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PENTAX K200Dがきました

 もともと大阪の南の方の生まれなので和歌山には馴染みがあったんですが、あっちこっち引っ越したりしてたらずいぶんご無沙汰。
 何年ぶりかな、くらいで訪問してたんですが、和歌山駅前にある石谷カメラ店というところが気になったので立ち寄り。

 和歌山駅から和歌山城へと向かうメインストリート・けやき大通り沿いにこの店構え。いいね。善き個人経営の地元のカメラ屋だ。
 諸々の要素が噛み合って、今なお地方都市で唯一生き残って地元カメラファンを支えている姿。

 CP-700Zの現物なんて何年ぶりに見たかな。DiMAGE X1も中古ではほとんど見たことない。FinePix A201の兄弟機っぽいスマートショットBFもいい。
 委託と書いてるやつが多くって、地元の方が持ってきてるんだねえ。
 買い物ついでに老店主と少しお話して、来年には創業80年だとか。

 で、K200D置いてたんです。ほしかったんだよ。
 しかも12000円。DA L18-55mmと、4GBのSDカードつけてくれてました。

 PENTAXで1000万画素CCD機といったらK10D・K200D・K-mのはずですが、K200Dってなんか不人気機のイメージ。
 一応発売当時も見てたはずなんだけど、大ヒットしたK100D、マイナーチェンジのK100D Superときて、1000万画素になったとはいえ3番煎じっぽいとこがあって。地味っぽさは否めなかった。
 2008年にK-mが出ると、これはデジタル一眼レフとしては超小型なのがウリになってそっちに持っていかれた感も。でまたその次のK-xもヒット作。
 そういうわけで、あんまり中古でも見かけないのがK200D。

 K-mほどキュっと小さいものではないですが、私は体も手もでかいのでこれくらい柄がある方がいいとこもある。重量はそこまでではない630g。ニッケル水素電池入れると750gくらいになるかな。
 次世代のK-mは小型化のために機能的にデチューンされてる部分がありますが、K200Dはそれはなさそう。ファインダーにはちゃんとAF測距点のスーパーインポーズがでますし、AFも11点測距。
 またK10Dより廉価機ポジションですが、カスタムイメージに関してはK200Dのほうが新しいのでMIYABIが使えます。

 1000万画素CCD機でも、K-mは小型化故に正直ちょっと華奢なカメラで、15年も過ぎた今となっては健康な個体が少ないイメージ。
 逆にK10Dだと使い倒す気で買われてる個体が多そう。まあ売れたカメラで弾数めっちゃあるから、運が良ければヤレてないのもありそうですけど。
 そしてK200Dはそもそもあんまり見かけないんだ。

 ショット数.comでもこの数字で、まあ一般の人が買って程々に使ってた、って感じですね。

 とりあえずテストショット。九重雑賀の純米吟醸酒 雑賀衆。
 もちろん問題なく写ってますね。ただ、つけてくれたDA L18-55mm、あれ古くなるとすぐ曇るレンズなのだよな。大丈夫……なのか? 室内だとわからんかったりもするし。
 まあ、CCDだと感度が厳しくなりがちなので明るいレンズ使いたい、ということで、旧DA★16-50mmF2.8とか単焦点レンズを合わせていくかな。
 ファインダーがペンタミラーなのもあって、やっぱりプリズム機と見比べると薄暗い感じもする。そこでも明るいレンズでフォローしたいね。

 ピントは、DA★16-50mmのテレ端開放だとズレが見られたので、うらメニュー出して調整かけました。奥ピンがちだったのが、+240くらいでだいたいいいかな、ってとこ。

 それからPENTAXの単3電池一眼レフ、けっこうバッテリーにシビアになりがち。K-xを新品で買ったときも、買ったばかりの真新しいニッケル水素電池を充電したてで入れないと文句いいがちで、かなり難儀した。
 とりあえずエネループプロを買いましたが、きついようなら単3形リチウムイオン電池とか危ないやつ使うか……。

最近のCCD一眼レフについて

 CCDデジタル一眼レフのマニア人気が高まりつつ、流石に健全な個体が減ってる昨今。特に1000万画素機は人気で、店によってはいい値段つけてたりもしますね。
 K200Dも、12000円は正直相場よりだいぶ安かったかもしれないなあ。キタムラだと3万円近い……

 CCD一眼レフで遊びたいなら、今の相場感だと断然Aマウントですよ。3桁で、α550・700・900はCMOSだからそれ以外のやつね。
 特にコンパクトフラッシュ機は安くなるから、なんとか調達しましょ。あまり大容量にせずに2GBが安牌(αSweet Digitalだと2GBでした)、なくても32GBくらいにとどめておくのがベター。
 レンズも安いから、他マウントユーザーでもレンズごと買っても安いくらい。Aマウントは互換性難しいところもなく、ほぼ全てAFで動きます。
 しかもα350や380は他所にはない1400万画素CCDときたもんだ。

 あ、そうそう、ニコンもD40, 50, 70は、CCDの特性を活かした高速ストロボ同調できるそうですよ。純正オートストロボで1/500s、単に発光するだけみたいなストロボだと1/4000秒でもちゃんと写るとか。興味深い。

 よし、これで希少な美品K200DなどがPENTAXIAN以外にわたる確率が少し下がるだろう……。

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