あー、ありましたねー

しょーてぃー:
でもちゃんと作って提案したら、「0回目でちょっと恥ずかしいしハードルが上がるからやめて!」って言われちゃったんですよね笑
却下された。

フミヤ:
カッコ良すぎたから…笑

しょーてぃー:
次回に使えるかもしれない。

フミヤ:
いやぁ…

フミヤ:
ポスターを作ったり、AIの登場によって「越境」が加速していることを反映したりするのもいいかもしれません。自分のドメインを広げていく会にできたらいいですね。

しょーてぃー:
最後に抱負も聞こうかなと思ったんですけど、もういいか笑

フミヤ:
なんか抱負みたいなことを言っちゃいましたしね、時間もないし良いかも。

発表を聞くみなさん


今後の抱負

しょーてぃー:
仕方なく聞きますけど、AIADとしてこんなこと考えてるっていうのがあれば最後に教えてください。

フミヤ:
実はあんまりないんですよね。

しょーてぃー:
なし。

フミヤ:
終了!

しょーてぃー:
待って笑
えっとね、例えばこんなにAIADのコミュニティーメンバーが増えるとは思ってなかったんですよ。今830〜840人くらい?

フミヤ:
2023年7月18日時点でだいたいそうですね。
ほんとに。いやー、でもね…ね、本当にこれは自分の力ではなくて、いろんな方々のおかげで集まってるんだと思ってます。

しょーてぃー:
Langchainもくもく会を主催されているポン・デ・ライオンさん(西見さん)ですね笑

フミヤ:
そうそう。あの人だったり、あの人だったり。もちろん今目の前にいるしょーてぃーだったりっていうのもあると思うんですけど。
異分野のコミュニケーションを閉じないで、開いていきたいというか。抱負としては開放的な場にしていきたいです。だから、そこが快適に回るよう動いていければと思います。

しょーてぃー:
まとまった?

フミヤ:
まとまった。たぶん
良い振り返りができました。ありがとうございます

しょーてぃー:
一応、次回もあるかもみたいな話ですよね

フミヤ:
開けると良いですよね。頑張りましょう。
引き続きよろしくお願いします。

しょーてぃー:
それでは、

フミヤ&しょーてぃー:
参加してくださった皆さんおよびこれを読んでくださっている皆さん、ありがとうございました!

乾杯写真


参加者の声

本記事より内容が濃いかもしれないレポート。感謝です

美味しそうな写真!

僕もです!

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