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どこから頑張ります?

気がついたら過ぎ去っていたことがあります。

もう元に戻らないことに驚くこともあるんです。

あの時こうしていたらなんて思っても仕方ないのです。

早いか遅いかの違いで、結局何も変わらないこともあると思うのです。


結婚して間もないころ、奥さんがよく言ったわけです。

「あなたが死んじゃったら、私はどうすればいいの?」

だとか

「もしあなたが事故にでもあったら、わたしどうしていいか分からない。」

とか

「あなたが病気になったら、わたしは生きていけない。」

そんなことを。



可愛いなあ。

可愛いなあとニヤけたものです。

そんなことないと思っていましたが、実は弱い女子だったんだなあと。


そんなこと思っていたら、

生命保険に新しく入ることを約束させられました。

思い出すと泣きたい気分なんですが、泣いても良いですか?

ところで、どこで泣くと良いですか?


そして現在。

「あなたが死んだら」とか「あなたが事故にあったら」なんて話は出ないんです。

生命保険に入ったからかな?


「私はどうしたら良いの?」とか「私は生きていけない」なんて話も、まあ出ないわけです。

生命保険に入ったからですね。


このように生命保険には、人を強くさせる何かがあると思うのです。

更に月日の経過には、人を強くさせる何かがあると思うのです。


それで僕はどうかというと、強くなるきっかけも見つけることが出来ず、愛を探してウロウロするばかりなんです。
(何を言ってるのか、自分でもよく分からないってことなんです。)

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