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キーホルダーで写真撮ったりする (Kenko Pieni II)

 ちょっと前にこんなの買ってたんですよね。
 Amazonで買い物しようとしたら送料無料が4000円からになってて、あら困ったななにか要るものあるかな、と思って徘徊してたら少し安くなってたから思わず。
 少し安く、といっても3500円くらいしたけれど。

 付属品はネックストラップなんだけれど、なんかから外して余ってたナスカンつけてキーホルダーにし、家の鍵といっしょにつけておくことにした。

 さすがにまあ、画質とか期待するようなもんではないのはわかってるけど、なんか変化球として面白い写りしないかなー、なんて試してみますね。

縦横比……

 (ここに眉根を寄せて目を閉じてへの字口のドラえもんのコマが入る)

 トイデジカメの類って、画素数の偽装をすごく当たり前のようにやるんですよね。ケンコー印で売ってても、昔からあんまりあてにならない。
 でもまさか130万画素で水増ししてると思わんやん……。

 しかも、アスペクト比を無視してなぜか1280x1024にするから縦に引き伸ばされてる。なんで?

 このカメラ、動画が720x480で撮れるので、もしかしてと思ってそのサイズにリサイズしたら、多分大体それっぽくなった。
 画素数もおそらくそれくらい、35万画素程度が精一杯かな……。もうちょっと少ない気もするけれども。

実写……

チープな編集ソフトで油絵フィルタをかけたような画質と超狭いダイナミックレンジ
古典的お洒落写真風のもの
センサー小さいから寄れたりしないかな、と思ったけど、それなり程度だなあ

 2000年ごろによく出てきたおもちゃデジカメ(液晶モニターを省略するなどして1万円くらいの超低価格で売り出された簡易CMOSデジカメ)の写りってこんなんだったかな。

 検索して、実際にどんな写りだったか作例を出してくれてるサイトを見つけたのだけど、うん……昔のおもちゃデジカメの方が写ってるな。Cheezシリーズなんかわりと当時評価高かったけど、実際写りがよい。

時代の辻褄を合わせてみよう

 25年くらい前のおもちゃデジカメと同等かそれ以下の写りを発揮するPieni IIであれば、レトロな場所で撮影すれば時代の辻褄があうのでは?

というわけでやってまいりました、近鉄生駒駅前のショッピングビル。
賑やかだった時代の雰囲気は帰ってくるだろうか。
サビの質感が見事に再現されることなく消し飛ぶ
テクスチャが荒かった90年代の3Dゲーム感がある。

 さて、往年のグリーンヒル生駒を思い出すような写真になっただろうか。私は25年前の生駒を知らないけれども。

スペック補足

 サイトのスペックシートに「ISO感度 ISO100」や「シャッタースピード 1/100秒」の表示があるけれど、絞りが変えられるはずがない(3.2mmF2.8)ので、これじゃ露出がまともにとれませんね。
 多分どっちか、あるいは両方が可変のAEのはずです。暗いと手ブレするからシャッタースピードは遅くなってるはず。

 画像にEXIFも入っておらず、多分カメラファイルシステム規格にも準拠してませんね。プリント機とかで使えないかも。

 付属ケーブルがそうなんでわかりますけど、カメラ側のUSB端子はmini-B端子ですね。microですらなく。
 PCに繋ぐと普通にマスストレージクラスで認識しました。

 microSDカードは、サイトだと32GBまで、説明書だと16GBまでとあるけどどっちだ。うちは16GBで使ってるのでなんとも。


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