彼岸花を飾ってみたけれど、、、。
昨日あたりから、突然、今まで咲いた事がない赤い花が自宅の庭に咲いているのを見つけました。何だか不思議な赤い花。この花の名前、何て言うんだったかな?私は、この辺ではほとんど見かけないけれど、ネットでは見たことがあるこの赤い花を、玄関に飾ることにしました。
玄関に飾ると、その色と形の存在感に満足した私は、さっそく高3の次女に見せました。
この後、私と次女の会話は思わぬ方向へ進んでいきます。
そして、その件で、都内の大学に通っている長女にまでLINEしてしまう事になるのですが、、、。
お時間のある方は、どうぞ読んでみて下さい。
どうってことのない話ですが、いろいろと考えてしまった話です。
彼岸花をほとんど見たことがなかった私
恥ずかしい話ですが、私は次女に言われるまでこの不思議な赤い花が「彼岸花」だという事に気が付きませんでした。
名前は知っていたんです。
でも、この辺りではほとんど見たことがなく、、、。(言い訳です)
それどころか、「これ、しゃくなげだよね?」なんて娘に言ったものだから、娘は大爆笑!!
彼岸花ってどういう花?
次女は私が玄関に飾った彼岸花を見て言いました。
「彼岸花って、小説とかではよく霊的な花として描かれてるよね」
「それから、お墓にたくさん咲いてるよね。」
その言葉で、一瞬私は体が凍り付きました。
「え!もしかして、これって飾ってはいけない花だったの?」
私は、ちょっと心配になってスマホで「彼岸花」について検索し始めました。
すると、「彼岸花には毒がある」と出ているではありませんか!!!
まあ、この毒性がモグラやネズミを田畑家に寄せ付けない効果があるそうなので、それは良いのですが。
いろいろ考えて心配になってしまった私は、玄関に飾っておいた彼岸花をすぐに庭に持っていき、そっと置きました。捨てたというよりも、置いた、と言う表現の方があっています。
その後、私はすぐに都内に住んでいる大学生の長女にLINEしました。
彼岸花を飾ってからの経緯と、何だか心配になってしまった話をすると、長女からは落ち着いた返答がきました。
私の心配した内容について、一つ一つ丁寧に対応してくれたんです。
◎彼岸花は強い花だから墓地に咲きやすいし、土が腐敗で悪くなるのを防いでくれるという考えからお墓に植えている
◎もともとはサンスクリット語で「天界の花」と言う意味で、仏教的には有難いお花。
◎毒はあるけれど、球根にあるだけだから、食べなければ平気。
それ言ったら紫陽花(あじさい)も毒あるしね。
◎彼岸花は曼珠沙華って別名がある。
◎そもそも彼岸花には霊的な話はない。
すごい!知識が詰まっている。
無知な自分が恥ずかしい、、、。
長女が言うには、「彼岸花はよくデザインで使うから、昔調べた」との事。
長女は美大生なので、デザインで描いた事があるようでした。
綺麗な花だけど最終的には飾るのをやめた私
私が彼岸花を庭に置いてきた話をすると、長女は「もったいない!」と言ったけれど、私は飾るのをやめてホッとしました。
気にしすぎかもしれないし、心配しすぎかもしれない。
でも、無知とはこういう事なんだな、と改めて知らされた一日となりました。やっぱり、普段関係がなさそうなことでも雑学でも、ある程度の知識は身に付けたいなと思います。
一緒に住んでいる高3の娘は、「今日一日の笑い話になったよ!」
「まさかママが彼岸花を「しゃくなげ」だと思っていたなんて!」と、とても楽しい一日になったようでした。