"ギフテッド"か"繊細な一般人"か
こんにちは、以前『高知能者のコミュニケーショントラブル: IQが20違うと会話が通じない』を読んで感じたことなどを記事にしました。
詳しくは記事のリンクから見ていただければと。
こちらの本は続編もあるということで早速読みました。
最初の本より表現がやや大人しいなということと、出典や参考サイトに関する記述が増えていました。
自閉症スペクトラムのお話が多くて、これまた興味深いなと思いました。
話は少しズレるのですが、数日前の記事を書いた頃から『自分の一番の生きづらさって思考回路のせいなのでは?』と考え、色んな可能性を調べたり考えたりしてみました。
そこで該当する項目が多いなと感じたものが以下の三つです。
①ギフテッド
②HSP(Highly Sensitive Person)
③ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)
順を追って考えていってみます。
①ギフテッド
ギフテッド・タレンテッドの生徒とは、同じ年齢・経験・環境を持つ子供と比較して、著しく高いレベルを達成する、あるいはその可能性をうかがわせる子供。知的能力、独創性や芸術の分野において高い実行能力を示す、並外れたリーダーシップ能力を持つ、あるいは特定の学術分野で秀でている。(引用:74th legislature of the State of Texas, Chapter 29, Subchapter D, Section 29.121)
いやいや、まさかぁ~~って正直思ってはいるのですが、特徴だけをピックアップすると意外と当てはまるものが多いものになります。でも別に特別計算が速いとか、記憶力がべらぼうにいいとかそういうことはないので思い上がりである可能性がめちゃくちゃ高いです。
昔のことを思い出すとそんな気がするエピソードを列挙すると
・口に入れてはいけないものの分別が幼児の頃からあった。(食べ物以外を口に入れる小さい子が多いと知ってビックリしてた)
・学習能力自体は悪くない方だと思う。幼稚園に入る前に普通に字は覚えてたし。小2くらいの時に、学年一勉強ができた友だちが公文で分数の計算をしてるのを見て、それまで分数とか見たことなかったけどすぐに理解できたのでめっちゃ嫌がられたな…
・記憶力も悪くはない。好きな映画は全部セリフや歌を覚えてた。無音にしてアテレコするのが趣味でしたね
・集中力が高めで空想に耽りがち。考え事だけで3時間くらい時間が消えてるのは昔からのあるある。気を付けないと頭からシャワーを浴びてる状態で数十分突っ立ってる状態になる。幼稚園児だった頃も自由時間はずっと人の来ないところで空想に耽ってました。
・好奇心旺盛。今でも本当にそう。急にやったことない習い事をしたくなるし、百科事典が好きすぎてアレを読み始めるといくら時間があっても足りない。
・少し習えばすぐできるようになる。新人の内に表彰されたり、普通は何日もかかることがその場でできたりして逆に顰蹙を買う。あるある
・正義感が強い。昔は結構そうでした。今は『世の中は不平等に回ってるなあ』と諦めモードに入ってる。
・答えにくい質問をする。矛盾点を見つけて質問してしまうのでこれもまた嫌がられる。社会は矛盾でできていると分かっていても納得はいかない日々
・単語のニュアンスへの理解力がある。英語なんかで『コレが入ってたら大体こういう意味になる』って見て分かる人が意外と少ない事実を大学を卒業してから知った。
・想像力が鮮明。絵を描く時に『骨と筋肉の動きを想像したらデッサン人形いらなくない?』と密かに思っている。細かい指摘をされたら嫌なので言わないですが…
・音感がある方。ハモリパートの聞き分けが得意で、しっかり音程を覚えてしまえば歌う時に他の音につられることが絶対にない。知ってる音楽がかかっている中で別の歌を歌うことも可能。
…以上。なんていうか、うわ~~!!!すっげ~~~!!!!みたいな才能はないけど、細かく全体的に平均よりできるって感じでしょうか……。でもその代わり(?)リズム感と芸術に対する感受性が一般人よりないです。音ゲーは好きなんですけど、上手い人のプレイ動画を聞いてリズムを覚えるとかいうゴリ押しプレイをしてます。音感と記憶力がいいから逆に変拍子に苦労しないとかそういうタイプ。芸術も『意図は理解できるけど、心は動かない』みたいな。何事にも興味ありあり人間なので『サルバドール・ダリの記憶の固執が硬いものと柔らかいものへの執着を表している』くらいの常識はありますが、正直記憶の固執で一番驚いたことは"思いのほか絵のサイズが小さいこと"だったので何と言いますか…芸術への関心はちょっと残念なんですね。
めちゃくちゃ脱線しましたが、要は"すごくはないけどギリギリギフテッドの特徴に引っかかってる気がしなくもない!"というのが自己分析の結果です。
参考サイト
ここで③ASDにも近いのではないか?と考えました。特徴として似ている点がかなり多いため、こちらの可能性も考えています。
ただ、ASDは『コミュニケーションを取るのが難しい』という点も大きいのではないかなと感じているので、個人的に『コミュニケーションは苦手ではないけど相手によってはちょっと苦手』くらいかなと思っているので微妙なところ。
曖昧な表現の理解などは少し苦手なのですが、どちらかというと『決まった答えがないと合っているか不安』というのが正しいです。そこで擦り合わせをして逆ギレさえされなければ何ら問題ありません。(不機嫌になる人…いるじゃん……)
ASDに関しては少し違う気はするものの、集中力などの当てはまる点も少なくはないため、あるいはって感じです。
順番が前後しましたが②HSPに関して
HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字をとった呼称です。日本語に直すと「非常に繊細な人」となり、一般の人よりも感受性が高く、外部からの刺激に敏感な人々を指します。
こちらもかなり覚えがあります。以下のサイトに上記の説明およびセルフチェックテストが載っています。
参考サイト:HSP(Highly Sensitive Person)とは?発達障害との違いや対処法について
8割くらい当たっています。物音が気になって集中しにくかったり、電車やバスのにおいが苦手だったり、同時に色んなことが起きるとげんなりしたり……
カフェインには滅法強く、美術によってあまり心は動かされず、暴力的なコンテンツも全然苦手ではないのでこの点は違いますが。
こちらは結構可能性が高いのかなと、セルフチェックの結果も踏まえて考えております。
したがって、私の生きづらさの原因は①ギフテッドか②HSPにあるのかもしれないというのが今現在の考えです。
自分がうつ傾向になっているのは知っているし、ある程度原因も分かるけど、もっと根本的なことが知りたいなと思っています。
そのうち発達障害などに強いクリニックを訪れてみますかね……普通にカウンセリングを受けても当たり前のことしか言われなくて残念な思いをしがちだし、方向性を変えてみたいとは思っています。
それでは、また。