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プーケット〜スラターニ〜バンコク間の陸路での移動(2025年01月)

 ダイビング講習を終えて、プーケットから旅の歩を進めることにした。
色々考えた結果バンコクに向かうことにしたのだが、タイ滞在中に一度鉄道で長距離を移動してみたかったので、鉄道駅のあるスラターニを経由するルート取りにした。


プーケットからスラターニ

 プーケット(Phuket)からスラターニ(SuratThani)までの区間はバスで移動した。前回のハートヤイ〜プーケット間のバス移動と同じく、チケットは事前に12Goで予約した。

 プーケットのバスターミナル1から出発。パトン地区からはアクセスが悪いので、パトン地区のホテルからターミナルまではBoltでバイタクを拾った。

 バスは空いていたので、ザックを中に持ち込んで一人で2座席使うことができた。タイでこれまでに乗った長距離バスの中では一番綺麗だったと思う。

 出発後は途中ど田舎のちょっとしたサービスエリア(飲食店?)のようなところで一度休憩があり、乗車時間4.5時間ほどでスラターニのSurat Thani Town Phantip Travel Officeという停留所に到着した。

スラターニからバンコク

 バンコク行きの鉄道チケットはスラターニ到着の2日後の列車を予約したので、出発までスラターニに2泊滞在した。貧乏旅なのでドミトリーに泊まることが多いのだけど、ダイビング講習の疲れが溜まっていたのでスラターニでは個室のホテルを取った。久しぶりの完全プライベート空間が快適すぎてほとんどホテルに篭ってしまい、スラターニは全然観光できなかった笑。

 鉄道チケットは対国鉄の公式HPから予約した。利用するには事前にアカウント作成が必要。検索のやり方に少しクセがあって、地名ではなく駅名で入力しないと検索結果が出てこない。スラターニから鉄道でバンコクに向かう場合、バンコク側の終点はクルンテープアピワット(Krung Thep Aphiwat)という駅になる。
 できればエアコン付きの寝台席を取りたかったけど、空き全然無かったので、悪名高いエアコンなしの普通の座席を予約した。宿代を浮かせたかったので夜行の便にしたため、10時間以上座って寝ることが確定した。料金は座席のグレードによって異なっており、私の予約した一番安い席だと296THBだった。

 宿泊していたスラターニ市街地から鉄道駅までは、10km以上離れている。

プーケットからのバスが到着した停留所近くのバスターミナルから、鉄道駅行きの路線バスが出ているらしい。なので現地に行って路線バス会社のスタッフと思われる人に聞いたところ、18:00までの便しかないと言われた。
 仕方ないので、おとなしくBoltでバイタクを呼んで移動した。ちなみにBoltを使っていて時々行き先がうまく検索できないことがあって、何でだろうと思っていたけど原因がわかった。私はMillenVPNという日本のVPNサービスを契約しているのだけど、VPNに接続していると、現地のGPS情報をうまく取得できない場合がある模様。なので配車アプリなどGPS情報を利用する際は、事前にVPNを切っておいた方が良さそう。

 スラターニ鉄道駅はだいぶ古風な駅だった。

 22:50発の列車を予約していたが、ほぼ定刻通りに出発した。中の様子はこんな感じ。

HPの予約画面上だとさもリクライニングシートのような雰囲気を醸していたけど実際は全くそんなことは無く笑、リクライニング機能の無い二人掛けの90度の硬い座席が交互に向かい合うように設置されていた。せめてもの救いは隣の席に乗客がいなかったので、2座席分のスペースを使って壁にもたれるように座って少しだけ足を伸ばすことができたが、隣あって座っている人たちは本当に狭そうだった。

 エアコン無しの車両だったので暑いだろうと思っていたけど、車両の出入口のドアが全開で外から風が入ってくるので意外に寒く、そのせいで何度か目が覚めた。
 バンコクまでは10.5時間ほどの乗車時間で、途中何度かどこかの駅に停まっていたようだけど、ずっとうたた寝状態だったのであまり覚えていない。
 終点のクルンテープアピワット駅には、予定から30分ほど遅れて09:30頃に到着した。日が登ってからは車内の寒さも段々和らいでいたと思う。

 予想通りこの旅が始まってから一番しんどい移動となったが、チケットは安かったし、旅情?を多少味わえたような気もするので、良い経験だったと思うことにする笑。

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