マジックハウス。
生きてくだけで精一杯。
年末に第九を歌う合唱団。
人に迷惑かけないで生きなさいと、困ってる人は助けなさいの狭間。
当時は愛のなんたるかも知らなかったので、価値観の相違なんてどこにでもあるだろうと思っていたのです。
職場の人から
「従兄弟が、だいぶ年下の女性と結婚したんです。親戚中から、大変な幸せ者と評判なんです。」
そんな話を聞きました。
どうして歳下女性との結婚が幸せ者なのかは、ちょっと僕には分からないのでした。
何歳くらい離れていたら幸せ者なんだろうかとも思いました。
その一方で「一歳年上の女房は金のわらじを履いて探せ」みたいな話もあったはずです。
そんな話を奥さんにしたところ
「ということは、同い年の組み合わせが一番悪いってことよね。ひとつ年下の私も、かなりあなたを不幸にしてる人ってことよね。」
そんなことを言うんです。
幸せか不幸せかは、僕次第だしあなた次第だと思いました。
まだ愛のなんたるかは分からないのです。
いつだって、生きてくだけで精一杯。
年末に第九を歌う合唱団。
人に迷惑かけないで生きなさいと、困ってる人は助けなさいの狭間。
世界の音が消えたらなと思うんです。
(困るんです。)