「アイドル」に対してのこじらせ
ウオオオオ腹減った……！！現在マンジャロというダイエットお注射を打っているのでどうせうどん3本くらい食ったらもうイラネになるのにお腹は空くんですよね。
でもせっかく注射打ってるんだから食べないようにしたいよね。
さて私は18歳の頃たった3ヶ月だけ地下アイドルとして活動していました。それまでほんの少しだけメイドカフェでの勤務経験があっただけで地下アイドルの意味さえ全く分からず、曲が良いという理由だけでCY8ERを聴いたことがあるくらいの解像度で地下アイドルの世界に飛び込みました。
条件の悪い事務所ではなく、むしろ普段特典会で10枚もチェキを撮ることのない私でも普通のフリーターくらいのお給料が貰えていた程度には給料面では良い事務所でした。それなのに目黒鹿鳴館で暇すぎて特典会中に体育座りしていたのを5chでオタク*に叩かれて顔真っ赤にしてガチギレしてました。どんだけオタクのことが嫌いでも事務所にお金貰ってんだから立て！でもお前らが豚とかブスとか叩く方が悪いよな？
おじとピンチケくん（つまり全方位）と常に冷戦を繰り広げていた私ですが、活動期間中は色々あったせいでとにかく心が複雑骨折しており（割愛）"生きる"ということに精一杯の状況でした。アイドルとは何かを理解するどころかアンチからの悪口に耐えることもできるはずがありませんでした。
精神的な問題からレッスンもライブもまともにできず、レコーディングにも半日遅刻するカス野郎でした。アイドルなんかやってる場合じゃない時期にアイドルをやっていました。
当時病院に行く暇もお金もそもそも受診する発想もなかったため診断は受けていませんが、どう見てもうつ病でした。
そしてなんやかんや（割愛）あり、絶対に年明けになったら精神科に行って診断書貰って辞めるんだ…と息巻いていたのもつかの間、グループを解雇されることになり病院代も浮いてラッキー(^O^)な感じでアイドルを辞めました。（割愛）
そして私はアイドルを辞めた後にようやくアイドルというものに目覚めることになります。
地元横浜のタワーレコードで行われたクマリデパートのリリースイベントをたまたま見かけて、なんて良いグループなんだ…と思いました。その時はまだアイドルが好きというより曲が好きとかそういう感じのきっかけで現場に通うようになりました。
そのうちクマリデパートが見せてくれるステージが、感動が、私にアイドルという存在の素晴らしさを教えてくれたのです。
私のいたアイドルグループというのは、正直やる気のないというか寝たきりの老人を生きてるんだからみたいな理由でずっと延命させてるみたいなグループで、感動とか成長とかそういうのを見せるグループではありませんでした。ファンの方も特にそういう情熱みたいなものを求めていなかったように思います。曲もMVも衣装も何年もほぼずっと同じもので、ワンマンをやっても会場全体がおまいつみたいなグループでした。
そして今まで邦ロックで育ってきてアイドルのことを何も知らないで入った私がそんなグループでうまくやれるはずも3ヶ月弱でアイドルを理解できるわけもなく、私のアイカツは幕を下ろしました。
クマリデパートはこんなにもキラキラ汗をかいてこっちを見て頑張ってくれる！1曲1曲にちゃんと感情を込めて歌ってくれる！ダンスのフォーメーションも複雑で見てて退屈しない！衣装が可愛い！女の子可愛い！お金払って良かった……。
旧体制ラストと新体制お披露目を見届けたオタクはシャダーイクンで泣いてしまいました。
アイドルってこんなに素晴らしいんだ……。
自分がいたカスグループ*²とその界隈のことぐらいしかな〜んも分からんちんだった私が地下アイドルという存在を好きになれたのは紛うことなくクマリデパートのおかげです。サクライケンタにありがとう。全てのアイドルにありがとう
そして私は2021年冬、前述した曲だけなぜか知っているアイドルCY8ERの解散ライブに行くことになります。
１回も見たことないけど曲知ってるから楽しめるかな〜程度の気持ちで見に行きました。
