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「ひとりの想いを、人々の感動に変える―型破りな22世紀アートが続ける挑戦」

出版社ってどういうお仕事をしていると思いますか?
読まれるような出版物の企画立案? 編集制作業務?

私たち22世紀アートは、「作家様の書きたいこと、伝えたい想いを形にして、世の中に感動を生む仕事」をしています。

「ひとりの想いを、人々の感動に変える」という理念のもと、創業から11年目を迎えた今なお、挑戦と進化を続けている会社です。

そんな出版業界からは「型破り」とされている会社、22世紀アート。
この記事では22世紀アート代表・向田が創業時の想いと、出版業界における挑戦、そして未来のビジョンについて語り、熱くたぎる22世紀アートについてお伝えします。

株式会社22世紀アート 代表取締役社長
向田 翔一(むかいだ しょういち)
1982年生まれ。埼玉県出身。
2014年に22世紀アート株式会社を設立し、電子書籍や自費出版サービスを通じて、作家支援やブランディング事業を展開。
「一人の想いを人々の感動に変える」という理念のもと、これまでに6,000冊以上の書籍を出版し、特に自費出版分野で活躍。社会の中で挑戦を続ける企業や個人に焦点を当てた書籍シリーズ「百折不撓」プロジェクトを立ち上げる。


第一章 会社に根付く私たち最大の『特技』


私にとって一番といえる特技は『自分の思考をロジカルに組み立てること』です。
何事も計画を立て、行動し、結果から考察、そしてまた立ち向かう。創業から10年、その特技を生かし、これまで自分が直面した課題に対してどうすればより良い形にできるのか模索し続けてきました。今、ふと周りを見渡せば、それは社員のみんなにも受け継がれているように思います。

22世紀アートの社員にはなにより、トライ&エラーの精神が根付いていると感じます。自ら考え行動し、「まずは挑戦してみる」という信念や、「こうすると良くなると思うけどどうだろう」と意見を伝え合う力、その案を良いも悪いも決めつけず「まずはやってみよう」あるいは「MTGをして意見を募ろう」という行動力があります。

そこにはそれぞれの思いがあるようですが、皆共通して言えるのが「作家様の想いを形にして、世の中に感動を生むこと」を第一に考えていることです。
その想いがぶれないからこそ建前やプライドを無くし、まさに「むきだし」の考えで意見を語り合うので、良い作品が生み出せるのだと感じています。
「むきだし」になるおかげか、みんな自分らしく生きていて、生き方そのものが「それぞれらしい」と感じますね。

社員全体がそのような滾る想いで仕事をしているのは、やはり22世紀アートという会社そのものが、そして私自身が創業当時から変わらない『使命感』を持って歩み続けてきたからです。

脳内でロジカルに考察する向田


第二章 創業の背中を押したのは『使命感』

美術業界時の想い

私は22世紀アートを創業するにあたって、特別な計画を立てていたわけではありませんでした。むしろ、フィーリング、タイミング、そしてハプニングが重なり、自然とこの道を歩むことになったと、振り返れば思います。

最初のハプニングは、美術業界で役員を務めていたころ、業界の内情を深く知る中で、ある大学教授の言葉を聞いたときに起こりました。

『この業界を変えるのは業界外の人間だろう。ただ、外の人間はこの業界の実態を知らないから、変えようとは思わないだろう』

その一言で、私は美術業界の閉鎖性と課題に改めて気づかされたんです。自分にとってその気づきは大きなハプニングでした。

美術業界には独自の文化や伝統が根強く残っています。
例えば、多くの人に見てもらおうと美術館で展示をしてもらうためには、100号(130m×162cm)や200号(200cm×260cm)といった大作を制作しなければなりません。しかし、これは一般家庭には大きすぎますし、流通しづらい大きさです。
美術作家たちは展示されても売れるとは限らない、売れる保証のない作品を作り続けなければならないのです。
過酷な環境はこれだけではありません。美術年鑑に登録すると評価額が付くのですが、年鑑に載せるために費用がかかり、実際に高い評価がつくとは限りません。
一握りの作家しか成功できないこの業界に、何か新しい仕組みを作る必要があるのではないかと、そんな思いが私の中で膨らんでいきました。

