ミッドポイントって何じゃらほい1
占星術でときどき耳にする用語「ミッドポイント」ですが、それって何じゃらほいという方もたくさんいるかと思いますのでここらで説明してみます。
ミッドポイントとは
「ミッドポイント」とは、西洋占星術の用語で、天体と天体の中間点のことです。
すごいシンプルな例でいきますと、
太陽が乙女座1度*、月が蠍座1度だったとき、
太陽と月のミッドポイント(中間点)は天秤座1度となります。
*ここでいう「1度」は00°01'~00°59'、表記によっては00°01'~00°99'のこと。天体度数は基本「数え」で数えます。
====ここから計算ロジック。どんな理屈か知りたい方は読んでください====
ミッドポイントの算出法
ミッドポイントを算出したい天体2つ、それぞれの述べ度数を足して2で割ると出てきます。
述べ度数とは:牡羊座の1度を1度として、サインで区切らずに述べの度数を数えた場合の度数。下記の図のような感じです(手書きで失礼…)。
それぞれ牡羊座エリアは1度~30度、牡牛座エリアは31度~60度、双子座エリアは61度~90度…となっていくわけですね。
例えば獅子座15度は135度です。
(汚い…フリクションペンの消え跡残ってるし…いずれiPad買うわ…)
述べ度数算出式:
30×(サインの順番ー1)+度数=天体の述べ度数 です。
先ほどの「獅子座15度=135度」を計算してみます。獅子座は5番目のサインなのでサインの順番は「5」。度数は15度なので「15」です。計算式に当てはめてみると
30×(5-1)+15=135 となるわけですね。
実際に算出してみよう
では太陽が乙女座1度、月が蠍座1度だったときの太陽と月のミッドポイントを出してみましょう。
太陽(乙女座1度)の述べ度数:
乙女座は6番目のサインなので
30×(6-1)+1=151 151度
月(蠍座1度)の述べ度数:
蠍座は8番目のサインなので
30×(8-1)+1=211 211度
となります。
そしてミッドポイント(中間点)は天体それぞれの述べ度数を足して2で割ると出てきます。平均値の求め方と一緒ですね。なので
(乙女座1度の述べ度数+蠍座1度の述べ度数)÷2→
(151+211)÷2=181 → 181度
となります。
式で算出した「181度」は述べ度数です。これをサインで区切られた度数の表記に直すには、サイン1こ分の度数である30で割り返します。
181÷30=6…1
→サインの6こ分の度数余り1度→7番目のサインの1度
→天秤座の1度
乙女座1度と蠍座1度のミッドポイントは天秤座の1度となります。
========計算ロジックおわり========
一応どういう理屈かは上に書きましたが、最近は手計算しなくても、科学技術の恩恵により、秒もかからずPC上でミッドポイントの算出が可能です。すごいですね!
さてさてミッドポイントとは何かが何となくわかったところで、どう使えるんだい?何が分かるんだい?という点が最も気になるところです。
そのあたりについては「ミッドポイントって何じゃらほい2」をお読みくださいな!
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