【ポケポケ】ミュウツーデッキのサーナイト進化確率を求める
※プログラムのコードのみ有料となっております。
ポケポケ界で最も長く愛され続けているミュウツーデッキ。
新たなパックでセレビィデッキやギャラドスデッキが登場する中、いまだにミュウツーデッキがその地位を維持しています。
その理由は何か、計算を通じてその秘密に迫っていきます!
1. ミュウツーデッキの強さの秘訣
ミュウツーデッキはミュウパックがでて、ぐっと強くなりました。
それは「幻の石板」の存在の存在です。(「ミュウ」の存在も当然大きいです)
「幻の石板」によってモンスターを引ける確率を各段に上がったように感じます。
そして、このデッキのカギとなるモンスターが「サーナイト」です。
早い段階で「サーナイト」を場に出せれば、ミュウツーが高火力の攻撃を毎ターン繰り出せるようになります。
そこで、何ターンで「サーナイト」に進化できるかを求めていきます!
2. 計算する使用デッキの構成
今回使うのは以下のデッキです。
トレーナーズは今回計算に関係ないです。(「ミュウ」を「シンボラー」への変更した場合は後に記述します)
3. 計算の前提条件
3ターンから7ターンでできる確率を求めることにしました。
手計算は条件分岐が多いため、プログラムを組みました。
条件:
カードの使用順序
「モンスターボール」→「博士の研究」→「幻の石板」の順番でカードを使用する(後ほど順番については解説)対戦相手の影響を排除
相手のカード効果(例:「レッドカード」)は受けないとする試行回数
プログラムで100,000回シミュレーションを行い、ターン数における確率を計測する
4. 計算結果
計算結果を以下のグラフに示します。
3ターンで41%、5ターンあると78%までに上昇します。
ただでさえ、コイントスの要素のないミュウツーデッキでここまで高いとは、強さの一端と言えるでしょう。
また「幻の石板」の有無による確率の差異についても計算してみましょう。
これによって、4~6ターンでは、進化確率が約8%程度向上していることが分かります。
この確率の上昇幅が他の2進化モンスターとの勝率を大きく分けていると考えられます。
5. ドロー要因としての「シンボラー」
一部のプレイヤーで「ミュウ」を「シンボラー」に変更している人もいることでしょう。
そこで、この変更が戦術にどのような影響を与えるかも計算してみます。
条件:
「ミュウ」を「シンボラー」に変更する
「シンボラー」が手札に加わった場合、必ずバトル場に出して効果を発動する
すると、以下のグラフとなりました。
「シンボラ」ーを1枚導入することで、5~10%程度進化確率が上がることが読み取れます。
どちらを選ぶかは考えどころですね。
6. カード使用順序の影響
先ほどの計算の条件は「モンスターボール」→「博士の研究」→「幻の石板」の順番で計算をしましたが、これがどれだけ影響するのか、調べることにしました。
条件:
「モンスターボール」・「博士の研究」・「幻の石板」の順番を入れ替えた6パターンをそれぞれ100,000回試行する
結果は以下のようになりました。
重なりすぎてよくわかりません。
そこで以下のように可視化してみました。
若干ではあるものの、0.3%~1.2%程度の差が出ました。
何を目的にするかで出し方は戦術として変えられますが、サーナイトに進化するという目的においては「モンスターボール → 博士の研究 → 幻の石板」が良いことがわかりました。
これは幻の石板の失敗した際に、トレーナーズのカードが一番最後となり、デッキ圧縮につながることが評価されたと思われます。
7. まとめ
「ミュウツーデッキ」はその安定性と火力の高さがプレイヤーに愛される理由です。中でも「幻の石板」がサーナイトの進化確率を向上させていることが分かりました。
また、「シンボラー」を入れるか、トレーナーズを出す順序をどうするかについて、確率を求めることができ、意思決定の助けになる示唆を得ることができました。
ミュウツーデッキの進化確率を計算するコードをpythonファイルを貼ったので、知りたい人がいたら購入してほしいです。
ただしコードはきれいではなく、間違っている可能性もあるため、その点ご注意お願いします。
今後も詳細なポケポケの計算を発信していきたいので、応援いただければ幸いです。
新しくポケポケを作っていくプログラミング学習という記事を書いたのでこちらもみてくださると幸いです。
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