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シンザン記念の調教傾向と考察について

中山金杯は、絞り方に間違いがあったように思います。もう少し明確な絞り方を検討する必要が有りそうです。

それでは、シンザン記念の過去5年の好走馬の調教傾向は次のとおりとなります。

①好走馬の調教本数は標準以上の馬が多く、本数が少ない馬は最終追い切りがW最速に該当していた。
②好走馬の調教タイプは併用調教の馬が15頭中7頭を占め、次いで坂路単一調教の馬が6頭、トラック調教の馬は2頭だった。
③好走した馬の最終追い切りは、トラックでも坂路でも良いが、上り1ハロン最速で無かった馬は近5走以内にレースで上がり3ハロン最速を出していた馬だった。

ということで、まず①の調教本数から見ていきましょう。

【調教本数標準以上】
テイエムリステット
ノボリショウリュウ
デルシエロ
ノーブルロジャー
タイキヴァンクール
アルトゥーム
ケーブパール
エコロブルーム
ウォーターリヒト
フェリーニ
ショーマンフリート
ナイトスラッガー
メイショウサチダケ

【調教本数標準未満】
タイセイレスポンス
ラーンザローブス(W最速)
ゼルトザーム(W最速)
バレルターン(W最速)
シトラール(W最速)

この時点で調教本数が標準未満で、最終追い切りがW最速でないタイセイレスポンスが脱落しました。

次に②の調教タイプですが、上の欄に調教タイプを加えると下のようになります。

【調教本数標準以上】
テイエムリステット《乗り込み坂路》
ノボリショウリュウ《標準併用》
デルシエロ《標準坂路》
ノーブルロジャー《標準併用》
タイキヴァンクール《標準併用》
アルトゥーム《標準併用坂路主体》
ケーブパール《標準併用》
エコロブルーム《標準併用》
ウォーターリヒト《標準坂路》
フェリーニ《乗り込み併用》
ショーマンフリート《乗り込み併用》
ナイトスラッガー《標準併用トラック主体》
メイショウサチダケ《標準併用》

【調教本数標準未満】
ラーンザローブス(W最速)《少なめ併用坂路主体》
ゼルトザーム(W最速)《少なめ併用》
バレルターン(W最速)《少なめ坂路》
シトラール(W最速)《少なめトラック》

となり、やはり併用調教の馬が多く12頭(タイセイレスポンスを入れれば13頭)、坂路単一調教の馬が4頭、トラック調教の馬が1頭となりました。

最後に③の最終追い切りが上がり1ハロン最速だったかどうかですが、これを更に上の欄に加えると

【調教本数標準以上】
テイエムリステット(W最速)《乗り込み坂路》
ノボリショウリュウ(上がり最速無し)《標準併用》
デルシエロ(W最速)《標準坂路》
ノーブルロジャー(W最速)《標準併用》
タイキヴァンクール(W最速)《標準併用》
アルトゥーム(W最速)《標準併用坂路主体》
ケーブパール(W最速)《標準併用》
エコロブルーム(W最速)《標準併用》
ウォーターリヒト(上がり1ハロン最速)《標準坂路》
フェリーニ(上がり1ハロン最速)《乗り込み併用》
ショーマンフリート(W最速)《乗り込み併用》
ナイトスラッガー(W最速)《標準併用トラック主体》
メイショウサチダケ(W最速)《標準併用》

【調教本数標準未満】
ラーンザローブス(W最速)《少なめ併用坂路主体》
ゼルトザーム(W最速)《少なめ併用》
バレルターン(W最速)《少なめ坂路》
シトラール(W最速)《少なめトラック》

となり、ノボリショウリュウが脱落しましたが、他の馬は残りました。
正直ここまで残ると思いませんでしたが、それだけ混戦というところでしょうか。

とはいえ、16頭も買うわけにはいかないので、もう少し絞ってみますが、いつも絞り込みに失敗しているので、読んで頂いた方は上記の馬からお好きな馬を選ばれてもいいと思います。

まず、テイエムリステットはダートでのW最速であり、芝での好走が無いので消します。次にデルシエロは新馬戦で勝って以来、好走はしているのですが全て0.3秒以上負けているので消しとします。バレルターンもデルシエロに新馬戦で負けているので消しとします。
タイキヴァンクールは朝日杯で0.6秒差の9着。朝日杯は差し馬が上位を占める流れの中で後方から脚を伸ばしての9着でしたので、力的には前目でレースして3着に入ったタガノエルピーダのほうが遥かに強いと考えているので、タイキヴァンクールを消します
ゼルトザームも函館2歳Sを勝って京王杯2歳S以降からダートに転戦しそこそこ好走していますが、京王杯2歳Sで惨敗していることもあり、距離に不安があるため消しとします。
その他、ラーンザローブス、アルトゥーム、ウォーターリヒト、ナイトスラッガーを消しとします。
正直、ナイトスラッガーは怖いのですが、騎手のモリスが去年から騎乗していて未だに1勝では、さすがに買いにくいです。

本命は、シトラールにします。
シトラールは、ホープフルSを制したレガレイラをアイビーSで負かしたダノンエアズロックが勝った新馬戦で3着。その新馬戦の2着馬はまだ勝ち上がっていませんが、4着馬はホープフルSで不利さえ無ければ2着もあったサンライズジパング。シトラールの兄弟にはルージュバックやポタジェなどの活躍馬がおり、血統的にも期待ができます。ここは、勝って春に繋げて欲しいところです。
対抗はショーマンフリートとします。
新馬戦で負かした馬たちはまだ勝てていませんが、その新馬戦では肩ムチ一発で抜け出して楽勝。ここでも。
あとはノーブルロジャー、ケーブパール、エコロバール、フェリーニ、メイショウサチダケ。

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