<星読み>2019年8月1日獅子座新月~「No Reason」~
2019年8月1日12:11ごろに獅子座で新月。
今回の新月は獅子座で太陽と月が重なるのに加えて、金星と火星が獅子座に滞在。つまり、5つの個人天体のうち、水星を除く4天体(太陽、月、金星、火星)が獅子座に滞在しているのですね。獅子座の雰囲気が非常に強いですね。
ちなみに蟹座で逆行していた水星は1日の13:00前後に逆行が終了し、12日には獅子座に入ります。そのため、12日から18日までの期間も、獅子座に4天体(今度は太陽、水星、金星、火星)が滞在することに。
なので、15日の満月も、獅子座に4天体滞在している状態で迎えることになります。獅子座感の強調された新月と満月が続きます。
獅子座感とは:「『私は私』という誇り」「集団に埋没しない個の力」「堂々とした宣言」「王者の風格と品格」「華やかさ」「パーティー感」「創造性」「遊び心」「無邪気さ」「気前の良さ」
このあたりが獅子座ムードです。
今回の新月の配置では、牡牛座の天王星が獅子座の太陽と月にスクエア。太陽と月は金星とゆるく合。そして、牡牛座天王星は、獅子座金星ともスクエアです。
蟹座の水星が山羊座の冥王星とオポジションを取るところに7月の月食・日食のテーマの余韻が残りますが、メインのテーマは獅子座太陽・月・金星と牡牛座の天王星に移行していることを感じさせます。
今回の新月のインスピレーションフレーズは「No Reason」。
「No Reason」とは何ぞ、と思われる方が多いと思うのですが(「お、それって」と思われた方、鋭い。そして同世代ですね)、これは個人的に、生活している中で折に触れ思い出すコカ・コーラのCMコピーです。
コカ・コーラの2001年のキャンペーンコピーが「No Reason ココロが求めてる」というものだったのです(詳しくはこちらのHPをご参照ください)。
よくこの「No Reason」という言葉を思い出して、1人自分を納得させることがある。
「理由はない、ただほしい。」
「理由はない、ただ好き。」
「理由はない、ただ嫌だ。」
「うまく説明できない、でも超やってみたい。」
「うまく言えないけど、絶対やりたくない。」
理由も根拠もない、でも強く感じる思い。
いや、本当は説明しようと思えばできるし
してもいいんだけど、
説明にどうしても「後づけ感」が出るときってある。
ピュアな衝動や直感センサーの鋭さの方が、言葉よりも断然早く来るあの感じ。
「だって好きなんだもん!」みたいに、だって〇〇だもん!以上、終わり!で、自分の中で絶対的な正解が出ているあの感じ。
今回の新月の星配置もそのような「No Reason」を彷彿とさせるものがあります。
人生でこのNo Reasonな感じに突き動かされているときは、大体その方向が自分の人生において正解のときなことが多い。
自分の感覚や感情への肯定、信頼を土台にした、理屈をすっ飛ばして出る絶対の答え。(これを「第六感」と呼ぶこともあるのでしょう。第六感とは、脳というスーパーコンピューターが生まれてきてから今まで蓄積してきたデータを用いて瞬時に生み出した答えだと思う。)
オトナになると理由を説明させられることも増え、
自分でも分かりやすく説明しないといけない気持ちにもなる。
でも、このNo Reasonな感覚を信じられるときは、自分の感覚に自信を持てているときでもある。自分の感覚に自信を持つには、自分の感じるどんな感覚や感情もジャッジせずに肯定し受け入れることが大事。
誰に説明しようとしなくてもいい。自分にすら説明はいらない。もっともらしい理屈を補強して、他人に、そして自分自身にプレゼンするのにエネルギーと時間を使わなくてもいい。
ただ感じる「好き」「嫌い」「やりたい」「やりたくない」という感覚や感情。自分から湧き出たそれらの感覚の尊さを感じ、理屈なく信じて、行動してみること。それが自分らしさとなり、ゆるぎない誇りとなっていく。
という感じですかね。
ちなみに、今回の新月、東京を起点として生成したチャートだと太陽と月が9室ですが、西に行けば行くほど太陽と月が10室寄りになり、大阪あたりになると太陽と月が獅子座9度に対してMCが11度なので、もはや10室という感じです。
なので、
大阪より西のエリアでは、獅子座太陽と月の質を10室テーマで発揮→仕事や役割で、堂々と自分の個性、思い、ポリシーを宣言する。ロジックがきれいに収まっていなかったとしても、自分の中の譲れない部分を大事に持っておく。
大阪より東のエリアでは、獅子座太陽と月の質を9室テーマで発揮→自分の追求・探求したいことをまず自らが認め、ストレートに探求していく。「行きたい!」と思った国や場所、「学びたい!」「もっと知りたい!」と思う自分の気持ちを大事にする。
と、ちょっとずつニュアンスの違う新月になるのではと思います。
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