その頃にはミスiDがあったりアイドルのスタッフをしていたりとアイドルへの解像度は昔よりかは高くなっていました。
（飽きてきた 文章を書くのが）
めっちゃデカい会場、武道館だけど音終わってんな〜と思わないくらい良い曲、すごい綺麗な終わり方も全部良いなって、うらやましいなって思いました。
号泣クソ長MCがないのもすごいなと思いました。この日からワンマンの度に爆長お気持ちMCするアイドルに対して解釈違いを起こしています。
エンドロールを見て、苺りなはむさんがまたアイドルグループを作ってオーディションをやることになったら絶対に応募するんだ！！と決意したのを覚えています。
そして数ヶ月後、本当に苺りなはむオーディションが開催されることになりました。
やる気満々マングローブの私は書類審査に応募して、続いて音源審査に入るあたりで気付きます。
あれ……？私がアイドルやっても許されるのかな………？
そう、私はたった3ヶ月弱アイドルをやっていたというタトゥーのせいで強くてニューゲームならぬ弱くてニューゲーム（ハンデあり）になっていたのです。
このオーディション以前にも別のアイドルグループに応募しなかったこともないのですが、前の事務所と仲のいい事務所に応募してしまった（解雇のくせに）などの理由で落ちていた（と思っていた）ため、そこまで危機感を持っていませんでした。
でもなぜか突然規模の大きいグループに応募するとなって急に気付いたのか、こんな業を背負った私がアイドルなんかなれないと縮こまってしまいました。アイドルになんかなる資格はないと思いました。顔も割れててどうせオタクにすぐ晒されたり前はどこどこにいたとか特定されて悪口書かれて誰にも許されないんだと何故かその時実感しました。
クマリデパートにもCY8ERにもなれないんだ…泣
その時私は悲しきモンスターへと進化を遂げました。
私がこんなに開き直って世間の悪口とか言いまくってるのはそういう自分への虚勢というかむしろ守りの体制になってるからなのかもしれません。
だってこうしてれば傷つかないから。許されないから何にもできないんじゃなくて変なことばっか言ってるから何にもしてないだけだも〜んとか言ってるだけです。キモ・オタクです。
そこから本当にキモイ間ず〜っとぼんやりアイドルやりたいな〜でも私みたいな野蛮人ができるわけないもんな〜だってTwitterで物申せなくなるのヤダし〜てかお金貰えないじゃ〜んてか私の顔と中身と人生と音楽の趣味が一致してないせいでコンセプト合ってるグループに入れるわけが無いよ〜んネチネチ……とかやってました。もうここ2年ほどアイドルになりたい！！（強い気持ち）とは思ってないんですがまあ薄ぼんやり未練が無いわけじゃないですよ。
あ〜あ、私が別の人格？アバター？になって皆がなんにも知らない状態になれたらいいのに……そしたら全部やり直してもう1回アイドルになるのに。VTuberとかなるしかないのかな〜。
こんなことをネチネチ何年もずっと思っていたんですが、私思ったんですけど役者になってアイドル役を演じればいいのではないかと思うんですよ。
殺し屋にはなれないけどベビわるに出れたら殺し屋の役できるし。アイドルにはなれないけどアイドル役を掴み取れば私という人間ではなくアイドル役としてもう一度アイドルになれるではないかと。齊藤なぎささんがイコラブ卒業したのにまたステージに立ってくれたように。あのちゃんがゆるめるモ！辞めたのにキラキラアイドルになってるように。私もアイドル解雇されてドルオタおじさんに媚びたようなことも言えない人間になっちゃった（元々言ってない）けど、役だったらアイドルになれるのかもしれない。
そのためにはまずコンプラに抵触しまくりのツイートをやめるべきなのかもしれない。
あのちゃんもキモイとか死ねとか言うよ、とかじゃなくて大麻栽培キットとかスラムのガキとか……。いやスラムのガキなんだけどぉ
*オタク…当時所属していたグループの自分以外のオタク。私は自分のファンの人に対してオタクとは呼ばず、応援してくれている方、地域の見守りの人と呼んでいる。
*²カスグループ…所属していたグループの当時の印象。現在の実状は知らない。