雲がちぎれるとき。
風がゴーゴー吹いています。
(彼女は時々、「風がビョービョー吹いてる」
なんて言い方をしますが、
その表現は感心しないなと思います。)
この風が、なんで夏に吹かなかったのかと思います。
少し過ごしやすい夏になっただろうにと。
きっとこの風は、
冬になるとたくさん吹くのだろうと思います。
厳しい凍えるような寒さになるんだろうと。
声を出すのもしんどい夜。
こんな大人になる予定ではなかったと思う夜。
将来というより、明日はどんなだろうと考えます。
それでも自分くらいは、自分のことを褒めなくてはいけません。
でないとやっていられません。
風はやっぱり、ゴーゴーです。
ビョービョーなんて吹かないと思います。