もう一つのハプニングは、妻、海野の離職によって起こりました。彼女は『営業とは夢を売る仕事だ』とロマンを込めて臨んでいましたが、デザイン仏壇の販売に挑戦した時、自分の営業スタイルと合わずうまくいかないと辞めてしまったのです。
「営業とは単に商品を売るのではなく、お客様の喜びや期待に寄り添い『夢』を引き出すこと」。そう言っていた彼女が販売と営業の違いに気づき、辞めてしまったことは衝撃でした。
だからこそ海野がまた営業の仕事ができるように、『夢を売る仕事』を作るために、自分が動くべきだと強く感じたのです。

2016年、北海道にて


手探りの中で見えた『確信』

とはいっても、特に大きなビジョンがあったわけではありません。
ただ当時の私の目の前には、不思議なくらい色々な話が舞い込んできていたのです。

一つ目は、美術会社の後輩から日本の伝統工芸品を販売するビジネスの誘い
二つ目は、海外から音楽活動のオファー
三つ目は、音楽の相方からレコードや古本、カフェやバーを兼ねた事業の誘い

しかし、教授の言葉と『夢を売る仕事』を作るという使命感から、最終的に私は「22世紀アートを作る」ということを選びました。

創業当初はずっと手探りで、最初は展覧会の運営を始めました。前職のつながりもあって一定の受注はあったものの、これで会社が成長できるのかという不安は常に付きまとっていたように思います。創業から3~4か月は「このままで食べていけるのか」という気持ちで過ごしていましたが、運営をする中である転機が訪れたんです。

それはある作家から受けた依頼でした。

『展覧会なんかよりも僕の本を電子書籍にしてほしい』

正直、「これだ!」と思いました。電子書籍ならば、大きな作品を持つ画家でも写真の色をそのまま再現でき、なにより手軽に多くの人に作品を届けることができる、そう確信しました。
だからこそ、22世紀アートの基盤には電子書籍があるんです。

私にとって起業とは、「社会をこう変えたい!」という確固たる思いから始まったものではありません。教授の言葉、海野の気づき、そして作家から受けた依頼……多くのことに気づきを得て、後押しとなる「ハプニング」にフィーリングとタイミングが重なり、目の前の課題を一つひとつ解決する中で、自ずと道が拓けていったのです。
ただ、変わらない『使命感』だけは今なお存在し、それが『ひとりの想いを、人々の感動に変える』という理念になって、私は会社と社員のみんなと一緒に歩み続けています。

私の理念に共感をしてくれる仲間。
目の前の作家様に寄り添い、作家様の想いを形にし、またその想いを読んだ読者が勇気や希望を抱けるような書籍を作り、多くの感動が届けられる仕事。
これが22世紀アートです。

私はそんな仲間たちとこれからも、世の中に多くの感動が届けたいと思っていますし、ある意味それが他の出版社さんからも理想とされて、真似されるくらいの存在になりたいと思っています。
いずれは『日本一、世界一〇〇な出版社』として業界全体にパワーを注ぎたいですね。その〇〇がなんなのかはまだ模索中ですが、そこも社員みんなで考えていきます。

22世紀アートの仲間たち


第三章 22世紀アートからあなたへ

「『感動』を共に創り上げる仲間へ」

22世紀アートは、「ひとりの想いを、人々の感動に変える」を理念に、枠にとらわれない出版とクリエイティブな挑戦を続ける企業です。
その仕事は、常に作家様の一番近い所で感動を生み出すこと。感動から生まれた新しい価値観を世界に向けて発信すること。

現在、私たちはこの旅路を共に歩む仲間を募集しています。
自由な発想を持ち、自らの情熱やアイディアを形にしたい方を歓迎しています。
あなたの経験や生き方、そして「新しい価値を創りたい」という熱意を、私たちと共に未来へつなげましょう。

私たちとともに、未来を創る旅へ!


編集:森木


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