ワクワクさせてよ。
「ぶくおさんと結婚出来た人は幸せですね。」
そんなことを職場の人に言われたのです。
世界の仕組みも知らない若造がと思いました。
世界が何で出来ているかも知らない若造めと思ったのです。
世界の9割は僕の奥さんで出来ています。
残りの1割は希望なのです。
当事者である僕の奥さんは、幸せかどうかなんて微塵も考えたことがないはず。
それどころか
「私と結婚出来て、あなたはラッキーね。だけど私はアンラッキー。」くらいは考えていそう。(実際に言われたわけではないですが。)
ちくしょうと思うのです。
(言われたわけではないんです。)
それでこういう事態をなんて言うんでしたっけ?
お互いの考えてることが違ったりしたのを、なんて表現するんでしたっけ?
もう喉まで出てるのになあ。
もどかしい。
そんなことを職場の若造に話したところ、
「それは無理が通れば道理引っ込むですね。」
と言われたわけです。
それは違うと思ったのですが、
どうやら違うと言えなかったのでした。
僕が言いたいことではなかったですが、
何かの真理かもと考えたのです。
若造から何かの真理を教えてもらったようです。
そんな僕と結婚した奥さんは、さては幸せかもとの結論なのです。
水の入ったコップ越しに世の中を眺めてみようと思うのよ。
思うのよ。