
現像用品(PC)の更新
SilverStoneのFLP01、ようやく発売されましたわね。
どう見てもPC-9801VXをモチーフにした自作PC用ケース。
今では中小とはいえ会社ひとつのDXをその手に担う情シスおじさんとなった私ですが、小学生の頃に家にあったPC-9801VMを触り始めたのがすべての始まりでした。無謀庵・ザ・ビギニングに最初の愛機として登場するやつ。
これは入手しないわけにいかない。
ということで、今使ってるPCに特に性能的不満はないのに買い替えを敢行しちゃったのでした。
モチーフ元のVXは、VMの次のモデルですね。ちょっとデザインが違います。VMはフチがあるといいますか。
なおVXの見た目した、中身はVMのマイナーチェンジ版だったVM21という機種も存在します。ケースのロゴはどっちもVM。

PC-9801VXも、中学校にあって使ってました。
中学のパソコン部、なかったから作っちゃったの。先生も生徒も暴力が蔓延する世紀末の中学だったけれど、奇跡的にパソコン通信で嫁さんもらったとかそういうタイプの先生が数名いてね。
SilverStoneのロゴはちょっと小さめにしてくれてるのは、多分この上にPC-9801VXとかシール作って貼れということでしょう。
実機ではリセットボタンの右手にスライドスイッチがあって、クロックを10MHzと8MHzに切り替えられた。古いプログラムが速く動きすぎて困る場合に互換性を取るためにある、と当時聞いてましたが。

