二次関数 導入(平方完成)
こんにちは。
これで、高校卒業認定試験の数学において配点の多い、いわゆる「主力」は最後の項目である「二次関数」に入るよ!
ここ最近だと、大問の3と4にあたるところだ。
この3項目が出来てしまえば、合格最低点ギリギリの「成績C」どころか、一つ上である「60点以上の成績B」も取れてしまう!
「合格ファースト」で行くのなら、ここでとどめを刺してしまおう!!
今回は、「二次関数の導入」として、
合言葉は「平方完成が出来れば、二次関数を制する!」としよう。
平方完成が出来れば…
放物線の上に凸か下に凸か
頂点の座標
軸の方程式
グラフの概形。つまり、放物線のだいたいの形の事ね。
そして、与えられた定義域における最小値と最大値
などが分かってしまう!
大学受験などを考えている人は、
数学Ⅱの「円の方程式」。
そこでは、XとYの二文字の平方完成が必要なので、この「平方完成」が基礎になるワケなんだ。なので、しっかりマスターしていくんだよ。
では、話を本題に戻ろう。
平方完成するには、「因数分解」の
(a+b)^2 と (a-b)^2 にする公式
(注意:^2は2乗を表すよ!)
は、使いこなせているかな?
まだの人は、「式の展開」でも使うことになるから、要復習だよ。
それでは、画像に入ろう。
1枚目は、平方完成や合言葉がかぶっているけど、念のため。
2枚目以降は、本番だよ。
2枚目は、「X^2の係数が1の時」。
Xの2乗にはマイナスの記号が無いから、係数の1が省略されている!
Xの2乗の前に数字やマイナスの記号が無ければ、1と思えば良かったんだね。
手順は、画像内の ① にローマ数字で
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ と記した。
3枚目は、Xの2乗の係数が「マイナス1」の時。ここから、ひと手間追加だよ。
7のように、数字だけのものは「定数項」と言ったけど、ここまでカッコでくくると、計算が面倒になるから、カッコでくくるのは、Xまでね。定数項はカッコの外で放置してしまう!
カッコでくくった式が元の式に戻ることを慣れるまでは、必ず確認してね。
画像4枚目。
さらに、難易度が上がるよ。
ここも3枚目のように、
「Xの2乗の係数が2」だから、Xまでを2でカッコでくくる。
くくった後のものがくくった数
(ここでは、2だったね)をかけて、
元の式になるかどうか確認してから、ローマ数字の Ⅱ に進むよ。
ローマ数字の Ⅰ のところで間違えてしまうと、すべてが台無しだ。。。
ちょうど、平成30年の第1回で、
この手の「ちょっと手強いもの」があったので、それを私がアレンジした。
ここまで、出来ればもう
「高校卒業認定試験の数学」のなかでは、もはや合格レベル。
⑤は、「Xの2乗の係数がマイナス3」だよね。
ならば、Xまでをマイナス3でくくることからスタートだ!
次は、Xの係数は(マイナス)2になったので、
半分の1の2乗を足して引く。
そして、今まで通り進めば、平方完成が出来た!っていう寸法さ。
⑥は…
ここ最近だとあまり出てないけれど、
「出ても良いように」という、念のためね。
「備えあればうれいなし」ってよく言うでしょ?
これは、もはや「大学受験レベル」。。。
でも、これが出来たら高校卒業認定試験のなかなら、鬼のごとく二次関数が出来てしまう。
ビックリするくらい出来ちゃうかもしれないよ(笑)。。。
はい、今回は導入ということで
「平方完成」にスポットを当てていきました。
それだけ、二次関数では重要なんだと実感してくれれば、今回の目的はクリアとなります。
次からは、本編。
こーんな感じの平方完成の練習をあらかじめしといてから、本編に入りましょう!
本編では、実際に過去問を解きながら、
攻略していきます!
それでは、お疲れ様でした。
では、また次回!!
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