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紀の川下って和歌山へ (E-M5 Mark II / BCL1580)
以前ときどき行ってたけど長いこと行ってなかった和歌山。
ふと行きたくなって久しぶりに。
橿原線~吉野線~和歌山線
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奈良からなのでまずは橿原神宮前で乗り換え。
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橿原神宮前駅は、橿原線ホームと南大阪線~吉野線ホームが分断されている。間がちょっと駅ナカモールになっていてこの写真に写ってる建物というか渡り廊下がそれ。大都会橿原。畝傍御陵には参拝客が絶えないからな。
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そして吉野線に乗っていって、吉野口駅でJR和歌山線に乗り換え。なんだけど別に時間確認せずきたので、30分間隔の吉野線と1時間間隔の和歌山線の差分が30分できてしまった。
のだけれど、二上山に行きたいのに橿原神宮前で逆に乗っちゃった老夫婦が困って声をかけてきて、話を聞いて復帰ルートを確認して教えて、とやっていたら徳を積めた上に30分退屈せず過ごせた。私は小人物なので、こういう些細な善行を残さずアピールしまくるのである。
山登るなら遅くなるとまずいかと思ったのだが、當麻寺とかをめぐるってことだったので大丈夫だろう。
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和歌山駅前は変わらんなあ。美園商店街の様子もちょっと見るべきだったけど、うっかりそのまま石谷カメラ店にきちゃった。末永く和歌山カメラファンを支える店であらんことを。
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和歌山の街は、高いビルも多いし田舎っぽさは別にないのだけど、その高いビルがレトロなのが、栄えた時代の早さを感じる。つまり最先端。紀州藩は御三家だから、江戸には譲っても水戸や尾張とは同格。
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駅からずどんと広いけやき大通りが通っていて、かつては市電も走っていたそう。
広すぎて反対側の店が遠く感じて、ちょっとやりすぎではなかろうかという気もしちゃうな。御堂筋なんかと違って車で駅まで来る人の多さも考慮する必要があるのかな。
ぶらくり丁
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和歌山といえばやはりぶらくり丁にこないと。
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昭和生まれには染みるぜ。
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そして知る人ぞ知るぶらくり丁の名所、スマートボールのニューホープももはや閉店。在りし日に寄ったことをささやかな自慢に。
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和歌山城の東外濠を兼ねた大門川を渡ると、さらに商店街は続く。
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中ぶらくり丁にはゲームショップとか中古レコード屋とか、今の時代にも健在なのが嬉しいタイプの店とか、サブカルカフェバーDrop Gearとかが見られた。サブカルタウンとして復興なるだろうか。
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あらゆる点で良いねこのメンズショップ。
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この禍々しい3本の脚で回転する馬、兵庫県競馬組合のマークだ……。
JRAも地方競馬も買える、つまり大体毎日馬券が買えるという恐ろしい魔城・DASH和歌山だ。
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大型スーパーみたいな建物だな、と思ったらやはりジャスコだった。
BLISSぶらくりという看板がかかってるけど、これは介護付き有料老人ホーム。場外馬券売り場直結の立地か……熱いおじいちゃんが集まるぜ。
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で、インターラーケンといういい名前の店を見つけて昼食へ。
スイスの地名なんだけれど、競馬通なら聞いたことがある名前でもあり、ナリタタイシンの祖母がその名前でしたね。
ちょっとレンズの都合でピンボケだけれど、紀州うめ鳥の生姜焼きと白身魚フライ。うまし。元精肉店らしくて肉は確かなのでしょう。
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そしてフォルテワジマ。もともと地場の丸正百貨店だった。
ここに、和歌山が誇る島精機製作所のミュージアムがあるの。撮影はしていいけどSNSとかに出すなら撮影許可が必要、とのことなので載せないけれど、面白かった。
紀州のエジソン・島正博が軍手の自動編み機を開発してのけたのを皮切りに、画期的な自動織り機を次々送り出すトップメーカー島精機。
織機をサイクルトレーナーに繋いで、漕いだら手袋が編み上がるとかそういうアトラクションもやっていて、こちらが人気で親子連れが大勢訪れていた。
私は展示の方を見てたのだけど、かつての最先端自動織機が多数展示されている……けど素人には説明文読んでも何がすごいか半分もわからない不器用さがまた良い。素人にすぐにわかるほど簡単なことやってないよと。
70年代からコンピューター化、80年代すぐにデジタルデザインなども手掛け始めた会社でもあって、我々コンピューター好きにも目ン玉飛び出るようなものも展示されていた。
1981年にNASA払下げの基盤を使って、織り機のデザインデータをコンピューター上で作成できるCADを作った「SDS-1000」とか、1988年に現在のフルHDくらいの超高解像度モニターでグラフィックデザインができた「SDS-480SGX HYPER DESIGN」とか、当時の超ハイエンドコンピューターが鎮座している。
パーツ単位の展示もあって、懐かしの8インチフロッピーくらいはともかく、5インチフルハイトのハードディスク(今使ってるDVD-ROMドライブとかはハーフハイトで、高さ半分になってる)とか、30cmMOディスク(92年に放送業務用として作られた)とか、見たことないのも複数。
いやー熱かった。
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紀陽銀行の本店だ。銀行建築がすごいのは何処も同じよ。
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お城の方へ本町通りを歩いていくと、多賀神社があった。滋賀の多賀大社が大元で、戦国期から江戸時代にかけて多賀信仰が広まっていった中で1824年に分霊されたとのこと。
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なんだか華やかな境内。
このまま和歌山城に登城するのだけど、長くなるので二分割。