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岡潔研究会の課題「外国人の見た江戸文化」
幕末、明治の始に日本に訪れた外国人がみた江戸文化。
この国の豊かさ、飾りけのなさを賛美する。
子供達の愉しい笑顔、悲惨さがみられない。
この幸福な情景が今や終わりを迎えようとしている。
西洋人が重大な悪徳を持ち込もうとしている。
江戸文化はまさしく彼らのユートピアと見えたのではなかろうか。
岡潔に言わせれば、2つも3つも識の高いクラスの国柄だから当たり前なのだろう。
新しい教育を受けた日本人は過去を捨てている。彼らは過去の日本人とは別の人間、別のものになろうとしている。
先の大戦の敗戦も受け、その成れの果てが
現代を生きている我々という事。
挿絵も素晴らしい。忘れさった面影の書である。