PENTAX 17とKodak Gold 200の73枚 (3) 海芝浦・国道
続き。今回で最後。
午前中の川崎大師に続いて、天気もいいのに横浜から帰るには早い、と、鶴見駅で降りてみて、下車できないことで有名な海芝浦駅へ。
どうせなら全線乗ってみたくもあるのだが、大川駅が早朝と夕方しか走ってないから難しい。扇町も真っ昼間は2時間空いたりするし。
海芝浦(9月14日昼)
向かい側は扇島という、JFEスチールが治める島。鉄でできた生物が鉄の都市を築いているらしい。
鶴見つばさ橋という橋がかかっていて、向かって右手には大黒ふ頭というところになっている。三菱の勢力が強そうな島。客船ターミナルもあるそう。
落ちる人への備えは必要。
停車時間はそこそこあるので、ホームと隣の公園から海を眺める時間は十分。
散々注記されているが、ちゃんと精算機があるので出場して入場し直す。
公園の方に行ったけど……ちょっと絵になってなかったのでパス。
どうも工場側は撮影しないで、とのことで、これ写り込んじゃったかなあというカットも一部飛ばしてます。
結局ホームと海の写真ばかりになってしまったな。
小さくしか写ってないけど、船が来たときを狙って海を撮ってたな。
岬は四角く、線路は丸いので、カーブの外側が緑地?みたいになっている。のだが、そもそも駅から出られないのでそっちにもいけない。
車内も空いてたので一枚。
私の他には、お父さんと子ども、ちょうど引退したくらいの年頃の老夫婦が一組。コテコテの鉄っぽい人はおらず。
タンクらしいのが見えるので撮ってみたが、このタンクがそうかはともかくこっちの方は米軍の貯油施設らしい。
途中の鶴見小野駅で意外なほど人が乗ってきて驚きつつ、国道駅で下車。
国道駅
都市迷宮。RPGの世界に来たみたいだぜ。
うーんダンジョン。
鉄道高架下を線路と直交するのはよくあるけど、並行するところは少ない。神戸元町高架下商店街くらいしかパっとは出てこないな。
乗り合い釣り船の荒三丸。現役かどうかはよくわからない。過去のホームページがヒットしたが。
一旦東側、旧東海道のほうへ抜けてみる。
やはり高架下に店舗兼住居を造り付けてあったっぽい。それが山陽本線なら商店街も華やかになろうが、鶴見線の国道駅か。うーむ。当時はある程度集客が認める感じだったのかなあ。
露出ギリだろうとわかっていたけどあえて撮っちゃった。清酒シラユキという文字だけなんとか読めた。
北側端、国道駅を取り上げるウェブ記事なんかでは必ず見かけるこの素晴らしき看板。古い商店街が残ってるところには同じようなものが見つけられなくもなかろうけど、これ高架下だから風雨のダメージが抑えられて無事だった面もあるかもしれん。
花月総持寺駅まできて鶴見線トリップは終わり。
横浜
横浜のどこだったかも思い出せない、しかし一枚撮りたくなった気分はわかってもらえるであろうところ。横浜駅近くなのは確かだが。
ここからカメラ屋巡りに向かい、カメスズさんでPENTAX Program Aを買い、レモン社横浜店で「いつものカメラのナニワやな」という気持ちになり、モアーズのキタムラを冷やかして、ワットマンカメラの物量に圧倒されたり。
そして屋上に上がれるところが好きな私は、そごうの屋上にももちろん上がったのだ。
かつては心斎橋に本店を構えていたそごうも、今や近畿にはなく、千葉・大宮・横浜と広島にしかない。大坂で創業しているのに。
心斎橋本店は2009年閉店。神戸店は2019年閉店。奈良そごうもあったのだが、これ長屋王邸宅跡に5万店もの木簡が出土していながらそのまま建てちゃったから呪われてそごうが倒れたともいわれる。
どう見ても岡本太郎な像がこの屋上広場のシンボル。
裏のある顔。