アプリ開発を趣味でやって身に付いた力
はじめてJavaに触れてから7年。
Android Studioに触れてから4年。
JavaからKotlinに切り替えて2年。
とは言ってもあくまで趣味ですし、他にやりたいことも多くあったので実際に触れていた時間で言えばかなり短いと思います。
特にはじめてJavaに触れたときは本当に基礎的な文法に触れただけで、そこからAndroid Studioに触れるまではほとんど何もしていませんでした。
私がAndroidアプリを作ろうと思ったとき、最初に感じたのは「え、何をどうすればいいの?」でした。趣味として特にお金をかけるつもりもなく、検索すれば溢れてくる情報に私の頭は混乱してしまいました。
そこで、漠然とあった、何かを作ってみて技能をある程度つけたい、という考えは捨て、作るものを絞って制作に取り組むことにしました。具体的には単語帳アプリ(なんとなく複雑な動きもなさそうだし、作ってみるだけなら簡単そうだったから)です。
それからどんなか単語帳をなんとなく頭の中で考え、単語帳としての中心となる部分から作っていきました。
もちろん分からないことだらけでしたので、1つの機能のために多くのことを調べ、地道に少しずつ作ったのですが、今思えば、単語帳アプリを選んだのは正解だったように思います。
まず、機能が少なくても一応「単語帳アプリ」にはなるからです。そのため、早い段階から自分の考えていたもの実際にアプリとなってが動く喜びを感じられ、モチベーションを保てたように感じます。
また、SQLiteでのデータベースの処理について基礎を学ぶ最適な手段だと感じました。最初のアプリでデータベースについて勉強できたのは良かったですね。とはいえあまり得意ではないのですが。
あと、見た目にこだわらなくてよかったのもいいですね。アプリ自体が単純なものなので、あまり見た目に凝らずにシンプルにしても特に違和感なく、Javaの勉強に力を入れられました。
そうしてはじめて自分でアプリを作り、実際にきちんと動いたときの嬉しさたるや、あの気持ちはいつまでも忘れちゃいけないと思いますね。
アプリ開発をしてみて身に付いた力はいくつかあります。
特に私は技能がほぼ0の状態で完成形を(しかも独学で)目指そうとしたので、まあ大変でした。「こういう動きをさせたいから、こういう感じの処理をしたいけど……。あ、これかな?」みたいに地道に検索していき、やっとできたと思ったらエラーの山。ちゃんと理解せずにつかってたところはダメダメでした。そこはもう一度検索するしかありません。とにかく検索して自分の知りたい情報を手に入れる力が身に付きました。いや、身に付けざるを得ませんでした、というのが正しいでしょうか。この力はいつでも役に立ちますし、プログラミング力は検索力に比例すると本気で思っています。
ゴールまでの道筋を考える力も身につきましたね。というかプログラミングの本質ですね。作りたいもののイメージがあって、それを単純なものの組み合わせで作るというのは、これからの社会で必要になるだろう課題解決力につながるように感じます。
あとは精神力です。正直、たかが単語帳アプリであんなにコードを書くことになるとは思いませんでした(Kotlinにしたとき、コードが驚くほどスッキリして感動したのを覚えています)。あんなにNullPointerExceptionが出てくるとも思っていませんでした。地道な作業の連続、少しずつできていくアプリの姿にどうにかモチベーションを保ちながら頑張った記憶があります。その分できたときの喜びはひとしおでした。
ここしばらくアプリ開発には手をつけられていません。
これを書いていて、久々にやりたいなと思いました。
時間を作って取り組もうと思います。