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写真雑記 いまいち撮れないおじさん悲観録
あいかわらず写真の調子がわるいですが、リコーカメラミニチュアコレクションは発表直後に予約してセットで揃えました。調子が悪いときは安全確実にいかなきゃいけない。
PENTAXどうなるんだろ
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K-3 IIIが終了とのこと。後継機種の開発発表もないままに。
もともと悲観的な質なところに最近の不調もあって、もうこれはリコーがPENTAXのカメラ事業を終了させるつもりなんだろうと思いこんでいますね。K-3III終売だけでもそう思うのに、クラブハウスでのメンテナンスサービス縮小とかもあって。
私は長らく貧乏だったので、ずっと頑張ってローエンドをやっと買えるくらいの生活を続けておりました。
ようやく落ち着いたのが2023年。そのときに、J limited 01かK-3IIIかは買えるな、というところでJ limited 01の方を選んだ。別に両方いったって財布は死ななかったけれども、体ひとつだし。
K-3IIIが継続販売されてても、今後買ったかといわれると、ちょっと微妙なところ。私は意図して選ばなかったんだから、機種自体のディスコンをそう嘆く立場ではないです。
売れてないからディスコン、なのかな。どうだろう。
実は2020年以降のデジタル一眼レフにおけるPENTAXのシェアはかなり上がってるみたいで、今や9.7%もあると。
2020年は3%だったところ、K-3IIIが出た2021年に5.8%に跳ね上がって、その後も伸びていっている。
じゃあ一眼レフの年間生産実績がどれくらいだったかといえば、2021年に222万台、22年は184万台、23年が118万台、24年が11月までで89万台(単純に12ヶ月分に直せば97万台)と、2/5くらいに減ってますね。
1/2.5に減った中の3倍増だったら、K-3IIIを発売して獲得した販売ペースがそのまま維持されて、他所がシュリンクしていく分だけシェアを伸ばした、くらいに見える。K-3IIIが売れてないわけじゃないような。
となると、何かの部品が払底したか。
一眼レフ用(像面位相差ではない)APS-C 2600万画素センサーが出ない、または現実的な値段でなくなった、とかかな。
KPがディスコンしたとき、ニコンも同じような時期にAPS-C 2400万画素センサー機が終わっていった(特にD3500が早かった)もんで、センサー切れだったんじゃないかと今でも思ってます。像面位相差センサーならミラーレスで使う分が出るからK-70は残った説。
カラーフィルタ部の変更だけで像面位相差の有無は作り変えられるみたいですが、切り替えてラインを動かして少数作って戻す、とやるコストを価格に乗せたらすごいことになるのかなっと。
他にも、一眼レフでしか使わないペンタプリズムとか位相差AF機構、ましてPENTAX専用品となれば価格がえらいことになりそうな部品も多々。
価格設定も2021年時点のものだったから、その後の円安・インフレで相対的にバーゲンプライスになっちゃってた感もある。
とはいえK-3 IIIの名前のまま、今の20万円から30万円に値上がりしちゃったら、まあ周囲と比べると妥当と思えても、やっぱり厳しい。
じゃあ、K-70をKFにしたみたいに、K-3III Superとかいって価格転嫁のためのマイナーチェンジ?
ただ、エントリー機はともかくフラッグシップでそれもなあ。トップの機種にはその時点での技術の粋を見たいものだし、どうなんだろ。でもこれ以上入れられる要素あるかな。フレキシブルチルトくらい?
あれ、やっぱりフレキシブルチルト液晶つけて、他所のミラーレスと同じ像面位相差AFセンサーにしてライブビューも快適なK-3 III Superでいいような気がしてきたな。私そのほうがほしい。
J limitedがあれば値上げも吸収できて納得感も出る気がしますが。
しかしJ limitedも、リコーイメージングの内部的にRICOHとPENTAXを明確に分離する施策があったらしく、それに巻き込まれる形で造りかけのGRIIIのJ limitedがポシャってしまって、それから音沙汰がない。まるでなにも聞こえてこなくなっちゃった。
そもそも、RICOHとPENTAXを分ける、という施策自体がね。
私みたいなPENTAXのややこしいマニアどもと、オシャレなGRファンを分離するためだよ、といわれると、はいすみませんと思わざるを得ない。
GRなら引き続き商売になるけれどPENTAXはもう、といわれても、合理的な経営判断ですねと言わざるを得ない。
まあ、私は別にもともと、最先端のカメラを求めてもいない、失敗が許されないプロとしての撮影もすることもない、気楽な趣味人に過ぎない。
別に現行の最新商品を買い続けなければいけない身ではない。
終わるというなら、流通在庫と中古を買って使い続け、手元のカメラがすべて付喪神になるまで付き合うことでしょう。
大してやることは変わらんかもしれない。