自作ピンホールレンズとsmc PENTAX-FA 28-70mmF4を試す
盆に旅行したばかりだし暑いし、この週末は必要な買い物とか、しばらく顔出せてなかったナダール京都にいこうとかくらいにして、かわりにレンズ使ってみるテストとしました。
自作ピンホールレンズ
結構前に作ったもので、K-70とかα3000で遊んだりしましたが、J limited 01ではまだだったので。
Kマウントボディキャップを加工したものです。
KOMURAというと、三協光機というレンズメーカーのブランドですね。
ただ、多分Kマウントのボディ作ったりはしていない、レンズ専業メーカーだったと思うんですけど、なんでKマウントのボディキャップ作ったんだろう……?
と半日くらい考えてて気づいたんですけど、コムラーといえばテレコンバーターの「テレモア」が有名でしたね。じゃあマウント受け側にもキャップいるやん。
これをJ limited 01に取り付け、カスタムイメージはGOLD。
手ぶれ補正はカンで55mm設定にしたんですが、ピンホールレンズの焦点距離……いや焦点はないんですけど、画角はピンホール位置からセンサー面の距離になるはず。Kマウントのフランジバックは45.46mmで、ボディキャップ裏にピンホールをつけてるから数ミリ伸びるでしょうが、55mmもなさそうだなあ。
でも解像度に限界があるから、別に厳密に補正されなくてもわからんでしょう。
ISO6400を使えば、AEで1/4~1/15sくらいでシャッター切れるので、まあなんとか手持ちがいける。
上の切り株はかなりアンダーになったのを1段以上持ち上げたんですが、ピンホールレンズでノイズレスな写りも求められんだろうし、もっと感度上げて撮ってもよかったか。
徳川慶喜が当時英国の最新技術だったカラー湿板で撮った写真だよ、と嘘いっても通じるかもしれない。いやさすがに無理か。慶喜じゃなくてナダールですね。流石に日本には伝来してないだろう。
山の字が読める高解像度。
ピンホールレンズは受光面でかいほどよいので、APS-Cからフルサイズになった分だけつよくなるはず。
どうしてもセンサーダストがカリッカリに解像して写る。ブロア吹いてはおるのですが。
単に反射する素材なだけのバイク屋の看板がなんかすごいことに。
エモだよエモ。昭和生まれのおじさんにはあんまり意味わからんけど。
smc PENTAX-FA 28-70mmF4AL
こっちは、90年代半ばにPENTAXがMZシリーズの展開を始めたとき、新シリーズ用レンズとしてリリースされたものでした。
それまでやってたZシリーズはパワーズームがウリだったもんで、パワーズーム用モーターを入れたうすらでかいレンズしかなかった。でもMZは小型軽量路線だから、レンズも新しく小型軽量に作らなきゃいけない。
新シリーズの路線を決定づける重いミッションを背負わされたレンズでしたが、私の認識では軽い小さいよく写ると評判のいい名作に仕上がっておりました。
ただ、私がカメラを持つデジタル時代には、たくさん出てたから手に入りやすいし安かったけど、どうもロットによっては重度の曇りを生じる持病があったようで、きれいなのが意外に見つかりにくかった感じ。
私も15年前には曇ってない個体を見つけて持ってたんですが、APS-Cしかなかった時点ではやはり画角的に苦しかった。43mmからだとなかなか。
しかし今はカメラがJ limited 01だ。
ちょっと撮っただけですが、どうやら手に入れた個体はかなり偏心しちゃってるようで、画面右側半分くらいのかなり広い範囲で写りが甘くなっちゃってました。うーんつらい。
ありゃなんか懐かしい、阪和線で通学してた高校時代に見たような……と思ったら、やっぱり阪和線から塗り替えもせずに奈良線に移ってきた205系だそうな。
乗り換えの都合で新田駅で降りると、すごく立派なイチョウが。
この木の幹あたりでもうボケちゃってる状態だと、ちょっと正常とはいえないな……。多分広角・遠景・絞り開放で偏心の影響が最大化される感じ。
上の京都タワーはF8でしたけど、絞っても消えない乱れもあり。
左半分の調子良い部分を見た限り感じは、この小ささでF4通しでこれだけ写れば十分ありだなと思うんですが、ううむ。
ある程度画像乱れる前提で、GOLDでレトロっぽく使うならまあ。
最近行動圏に猫いなくって……。
うーん、状態がよいなら使っていっても良さそうなレンズにも見えるんだけれど、また次に出物にあたる機会まで。
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