こっちがわ、実機では5インチオープンベイがふたつあって、通常はここに5インチ2HDフロッピードライブが収まってました。
当時はOSをフロッピーでブートしてて、1台をシステムディスク(OSと使いたいアプリケーションが入ってる)、1台をデータ保存用に使うのがポピュラーだった。
実機のVMでは、この電源ボタンの左側にも開くスペースがあって、ディップスイッチで諸々設定できるようになってたのね。BIOSでやる設定を、当時はマニュアル見ながらスイッチでやってた感じ。(VX2ではディップスイッチが左側に移って、代わりにキーボード端子がついてます)
ベイのFDD風デザインは、ディティールがちょっと足りないな。スリット部を黒く塗って、ロックレバーをつけて、なんかメタリックなシールでも貼り付けてアクセスランプを偽装するか。
電源ボタンも白いのがちょっと惜しい。現物はグレー。
実際の運用としては、この本体の上にCRTモニターを置いて使うのがポピュラーだったんだけど、まあ今どきCRTもないし。
以下作業メモです。
中身
実はそれほどスペックにこだわりがないので、私がやる一番重いゲームであるストリートファイター6が動けばいいや、ってとこで。
こだわりなさすぎて、どっかに書いておかないと忘れるのよね。
昔は色々こだわったもんだけどなあ。もうIDTやVIAのCPUも、SavageやPowerVR Kyroもないし……いやこの選択はこだわりというより奇行か。
マザーボード: GIGABYTE B650M DS3H
最大手を買うとなぜかスカを掴む人がいるもので、ASUS買ったらひどいの引いたことがあるからいつもGIGABYTEやMSIにしてます電源: XPG CORE REACTOR II 650W
XPGってADATAのブランドだとは知らなかった、良い電源っていわれてEnermaxとかSeasonicとかAntecしか出てこないロートルCPU: Ryzen 5 8600G
NPUそろそろ触れるかなと思って乗ってるやつをメモリー: DDR5-4800 16GBx2
グラフィックボード: 玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DF
Arc触るならBシリーズがいいんだけど、円安高価もあってかなり高くなっちゃってたから、26000円くらいだったこれで
M.2スロット1本余ってるからまたそのうち足すかな。
他にSATAに1TBのSSDをひとつ。
光学ドライブをひとつ積もうかなとも思ったんだけど、PC-9821時代にCD-ROMドライブを積むならベイの下段が普通だったんだよな。
今回のケースは上にしかつかない。下段はUSBとかのフロントポート。
POSTしない&BIOS更新
とりあえず一通りパーツを組み付けて電源を入れてみたのだが、どうやっても起動しない。最小構成まで減らしていってもだめ。
Ryzen 5 8600Gの発売は2024年2月ごろ、B650M DS3Hは2022年10月ごろ。
新しいCPUでもないと思ってたのだが、マザーボードのほうがもっと枯れたやつということで、BIOSアップデートが必要かと考えた。
で、私の古い常識では、動く古いCPUを付けて起動させて更新するしかなかったのだが、今はマザーボード単体でもいけるという。GIGABYTEではQ-Flash Plusというそうだ。
最新BIOSは、25年2月7日付のF33aだった。
8600G対応BIOSは、23年12月14日付のF20。
アップデートしたら起動してUEFI設定画面出やがんの。1年半以上前に出荷されて長いこと寝てた在庫マザー届いたんか。うける。
APUの画面出力が1024x768で表示不良
私は最近、CPU内蔵のグラフィックを有効にしておいてモニターもそちらにつなぎ、ゲームやるときだけPCI-eのGPUを稼働させる運用をしている。こうしておくと普段はGPUが寝てるから、ファンも止まって静かだし消費電力も減る。
なので今回もBIOSで設定して、マザーボード側にモニターを繋いでWindowsのセットアップを始めた。
のだけど、セットアップ中の1024x768解像度が表示不良を起こした。
画面が5秒ほどブラックアウトして一瞬戻る、を繰り返す。
Ryzen 5 8600GのGPUが悪いか、モニターと相性が出てたかなんだかわからないが、ここでトラブるのは困るな。今回はGPUがあったからそっちにモニター繋いで進めたけれど。
Windows 10のライセンスで11を
すでに別のOSに変えている先代自作PCに、単独で買ったWindows 10 Homeのライセンスがひとつあった。
DSP版買ったほうが安かったんだけど、なんか買うときうまく見つけられなかったんだっけ。それでパッケージ版を買っている。
パッケージ版はもちろん別PCにもインストールできる。だから、古いThinkpadを使うときにインストールした。
しかし、このライセンスは一度もWindows 11にアップグレードできるPCに入れたことがなかった。よって、まだWindows 10のライセンスのまま。
これでいちいち、一旦Windows 10を入れてからアップグレードしないとだめといわれるとめんどくさい。
まあやってみるか、と、MicrosoftからWindows 11のISOイメージをダウンロードして起動USBメモリーを作って、新規インストール。
プロダクトキーを聞かれるところで「今ない」と進めちゃう。
で、11が起動してきたら設定画面を見ると、ライセンスがアクティブでないと警告がでてるから、トラブルシューティングから「PCの構成を変更したから認証が外れた」という申請をする。
すると、自分のMicrosoftアカウントに紐づいたWindows 11と10のライセンスがずらずら表示されるので、前使ってたPCの10のライセンスを選ぶと無事に移る。
不思議なのは、このライセンスは今Thinkpadで生きていて、先代自作PCは別OSのはず。なぜかライセンスのリストに両方現れてた。
直近で使っていたはずのThinkpadの方から移行すべきかと思いきや、「すでに他のPCにライセンスが移行している」といってきた。
で、先代自作PCを選んでみたら移行が成功した。じゃあThinkpadは今どういうことに? ライセンス認証外れてるのかなあ。
MERAと元祖

なんか電源ユニットにステッカーが入ってた。
XPGのアンバサダー・メラじゃなくてメイラだそう。
しかし検索してもあまりこれといった情報は得られなかった。XPGの一部製品にMERA EDITIONがあるのと、Youtubeチャンネルで登場したりしていた。Youtubeは1年ほど更新ないようだが。
こういうキャラクターを作るならバックストーリーを盛っていくのが要、あるいは実在感を増していくようなSNSなどでの展開がないと、ポンと絵だけ渡されたみたいになっちゃって苦しいな。

ところで、前に引っ越したときの荷物からこんなのが発掘されていた。
GIGABYTEの設立は1986年だから、2006年にもらったっぽいな。
キャラとしては2003年に生まれていた。
多分このギガバイ子が、最初かはともかくすごく早い段階のキャラだったはず。
後追いで何人か生まれて、確かふぉっくす紺子とか早かったはずと思ったらやはり2006年だった。FOXCONNって今や国際大企業になってるけど、当時はPCパーツやってて、ベアボーンキットとかパーツ類とか出してたの。
2009年からもう人気投票ネタが成立するくらいで、窓辺ななみが巨大資本をバックに参入してきたりした(マイクロソフト非公式)。
えてして流行ると濫造されて大多数が消えていったりしがちで、そういうのはローカル萌えキャラでたくさん見せられてしまったが、ギガバイ子は20年以上。老舗はえらい。