[日記] 9/29 ゆめにっき

超怖い夢を見たけど、物語として面白かったのでここにつらつらと。
きたない表現、過激な表現をたぶん多用するので、苦手な方は見ないでください。




いつも通り朝の電車を待ってホームにいる。
何気なくスマホを眺めていると駅のアナウンスが。

「次に参りますのは、8時16分発、殺傷列車   死峠行きです。
危ないですが、黄色い線の内側には下がらないでください。」

確かに聞こえた。
驚いて周りを見渡すと、みんな同じような反応を示していた。
天井から吊るされた案内板には、上記の電車の名前、行先。
スマホの画面には「おつかれさまでした。」の文字が。

その案内板の写真とスマホの画面をパシャリ。
Twitterに投稿しようとしたが、回線が悪いのか中々送信されない。

とそこに電車がやってきた。


見た目は普段利用している電車を黒くした感じ。
しかし前方には異質なシールド?のようなものが。

電車が近づいてくると、取り憑かれたように、黄色い線の外側に居た人達は皆線路に飛び降りた。

そのまま電車は向かってきて、その人たちの姿は見えなくなった。

不思議と現場は静かだった。
乗らなければならないと思い、わたしも乗ることにした。


 内部は綺麗で、黒を基調とした高級感のあるかんじ。
席がみっちりと詰まっていて映画館のようだった。
わたしは1番窓際の席に座る。
いつもの通学と同じテンションで深くため息をついた。
電車は走り出す。

電車はいつの間にか路線電車になっていて、街中を走っていた。
車窓から見えたのは、電車を見るや否や正面に飛び込んでいく人たち。
一瞬正窓が汚れたかと思えば、ワイパーが出てきて、何事も無かったかのように拭き取っていった。


横を通り過ぎる人からはぎょろっと睨まれて、怖くなる。
わたしは人殺しに加担しているのではないか。
乗っていていいのだろうか。
社会から恨まれていないだろうか。
色々な考えが脳裏をよぎるが、乗り続けることに。

ほかの乗客は楽しんでいる者、窓を開けて飛び降りる者、隅で縮こまっているもの、様々だった。

目的地に到着した。
最終的に残った乗客はわたし含め3人ほど。
降りたのはどこかの山道。
鳥の鳴き声だけが聞こえる、静かなところ。
人間はみんなおかしいんだな、と思ったら夢から覚めた。


おわり。


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