19 辞めた先生になにを言われても
SNSで教員論を発信している教員が実はすでに退職しているとわかると「あーあ」と思ってしまう。
たしかに続けられないくらいの辛い思いをした人だからこそ退職に至り、わざわざネットで教員論を書きもするのだろう。自然なことだ。
しかし、なにを書かれてもあなたはもう当事者ではない、もうここから出たのではないかと思ってしまう。
辞めた先生に励まされてもなんとも思わない。10年担任やったとか言われても、でも辞めたんだろと思ってしまう。管理職の辛さを知らないうちに。
私はこうやって人を責めてしまうから、同様に自分のことも責めてしまうのだろう。自分で自分の首を絞める思考回路だ。
それはわかっているが、今も教員を続けながら悩みもがいている人に私は学びたい。辞めた人に教師の皆さんの辛さわかるよとか言われても何も響かない。