今作のランダムパターンについて調査しています

(追記) 11/10 21:57 後半の解釈+お願いの欄を加筆修正しました


どうもこんにちは、ひたらぎと申します。

はじめに


beatmania IIDX 30 RESIDENTが稼働して3週間程が経ちました。FHDになって結構嬉しいのですが、プレーしていくなかでちょっと疑問が生じました。


「あれ、なんかハズレ配置めちゃくちゃ多くない?」


はい、今回頑張るぞ~!って意気込んでいるときに限って大体3鍵にバスが降ってくるみたいな印象がものすごいです。Pフリーで嘆きの樹のガチ割れ(白4567配置)を10分間で引けなくて204円で腕を冷やしたり曲は忘れたんですけど8連続で7バスを引いたりしたことがありました。

これが僕が勝手に思ってるだけで終わったらいいんですけどTwitterのFFの方でちらほら同じことを言っている人を見るんですよね~中には1クレ4曲で白2356, 2347, 2356, 2356みたいな素晴らしい配置しか引いてない方もいました。


そこで今回、以下の仮説を立てました。



仮説:今作のランダム配置がちょっと偏ってる



以下の仮説について調査するために、とある実験を行いました。


・事前知識としてしっておいたほうがいいこと

駄文さんによるRANDOMの仕様について

先行研究というかなんというか。特に2に関しては興味深いかも。

内容

ひたすら曲をプレーし、その中のランダムの配置を記録し、偏りがあるかどうかを調べる。

方法

準備しておくこと

LM筐体サブモニターの「集中モード」をオフにする(サブモニターの操作をめちゃくちゃします)

手順

①.効率化のため、ローディングが短い曲を選択する(DoLLでやってました)
②.「GET READY」の表示が出たらEFFECT+VEFXを同時押しして即落ちする
③.リザルトへ遷移した後、サブモニターのプレーアナライズ欄→今回プレーした曲をタップ
④適当な鍵盤を押したのちEFFECT+VEFXを長押ししながら、もう片方の手でスマートフォンでプレーアナライズのランダムレーンパターンを撮影
※適当な鍵盤を押してからEFFECT+VEFXを長押しするまでの間隔がちょっと長いと選曲画面に戻っちゃって時間のロスになるので注意
⑤.プレー画面に遷移したらローディング中にアナライズの画面の右下の「戻る」をタップ

この画面です

以下、Pフリーの時間が尽きるまで②~⑤を繰り返す


だいたい効率よく行うと46~7回/10分撮影できます。


実験結果

今回はお試しで3クレ計132回+協力をしていただいた分11回の計143データを集計しました。

集計データは以下のリンクにあります。


まず、n=143であるため、仮に配置が完全にランダムであるならば各レーンに配置される回数は全て20.4回、つまり20~21回になると期待できます

実際の結果は以下の通りになりました。


「元」のレーンがランダムによって「実際」のレーンに移ったって感じです(例えば、1鍵(=バス)のレーンが3鍵に降ってきた回数は28回)


これを見ると偏りがあるな~って思うのもまあ不思議ではないのかなと思いました。ただし、現在得られているデータに対して「配置に偏りがない」という事象を帰無仮説としたカイ二乗検定を行ったところ、p値が0.137と算出されました。

これはつまり、これ以上「偏りがある配置が降ってくる」確率が13.7%と解釈できます。一般的には5%以下ならば帰無仮説を棄却することができますが、13.7%と起こりうる値ではあるため仮説を棄却することができず、ランダム配置に偏りがあると言い切れることはできませんでした。


これを読んでいる方々へのお願い


今回の実験は正直完全に正しい結果とは言い切れません。というのも、立証するためのデータ数が十分ではないからです。

この事象を示すだけでも800はデータが必要となることから分かる通り、残念ながら143枚のデータではたまたまこういう結果になったということしか言い切れません。

そこで、もしも協力してくださるという方がいるならば、上の方法を読み、実行してランダムレーンパターンの画像を提供してほしく思います。



上記のリンクに、自分用のフォルダを作成し、そこにランダムレーンパターンの画像をアップしてください。


アップされた画像を元にデータ数を増やしていきたいと考えております。結果はスプレッドシートに反映していきますのでよろしくお願いいたします。

(追記)注意というかお願いなんですけど、データの安全性の確保を少しでもするために、なるべく連番となっている写真を送ってください!!(例.4曲目の写真の次が6曲目みたいになってないものをお願いします。)


僕もゲーセンに行くたびに画像を撮影してデータを増やしていきたいと思っていますので、十分なデータ数が確保出来次第続編を公開したいと思っております。よろしくお願いいたします。

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