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【プーケット#3】スクーバダイビングライセンス取得

 プーケットでスクーバダイビングのライセンスを取得したので、ここでは講習やダイビングエリアの話などを書いてみようと思う。
 ちなみに冒頭で超どうでもことわりをひとつ。日本語だと「スキューバダイビング」表記が多いけど、今回ライセンス講習を通してSCUBA(Self-Contained Underwater Breathing Apparatus)の綴りと意味を学んだ際に、「スクーバダイビング」の方がより正確だと感じたので、この記事では後者の表記とする。


ライセンスを取ろうと思った動機について

 まず、スクーバダイビングのライセンスを取ろうと考えた理由はざっくりこんな感じ。

  • これまでクライミングやスキーやスカイダイビングなどの野外での遊びをかじってきたけど、海でのアクティビティにはあまり手を出したことがなかったので、スクーバダイビング自体に以前から興味があった。

  • 旅先で海が綺麗な土地に行った際に、男1人だとビーチに行っても手持ち無沙汰なので、そういう土地で楽しめる選択肢を欲していた。

  • 以前にも書いたけど、観光名所をただ観て周るだけではすぐ飽きてしまうので、旅の間になるべく能動的な活動をたくさんしていきたい。

  • 他の野外活動もそうだけど一定のリスクがある行為だと思うので、どうせやるなら単発ではなく専門家から体系的に学んで理解を深めたい。

取得したライセンスについて

 はじめるまで知らなかったけど、スクーバダイビングはレベルに応じてライセンスの種類がたくさんあって、私は今回5日間かけてオープンウォーターとアドバンスという2つの資格を取得した。(加えてライセンス認定機関もたくさんあるけどそこは割愛。)

オープンウォーター講習

 実質的に一番入門のライセンスで、取得するとで18mまで潜ることが可能になる。オープンウォーターの講習の流れはこんな感じだった。

  • 講習前:事前に配布されたデジタル教材で予習。意外とボリュームがあって数日かかった。

  • 1日目:午前は座学と筆記テスト。座学は教材の中からポイントを絞って解説という感じで、テストは予習をしていれば特に問題はなかった。午後はプール実習で機材の使い方と水中でのスキル(耳抜きやマスクの水抜き、レギュレータが口から外れた時の対処など)習得を行なった。

  • 2日目:船でプーケット近隣エリアまで行き、午前と午後1回ずつダイビングした。各ダイブごとに課題があって、プール実習で習得したスキルを海中でも確認した。ただ課題はそこまで多くないので、終わった後の余った時間はファンダイブさせてもらえた。

  • 3日目:2日目とほぼ同じ流れ。

アドバンス講習

 元々申し込んでいたのはオープンウォーターまでだったけど、アドバンスまで持っていた方が選択肢が広がりそうだと考え(単純にもっと潜りたいと思ったというのもあるけど)、オープンウォーター完了後に連続で申込んだ。
 アドバンスは取得すると30mまで潜ることができるようになる。講習は2日間で、オープンウォーターと比べると勉強感は薄く、より実践的なファンダイブに近かったと思う。講習の流れは以下の通り。

  • 1日目:船でプーケット近隣エリアまで行ってダイビング。オープンウォーターの時とは異なるエリアで、回数も1日に3ダイブに増えた。

  • 2日目:1日目と流れは同じだけど違うエリアへ。講習自体は2ダイブ目まで完了だったので、最後の3ダイブ目はファンダイブとして潜った。

 ちなみに今回は日本人スタッフのダイビングショップに申し込んだ。より安い英語のみのショップにしようか少し迷ったけど、安全に関わることなので教わった内容をきちん100%理解したかった。
 身バレを避けるため申し込んだショップの名前は出さないけど、担当してくれたインストラクターさんがとても素晴らしく、丁寧にわかりやすく教えていただいた。5日間通じて苦しい思いをすることなく、楽しく快適に潜ることができた。

今回行ったダイビングエリアについて

シャロン港

 全日この港からの出航だった。ホテルから港までは無料で送迎してもらえた。(というか、無料送迎の範囲内にホテルを取るようにしていた。)

 プーケット周辺にはダイビングできるエリアがたくさんあるらしく、今回は以下のエリアで潜る機会があった。
※写真はインストラクターさんが撮ってくれたものです。

ラチャヤイ島周辺

 シャロン港から片道1.5時間ほど。島にはホテルがるので滞在もできるらしい。

 いくつかのエリアで潜ったけど、アドバンス講習で沈没船を見ることができた時が特に楽しかった。(魚礁にするためにいくつか船を意図的に沈めているらしい)

ラチャノイ島周辺

 ラチャヤイ島のさらに南に位置している。カタカナだと「ラチャヤイ」と「ラチャノイ」で一文字違いなので、講習中はどっちがどっちかよくこんがらがっていた。

 ラチャノイ島ならではというのはあまり思いつかないが、海洋生物の種類がラチャヤイ島より豊富だったような気がする。

ピピ島周辺

 今回行った中では一番遠くて、シャロン港から片道2.5時間ほどかかった。

 サメやイカ、ウミガメなど、たくさんの海洋生物を見ることができたので、個人的に一番印象に残っているエリア。

ライセンス取得を終えて

 これまでに、山登りなどの趣味を通して絶景をたくさん目にしてきた。そのせいか、最近は美しい自然を観ても心を動かされることが相対的に減ってきているように感じていた。
 今回のダイビング講習を通じて、地上とは趣の異なる海中の絶景をたくさん目にして、久しぶりに美しい自然にときめきを感じることができた。自分が完全に不感症になってしまったわけではないことがわかって、少し安心もした笑。ただ、潜っている時に間近でたくさんの海洋生物を見ていて思ったのだけど、今後は水族館に行っても物足りなく感じてしまうのだろうな、という気はする…笑。
 これから想定している旅のルート上にはどんなダイビングエリアがあるのか、日本に帰ったらどこで潜れるのか、講習後からちょこちょこ調べるようになった。新しいことにチャレンジしたおかげで、世界を見る視点が少し広がったと思う。折角ライセンスを取ったので、今後の旅でも機会があればどんどんファンダイブしていきたいと思う。

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